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2. Insidermodell 2023 ~ DB BR 181.2 / Ep.IV (39583) [Maerklin-Lok]

驚きました...。
今年のH0インサイダーモデルの第2弾はDBのBR 181.2形電気機関車が告知されました。以下がメルクリンの公式ページによる告知です。

2. Clubmodell 2023

この電気機関車は2電源仕様で、主にフランスやルクセンブルクへと結ぶ列車に牽引され、フランスやルクセンブルクの国境駅とドイツのケルン、フランクフルト、ストゥッツガルトなどを結んで国際列車の先頭に立っていました。私が住んでいたカールスルーエでもこの機関車は103.1形に混じって国際列車EuroCityや夜行列車の牽引機として良く見かけたものです。

この機関車のデビューは1970年代だったか、鉄道ファン誌で初めて見て以来、ドイツとは異なる架線の低いフランスに合わせて低い全高により、ボディ片側のみのパノラミックウィンドウが特徴的であることがこの機関車特有の魅力となり、メルクリンからのリリースはないものかと心待ちにしていた1つでした。

可動式パンタグラフがついていてモデルとしても中々魅力的ですが、それにも増して驚いたのは、この機関車のリリースに合わせて告知されたFD Mozartセットです。これは1987年仕様ということで、DB、SNCF、ÖBBと経由地全ての車両が混成されて如何にも国際列車という趣きです。FDなのでIC/EC料金が徴収されないお手軽な列車です。それでも食堂車が連結されていて、そのモデルがDBの新設計のARmh 217(1等/食堂合造車)というのも驚きました。これは赤裾TEEカラーですが、以前は食堂部分が紫赤色、座席部分がコバルトブルーのKakadu塗装だった車両で、24cm鉄板モデルで、またモドキながら27cmモデルでもKakadu塗装の217形がリリースされています。モデルも室内装備の色を意識的に変えてあるようで凝った作りになっています。ÖBBの区分室車モデルもユーロペン塗装と当時最新だったオレンジ/ダークグレーの塗装の両方が用意されているのはそそられます。

YouTubeのメルクリンチャンネルでも早速このモデルの特集が組まれた動画が配信されています。
Zweites Clubmodell 2023 / Märklin Spur H0 / Elektrolokomotive Baureihe 181.2

余談ながら、私もこのMozartの思い出があります。私が大学生時代の1989年、この列車はFDではなく、EC Mozartに昇格されていて、客車は全てオレンジ/ダークグレー塗装のÖBB所属の車両でした。牽引機はもちろんBR181.2形。まだクルマがなかった最初のゼメスター時代のある日、大学へ行く時カールスルーエ中央駅でいつも乗る列車に乗り遅れてしまいました。Karlsruhe Hbf - Stuttgart Hbfは、幹線ながら今のようにS-Bahnとして頻繁にトラムの車両が走っているわけではなく、普通列車かEilzugで大学のあるPforzheimまで通っていました。乗り遅れてしまったので授業に間に合わないと焦っていたところにやってきたのがパリ発ウィーン行きのEC Mozartで、思わず乗り込んでしまいました。PforzheimはKarlsruhe Hbfの次の駅です。そこまで約40Km程度だったと記憶しています。当時のÖBBのEC向け客車はほぼ区分室車で、ゆったり旅行するわけでもないのでドア近くに立っていると、すぐにやってきたのは車掌さん。当然EC券を持ち合わせていないので、しっかりDM 8,-を徴収されてしまいました。結構イタい出費でしたが、授業には何とか間に合いました...。これがクルマを購入するキッカケの1つになったことは確かです。

[追記]
客車セットの告知に伴い、Ep.IV時代DBのBm 234及びARmh 217(28,2cm)モデルをまとめページに加え更新しました。

[EDIT] 2023-06-01
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自律型スマートバス停システム [まちづくり]

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かねてから私が長年研究していた自律型スマートバス停の記事をようやく配信できることになり、先ほどnoteにて配信いたしました。

昭和の時代からほとんど変わることのないバス停は、今後益々少子高齢化が進む中、公共交通の脆弱な地方の「移動」は深刻な状況になりつつあります。
そこで既存の移動インフラであるバスに着目し、その結節点であるバス停を「最も身近な移動の玄関口」と位置づけ、ITと連携した運行情報を表示するスマートバス停のデザインを提案しました。しかしながら設備費用や維持費用などが高額にならざるを得ないことから、それを解決する手段を含めての自律型スマートバス停がその答えになります。具体的には、少々長い記事ではありますが、ご興味をお持ちの方は以下アドレスをご覧ください。

自律型スマートバスストップシステム|note

ご感想などいただけましたらありがたいです。
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Sommer Neuheiten 2023 [Maerklin-Allgemein]

メルクリンから夏の新製品が発表されました。
以下は公式ページへのリンクです。

Sommer Neuheiten 2023

今年は春の新製品がいつになく充実していたので、夏は一息入れている感じがします。
H0で気になるモデルは、表紙を飾っている38形(P8)から改造された78.10形でしょうか。テンダーが極端に短い(しかも2軸)独特の仕様です。
他に、ベルギーのEC90 Vaubanのセットと単品客車モデルでしょうか。なぜかクシェットも告知されています。車体/台車が同じEurofima B11だからかも知れません。いずれも28,2cmモデル。(残念ながらEC90 Vaubanで組成された食堂車はありません..)

Sggrs 80形連接コンテナ貨車も興味深いモデルです。派手な彩色の積載コンテナは、どこかで見たことがあると思ったら、100円ショップで最近売られているコンテナ小物入れシリーズで見かけたもの。

Gbkl 238有蓋貨車は、ごく普通の形状ですが、広告主がLOEWE.なのが興味深いです。LOEWE.の製品は日本では輸入されていませんが、特にテレビ受像器はデザインで有名で、私も1時期ドイツで所有していました。1980年代は、有名なフロッグデザインによってデザインされていた時期もあります。(元々はWEGA社からLOEWE.になったのかも知れません)

今回の新製品は少数アイテムですし、派手なモデルはありません(英国のフライングスコッツマンは別として)が、なかなかピリリと効いた山椒のようなモデルが多くそそられますね。

[EDIT] 2023-05-11
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Ostern 2023 [アナウンスメント]

FO2023b.jpg

今日は、キリスト教の降誕節イースターのハイライト「Ostersonntag」です。

我が家も集合住宅の小さな玄関に、節目ごとに飾り付けをしています。今年も小さい空間にOsternhase(イースターのウサギ)とタマゴあしらいました。シュタイフのウサギやリンツのチョコウサギのぬいぐるみ、そしてメルクリンモデルはお約束ですw

Frohe Ostern!
タグ:Lindt Steiff Ostern
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伝説の鉄道模型 メルクリンの魅力 [Maerklin-Allgemein]

00_Titellb.jpg

本日午後に私が会員のぐんま日独協会で定例の「オンライン・ドイツサロン」が行われ、メルクリンをテーマに表題のタイトルで30分ほどの持ち時間でプレゼンをおこないました。

内容は以下の通りです。

1. 私とメルクリン
私が初めて親から買ってもらったメルクリンH0のスタートセットから中学生時代の工作クラブで初めて作ったレイアウトとそれを使って文化祭で走らせた思い出、ドイツのメルクリンミュージアムに毎年のように行っていたドイツ滞在時代と帰国後も数回家族で出かけたゲッピンゲンの思い出、メルクリンコーディネータ時代の活動など。

2. メルクリンの歴史
メルクリン創業時から様々な金属製玩具の紹介、鉄道模型の参入など黎明期のメルクリンの歩み。

3. メルクリン鉄道模型
1番から0番、00/H0ゲージ、ゼンマイ駆動から蒸気駆動と商用電圧時代、20V制御への実用化、00/H0ゲージ、Zゲージの発売、破綻と再生、デジタル化の変遷と波乱の道を歩む同社について。
(デジタルの説明では、動画も使ってデジタルで可能な各種ギミックについて説明)

4. メルクリンH0
多くのメルクリンプロダクトから「H0の楽しみ方」について、「コレクション」「レイアウト製作レイアウト製作」について。ストラクチャなど分業化が進んでいるドイツの鉄道模型業界の話も織り交ぜつつ説明。

最後に私が最も素晴らしいレイアウトと感じているドイツの模型クラブ「Modelbahn Altburg」のシーナリーやレイアウトを通してH0スケールでのリアリティの追求の素晴らしさを説明して終了しました。

駆け足だったプレゼンで、話す相手は鉄道模型ファンではないので、極力マニアックな話を避けて解説したつもりでしたが、どうだったのか...。
このプレゼンを纏めながら、メルクリンは鉄道模型を始めて以来、少しづつではありますが、1番スケールから0番スケール、00/H0、Zへと小スケール化に挑む姿勢と共にシステム鉄道模型のリファレンスメーカーとして、各スケールの国際規格化と商用電源(110V-250V)の時代から大人の目に耐えられる模型として、技術は進化しても今に至るまでブレずに変わらぬ目標を目指し、それが鉄道模型メーカーとしての確固たるたる地位を確立した礎であったことを再確認できたことは、メルクリンらしさだということを改めて認識できたこととなりました。

これからもこの会社とこの会社の元で生産される鉄道模型は変わらない安心をもたらすでしょう。

1つ残念だったのは、オンラインで行われたプレゼンの途中で動画を3本使う予定でしたが、最初の1本は初めてメルクリンデジタルとしてファンクション機能を使ったドームカー の動く給仕は共有できたのですが、残りの2本は初めてのデジタルサウンド機関車(37083)と蒸気機関車(03 .10形)が音声を共有できなかったことでした。
以下共有3つの動画をYouTubeにアップしました。

Märklin H0 4999 | WGm Trans-Europ PANORAMA "Reisebüro-Mittelthurgau"

Märklin 37803 | BR V200.0 mit Soundfunktion

Märklin 37915 | 03 1001 mit Soundfunktion
タグ:YouTube
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Testfahrt 01.10 (39760) [Maerklin-Allgemein]

既にこのブログでも紹介した今年のインサイダーモデルの原型ボイラの01.10形モデル(39760)ですが、開発も佳境に入っているようで、Facebookのメルクリン公式アカウントではテスト走行の様子がアップされています。

Testfahrt 01.10 / Facebook

ボイラが臙脂色なのは、この部分が新しく設計したパーツだからかも知れません。この色は悪くないですね。車輪の朱赤色との相性が悪いので、車輪が黒だとそそられます。
もちろんリリースは黒色ボディに朱赤色の下廻りがお約束です。発売が楽しみですね。
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NEW: MESSAGE WAGONS BY MÄRKLIN X VINCENT VAN GOGH [Maerklin-Guterwagen]

メルクリンから次のメッセージ貨車の詳細が発表になりました。

NEW: MESSAGE WAGONS BY MÄRKLIN X VINCENT VAN GOGH

今回のモデルは、何と100年前の画家、ゴッホです。モデルの色合いが美しいブルーとイエローの組み合わせで少しウクライナの国旗も意識しているのかもと...。
彼の作品がモチーフになると、選択肢の幅が広がりますね。カンディンスキーやクレー、シュレンマーなども今後は候補に挙がりそうです。
予約開始は以下...。

starting March 10th, 2023 – 4 p.m. (16:00h CET)

日本時間は、3月11日、午前0時。朝型の私にはちょっと辛いです。
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39968 LNER Class A3 "Flying Scotsman" / Ep.VI [Maerklin-Lok]

ここ数年、メルクリンH0モデルでドイツ以外の蒸気機関車をサプライズで予告なしで告知していて、昨年はチェコのアルバトロスがそれでした。
メッセの新製品告知でその興奮も冷めやらない2月末に現れたのは、なんと英国の誇るLNERの名機Class A3 "Flying Scotsman"でした。以下、YouTubeのメルクリンチャンネルで、先ほどこのサプライズなニュースを確認したところです。

Flying Scotsman

さて、今回この機関車が選ばれた理由は、CLass A3 "Flying Scotsman"が登場して100周年の記念年だからということのようです。ただ、英国の鉄道は、ドーバー海峡の海底トンネルができるまで、大陸とは分離していることもあって独特です。第3軌条で電化されていたりしますし、かつてパリからロンドンまで直通していたCIWL寝台車(Typ.F)による"Night Ferry"も全長の短い特殊な車体の車両でした。
今回、模型化される仕様は、ヨークの鉄道博物館で保存されている現在の姿(テンダー部分への通路とデフレクタが装着された1963年の仕様)とのことです。

動画では、この機関車に牽引される客車にCIWLの木造車両を連結させていましたが、これは実車の世界ではなかったでしょう。この辺り、ちょっと苦しい部分なのかもしれませんが、メルクリンの英国総代理店が気を遣って3線式の英国型客車をリリースするかも知れませんね。

[参考サイト]
Der legendäre "Flying Scotsman" feiert 100-jähriges Jubiläum und erobert die Modellbahnwelt! / メルクリン公式ウエブサイト
Dampflokomotive Class A3 "Flying Scotsman" / メルクリン公式ウエブサイト

[EDIT] 2023-03-01
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Messege Wagons 2023 [Maerklin-Guterwagen]

メルクリンから不定期にリリースしている、バスキアやキース・ヘリングなど現代アーティストをリスペクトした1番ゲージとH0の有蓋貨車モデルシリーズがあり、当ブログでも紹介していますが、先ほど専用公式ページで近々に新しいモデルが発表、リリースされる動画が以下で配信されています。

Messege Wagons 2023

動画では、美術館の展示室に見立てた場所に歴代のモデルが各展示室の室内に置かれている様子が順番に映し出され、最後の部屋には白いカバーに覆われて隠されたように見えるモデル..に見立てた様子が出てきます。
次のアーティストは誰なのかも興味のあるところですが、個人的にはバンクシーか、布で建築を包むクリストあたりが面白いと思っています。

キース・ヘリングなどは、自身のメッセージを落書きから芸術にまで昇華させたアーティストですが、鉄道車両がグラフィティという名の下、多くが芸術作品とは程遠い醜悪な落書きが横行しているのも事実。その端境が見えにくいのは、現代社会を映す鏡のようでもあるのではと思ったりします。

さて、次の作品は何か? 楽しみに待つことにしましょう。
タグ:Message Wagons
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Märklin TV Folge 122 [Maerklin-Allgemein]

先週末に終了した国際玩具見本市ですが、メッセの動画や画像はここ数日で増えてきました。メルクリングループは、メルクリンTVで自社のプロダクトと共にストラクチャメーカーの新製品を以下紹介しています。

Märklin TV Folge 122

今回のメッセは出展社が少なかったことから、紹介されるアイテムも多くはありませんが、興味深いモデルも多く今後が楽しみになってきたメーカーもあります。
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