SSブログ

続・Systemsへの道のり [Maerklin-Zubehoer]

 昨日書き忘れたことがあるので、今日も続けてSystems(デジタル化)への簡単な移行方法への指南を書きたいと思う。アナログからSystems化へ必要なモノは、コントローラー(ここではMobile Station)、接続ボックス、そして動力車のデジタルデコーダーと記した。そして今アナログで使用しているトランスはそのまま流用出来るとも書いた。アナログトランスと言っても、メルクリンでは時代により様々な種類を製造/リリースしてきた。容量の小さいモノは10VAから、大きいモノだと現行の32VAがある。デジタル用では、6000という50VA仕様があるが、これはデジタル専用だから省く。MSでは基本的にどのトランスでも動作はすると思うが、10VAでは制御出来る機関車の数(または室内照明を多く持つ客車等)に不安が残るだろう。しかし、大抵沢山の機関車やアクセサリ類を持っている人は、それなりの容量のあるトランスを持っていることと思う。
  昨日書き忘れたが、メルクリンを走らせる時もう1つ不可欠なものがある。それは、線路であるのだが、昨日のブログ画像では、接続ボックス付きCレールだったので、K式やM式について触れなかった。アナログを古くからやっている人は特にM式レールを使っていることが多いので、M式は使えない?と思われたかも知れない。メルクリンは、もう生産を終了したM式レールでもちゃんとSystemsは使える...が、Systemsの場合、デジタル信号が敏感に反応すると聞いているので、K式やCレールの方が確実であるらしい。ただ、しっかりとレールメンテナンスをしていればM式でも問題なく動く。(Systemsは架線システムが不向きというのもこのあたりに原因があるようだ)
 で、トランスとレール、Mobile Stationを繋ぐ接続ボックスであるが、M式/K式レールでも2つの方法を選択出来る。1つは、昨日画像で紹介した接続ボックス付きCレール(24088)を使う方法。これは、断面の違う2つのレールを繋げるアダプタレール(M式は24951、K式は24922)をCレールとM式/K式レールの間に噛ませれば良い。しかし、この接続ボックス付きCレールは、長さが188,3mmなので、171,7mmの直線レール(24172)の2本にして360mmにする必要がある。(M式やK式レールは1本の長さが180mmのため)
 2つめの方法は、これが王道であると思うが、接続ボックス(60115)を用意してM式レールの赤/茶線と接続ボックスの赤/茶線とをプラグ/ソケットを使って繋げれば良い。どちらの方法でも問題ないが見た目が良いのは接続ボックスを使うことだろう。ついでに述べれば、この接続ボックスは2台めのMobile Stationを子機として使えるよう2つ端子が付いている。
 昨日と今日のブログ記事を読んでM式やK式レールとトランスを無駄にしないでアナログからSystemsにステップアップする方法を説明したが、これでアナログ派のメルクリンファンが多少なりとも安心出来たのなら嬉しく思う。


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 2

tgv-pse

最近Mレールを処分してCレールを買い揃えました。ネットの方々で見るデジタルに興味が湧いてきたためそれらに倣ってCレールを買いましたが今まで使っていたポイント類も全部交換しなくては行けないことを知り拡張に躊躇しています。ここを読んでMレールのままでもデジタル化が可能だと知りましたが時既に遅しです。車両のデジタル化は、手持ちの交流機関車が10台ほどなのでモバイルステーションで済みそうですが、どのデコーダーがどの機種に対応するのか、ライトだけのデコーダ(5000円くらい?)とMFXデコーダ(20000円くらい?)のどちらがいいのか、手持ちの機関車に対応する「音」があるのか等…わからないところが結構あります。
by tgv-pse (2006-09-23 02:40) 

Akira

コメントありがとうございます。
メルクリンは日本での情報が少ないために誤解や理解不足があることが少なくないようです。私の記事が少しでもユーザーの皆さんのお役に立てれば嬉しいです。
さて、MレールとCレールですが、処分されたのは残念と思いますが、最近のsystemsでは、信号が複雑化したため?か、Mレールや架線集電では、集電不良が起こり易いという弱点があります。Cレールは導通も良いので私もMレールを持っていますが、ほとんど使っていません。
デコーダーの種類に関しては、ファンクションなしのデジタルデコーダーが安いですが、mfxデコーダーもサウンド無し(ファンクション付き)とサウンド付きの2種類あり、それは自分の懐と機関車に相談ですね。
私の場合は、蒸気機関車とディーゼル機関車にはサウンド付き、小さくてスピーカーの載らない蒸気機関車やディーゼル機関車、そして電気機関車にはサウンドなしにしています。
サウンドについては、ESU社がサウンド付きmfxデコーダーを各種リリースしていますので、それの商品構成を見れば、「音」の種類はわかります。
by Akira (2006-09-23 10:01) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0