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42990 DB WRmh 131 / Ep.IV [Maerklin-Reisezugwagen]

調子に乗って、テーブルランプ取付け改造客車の第3弾である。これは、あの発売前から品薄であった「TEE Rheingold '68」セットの42990に同梱されている瘤付き食堂車WRmh131である。メルクリンからリリースされているこの形式のモデルは唯一なので貴重なのであるが、やはり折角室内照明が最初から奢られているモデルなのであるから、テーブルランプを付けたかった。

この実車は、1962年にF-Zug「Rheingold」がGruppe53や戦前のSchuerzenwagen(食堂車)で組成された編成から、このために新製された客車で組成され、DBの新しい時代への幕開けの象徴的な存在であったうちの1両である。もちろん、その目玉はドームカーであるのだが、そのドームカーのバー部分の供食を支えるこの瘤付き食堂車は、併結されるDuisburg以南ではドームカーのバー側と厨房側とがペアを組んで組成されていた。この2両は両車共26.4mであるが、後の「TEE Helvetia」などでは、ドームカーの代わりにバー車(ARDümh105など)となり、食堂車も平屋のWRümh132など両車は、27.5m車となる。しかし、F-ZugからTEEに変った「Rheingold」は、車輌や編成はそのままで塗装のみTEEカラーとなった。その当時を再現したモデルがこのセットである。TEEは、IC/ECが登場した後も、1等専用列車というだけでなく、食堂車の他に必ずバーのサービスがあるというのが、その最優等列車の証であった。(もちろん食堂車のサービスも格上であったと思うが..)
全長が26.4mから27.5mになった理由は、なるべく多くの乗客に座席を提供すべく131形は厨房部分を2階建てとしたことで定員の確保ができた。平屋に変った時には全長を伸ばし、同様に食堂定員を最大限にした配慮であろう。(食堂車の座席は1+2なので、多少の車体幅の縮小は許容範囲だろう)
とは言え、この瘤付き食堂車の食堂部分は、モデルで見てもその広さには驚く。故にテーブルランプも多く必要なのである。

このモデルは全長27センチなので、もちろんショートスケールなのであるが、他のAvmやApmなどの座席車モデルに比べると窓の大きさやバランスがおかしいのに気付く。これは「らしさ」を表現する大切な部分なのであるが、窓の角Rの大きさと縦横バランスなど、塗装やレタリングなどが優れている分、尚更に惜しい。それは、車内のテーブルランプを窓を通して見るとランプの傘しか見えない処にも表れている。

もっとも、今後は282mmの新しいスケールに移行するのであれば、このモデルもこれ1度きり(TRIXではF-Zug用モデルあり)の可能性も高く、そうであれば新しいスケールのモデルに期待をかけたい。...というか、新しくなるなら、最初からこのテーブルランプを付けてリリースしてもらいたいものである。

今回のモデルもフィギュアなしであるが、こうして見るとやはりお客さんがいないと何だか淋しい。


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