MHI: Maerklin Haendler Initiative [Maerklin-Allgemein]
今回は少し古い話になるが、MHI(Maerklin Haendler Initiative)について触れてみたい。MHIは、1990年にドイツのメルクリン取扱い販売店の中でも特に販売やアフターサービスに対して熱心な所を中心に発足した販売店組織である。MHI販売店が中心になって企画したハイエンドなモデルをメルクリンが1回限りの限定生産でリリースしたもので、取扱いもMHI販売店が行う。発足した最初のMHIモデルは、ちょっと的外れなモデルであったような気がするが、だんだんと我々ユーザー好みのモデルがリリースされ、あの話題となった全金属製のE03形やリリース前から品薄であったTEE Rheingold '68 / Helvetia '68などのモデルもMHI製品である。もちろんインサイダーモデルもMHI製品の1部となっており、既にカタログモデル以上に欲しいアイテムの多いラインナップとなっている。
さて、上の画像は、そのMHIが発足して5周年を記念して1994年に発刊された記念本である。これには、それまでリリースされた全てのMHIモデルのパンフレットがそのまま本に掲載されているのである。よって標準小売価格も印刷されている。
記念本と同時にリリースされた記念貨車が上の画像のモデルである。これは記念本の表紙と同じグラフィックで中々洒落たデザインである。しかし、である。その後1999年には、MHI10周年、2004年には15周年を迎えたが、このような本も記念モデルもリリースされた気配はない。特に記念本はMHI製品の歴史を見るための資料としても価値は高い様に思うのであるのだが...。
他に、MHI販売店総会のようなものがあるのだが、その際にリリースされる特別なモデルもある。これは販売店1軒につき2台しかリリースされないモデルで、今年はBR61形のEp.IIIaバージョン(黒塗装)である。これらモデルは生産台数が極端に少ないのでレアモデルとして高値で取引きされているようである。
これからも、我々ユーザーにとって魅力的なMHIモデル群をリリースして欲しいと願わずにはいられないが、人気モデルは事前に品薄...なんてことのないような供給体制は確保して欲しい。
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