D-50 / SONY [オーディオ]
今日は1日家の大掃除をしていた。不要になっている電気製品や部品を入れた箱を久しぶりに開けてみたら、画像の懐かしいCDプレーヤーが出て来た。これは、私が1986年だったか大学生時代原宿のオーディオ店でアルバイトをしていた時、新発売となったプレーヤーで、当時は世界最初のポータブルCDプレーヤーであった。当時はCD自体も普及途中でまだまだレコードが主流の時代。CDを生産する設備のある工場も世界中でも数える程であったように記憶している。そんな中、CD普及の担い手の1つとなったのがこのプレーヤーであったと思う。標準小売価格は5万円を切り、ソニーも赤字覚悟でテレビCMも松田聖子を起用するなど、メーカーとしても随分気合いの入れたモデルであったと記憶している。また、別付けの電源アダプターもプレーヤーに合わせたデザインであった。他にバッテリー駆動で外に持ち歩けるケースも別売され私も購入したのだが、かなりの大きさと重さ、バッテリーも大きい割にはすぐに無くなるなど実用性+機動性は皆無に近く、閉口したのを記憶している。ただ、もちろんCDであるからウオークマンのカセットテープより音質は遥かに良く、頭出しなど機能も多彩で、別の意味では大変満足したモデルであった。
もちろん私にとっても最初のCDプレーヤーで私がドイツへ渡った時(1988年)も持っていった。その後、ドイツで家庭を持ってからこのCDプレーヤーも不要になり、箱にしまっていたのである。
で、今日久しぶりにこのプレーヤーを見つけたので早速CDをセットしてプレイしてみたのだが....、CDは回転したものの、何故かレーザーが音を拾うことが出来ずすぐに止まってしまう。何度試してもダメで、やはり20年近く経った製品は壊れてしまうものかと落胆してしまった。
20年と言えば確かに長い年月であるが、外観はこんなに綺麗なのに機能しなければゴミになってしまう。デザインが好きだったモデルなので尚更に悔しい思いが募る。修理も製造終了後6年以内は保証されるが、それ以後は対象外であろう。
ここで、ちょっと考えてみると、自動車など機械主体の製品は20年程度経ったモデルでも充分使用に耐えられると思うが、こと電気製品となるとそうはゆかないのが残念である。同じ電気を使った鉄道模型のメルクリンはと言えば、20年程度経ったモデルでも充分に使用に耐えうるのである。オーディオの世界でもメルクリンのような設計思想を持ったメーカーが国内にないのはとても残念である。....そんな日本の鉄道模型メーカーもないかもしれないが。
はじめまして。グーグルの検索でたどり着きました。
D-50、私も持っています。ちょっと調子が悪かったのですが、
何とか復活させました。
ピックアップは寿命があるパーツなので、ここがダメだとどうしようもないですが、
古いCDPの多くが、ピックアップの移動レール、もしくは移動ギアの固着で動かなくなっている場合が多いです。
そのあたりの固まった油を除去したり、クリーニングしたりすると、
動くようになる場合もあります。
それでは。
by よっち (2007-05-21 11:52)
よっちさま、助言いただき感謝です。私も何とか復活させたいので試してみます。ありがとうございました。
by Akira (2007-05-21 17:53)
以下に動作するD50の映像記録があるのを見つけました。
http://www.youtube.com/watch?v=ShoDKfzUcYc
初代、2代と持っていましたが、共に動作しなくなってしまいました。
専用のアンプとすぴーカーはまだ使っています。
by atakada (2008-03-10 21:43)