42990 DB ADüm101 / Ep.IV [Maerklin-Reisezugwagen]
お約束の"TEE Rheingold '68"セット(42990)のドームカーである。これは、大変なモデルセットであった。と言うのも、それまでマニア好みのモデルが多かったMHIプログラムから、2001年、全金属製でリニューアルされたE03、別の"TEE Helvetia '68"セット(42991)など極めてメジャーな製品と共にリリースされたからである。しかも、前代未聞なことに、いつもはMHIパンフレットで発表され、リリースという順番であるが、その時ばかりは、一回前のパンフレット(MHIパンフレットは年6回定期発行)に先行発表するということを行った。そこで私を含め?ファンは大きく盛り上がり、販売店では予約だけで売切れ続出..ということで、かなりの品薄となったこれら製品である。(MHI製品は通常製品と違い、生産数があらかじめ決められている。)
私は、事前発表後にすぐ発注を掛けたため購入出来たが、その後知人のためにもう一度発注しようとしたら既に売り切れていた。(もちろんリリース前である)
さて、このモデルは27センチのモデルのため、基本的には前に紹介したMittelthurgau仕様と同じであるが、すぐにわかる外観上の違いは、中央ドーム部分が狭窓である。そしてドーム下には"RHEINGOLD"の文字が入っている。"TEE Rheingold"専用車の証である。ドームの上部枠には実車同様銀色に塗装され、雰囲気も一段と良くなった。
セットには、新規開発の瘤付き食堂車WRüm131が入っていたり、もう一つのセットには、同じく新規開発のバー/個室合造車ARDüm105が入っているなど、MHIらしくない商品構成とその人気車種から話題となったものである。更には、室内照明が標準装備で3輛セットのドイツ標準小売価格がEUR100,-強と割安感も手伝った。リリース後のオークション市場では、プレミアム価格となった。
今年は、1962年仕様の青/クリーム塗装仕様、1971年頃のTEE塗装(TEE Rheinpfeil)仕様の2種が同時にメルクリン/TRIXから新しい282mmでリリースされる予定である。どちらも狭窓である。今度は、一部限定製品もあるがMHIではなく、通常製品である。どれほど進化しているのか、今から楽しみである。
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