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4367 SBB Apm Typ.EC / Ep.V [Maerklin-Reisezugwagen]

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▲ 手ブレーキ側

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▲ 非手ブレーキ側

SBB Typ.EC1等パノラマ客車に続いて、同じSBB EC客車セット(4367)Typ.ECの1等車Apmです。このセットの同形式は最初にリリースされたモデルとなりますが、その後同シリーズ他形式同様単品(4368)としてリリースされています。私は基本的にドイツモデルを収集していますが、ドイツでも良く見られかつスイスらしい簡素でモダンな外観塗装とインテリアデザインのため、どうしても欲しかったモデルです。フランス(SNCF)のコラーユ客車塗装も似ていますが、そちらはやや芸術的?曖昧さがあるように感じられ、SBB Typ.ECのきっちりとした塗装のコントラストに私は魅力を感じています。

[実車について]
この客車は、1989年から95年に掛けて69両SIG社にて製造されました。これは開放室であるApmで、スイス独特のインテリアレイアウトとして全て向かい合わせの座席配置です。興味深いのは、DBを始め他の欧州諸国では、開放室は一方向向き座席が多いのですが、SBBはこの向かい合わせ座席です。やはり観光立国の所以であるのでしょうか。このApmは、パノラマ客車と同様スイスから他のヨーロッパへのEC列車に組成され、ドイツ、オーストリア、フランス、イタリアへと結んでいます。もちろんドイツへの列車も多くあり、例えばZürich HB - Lindau - München Hbfの風光明美なAllgäu路線のEC列車にも数往復が走っています。BR218形がリリースされている現在、スイス側のRe4/4 IIと合わせてこの編成も全てメルクリンモデルで組成可能となります。これらのEC列車の編成表編成表は最下段をご参照ください。

[モデルについて]
このモデルは初めてメルクリンからSBB Typ.EC客車セット(4367)としてリリースされたモデルのうちの1両ですが、パノラマ1等車が2両入っているためか、この1等車は1両のみです。その後単品モデルが4368として1995年から2009年までの15年間リリースされましたが、2010年に1年限定で発売された43670セットの1両で、このカラーリングの同形客車は生産が完了しています。つまり、車体番号で言えば異なる番号は3種類のみリリースされたということになります。

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画像は、非手ブレーキ側妻部側面です。2等車のBpmとは窓上の黄色帯と等級表記が違う程度です。

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画像は手ブレーキ側の車端部側面です。ドアの赤色は、RAL3000(Feuerrot)とされていますので、実際にRAL K5色票のFeuerrotと比較してみました。モデルのドア色は若干暗い印象ですが、気になるほどの色差はありませんでした。

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表記類です。車体番号は、「Apm 61 85 10-90 236-3」です。最高制限速度は200Km/h、航送表記、多電源使用は他のTyp.EC客車と同様です。ゴッタルドベーストンネルの走行ももちろん可能です。
REV表記は、1993年5月17日です。

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車体妻部正面です。これも4367セットの他のTyp.EC客車同様、貫通扉がダークグレー塗装のままなので残念です。尾灯の位置などが正しく表現されているのに残念です。

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ちょっと立派に見える位置から撮影してみました。この客車のプロポーションと塗装が好きなので色々試しています。

*当記事は、画像を全て新しく入れ替え、本文も大幅に加筆、修正しています。

[EDIT] 2019-08-17

参考サイト:Zugbildung EC191/193/195/197
タグ:SBB Ep.V Typ.EC
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コメント 4

seidoh

SBBの塗装は、ECもEWⅣもIC2000も、どれをとっても素敵ですね。もう6年ほど前ですが、スイスパスで10日間乗り回して一発でスイスに惚れ込み、メルクリンでもスイス物はエッポクⅤまでウェルカムです。(もちろん、グリーンに旧ロゴにも飛びついてますが。)ECについては、既に4367セットは手に入らず、1等車は単品でパノラマ、開放室、区分室と揃っているのに、2等車は4369が1両しかなく、残念ながら少々アンバランスな編成です。エバグリで出物があれば・・・。
by seidoh (2007-05-16 22:57) 

Akira

スイスはハマりますが、一生懸命自省しています。今の処機関車2両で何とか抑えていますが、いつまで歯止めが効くか分からない状態です。私も1等車は、UIC-Z1のEurofima区分室車を持っています。何時だったかヤフオクで4367が出た様な...。また、いずれエキスポートモデルで出るかも知れませんね。
そう言えば、最近エバグリはメルクリンが多い様な...気がしません?
by Akira (2007-05-16 23:20) 

300B

おはようございます

エバーグリーン、年に3~4回ほど立ち寄りますが、たしかにメルクリン関係は意外と出物(価格はそれ相応しますが)が有りますね。

BR53K(復水式テンダー)、OeBB1141(オレンジカラー)、BR03(DRGワーグナーデフ)もエバグリで入手する事が出来ました。結構助かっています。

4367セット良いですよね!ヤフオクで出てましたが、食堂車以外はすでに持っているのでお財布と相談してどうにか見送りました。

食堂車だけ単品で欲しいのですがカラーが似ているメルクリンのカタログの単品物(42171)はすでに無く、なかなか上手く行かないものです。

IRのBistro CafeもIRを一式揃えようと思っているうちに製造打ち切りになり、最近なんだか後手後手にまわっています(^^ゞ
by 300B (2007-05-17 09:02) 

Akira

最近エバグリにメルクリンが多いのは、集めている人にとっては良いのですが、それだけメルクリンをやめている人も多くなったのかな?と少し淋しい思いも頭をよぎります。

食堂車は、Typ ECに合うものはスタートセットの食堂車です。もしかしたらセットをバラして売る店ならあるかもです。

IRはUIC-Xベースですから282mm客車のリリースを待つのが良いかと..。
by Akira (2007-05-17 11:35) 

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