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4687 SBB Shimms / Ep.V [Maerklin-Guterwagen]

今回もスイスSBBの貨車を紹介したい。私が1988年夏の終わりにドイツへ留学した時最初に滞在した街は、あの童話の音楽隊で有名な北ドイツのBremenであった。ここのドイツ語学校で1年程ドイツ語だけを勉強したのであるが、私の様な怠け者はドイツ語が一向に上達せず、しょっちゅうBremen Hbfへ遊びに行っていた。ドイツの駅は御存じの様に改札等ないので散歩コースの目的地にはもってこいである。そのBremen Hbfのホームでボーッとしていると、旅客列車が行き交う中しばしば貨物列車の通過も見ることができた。その中でも印象に残っっているのが、今日紹介するロール鉄板貨車を連結した輸送列車であった。この列車はいわゆる専用貨物列車であり、このタイプの貨車のみズラズラと数十両を従えて通過してゆくのである。
貨物となるロール鉄板は、主に自動車ボディに使用されることから、おそらくBremenにはメルセデスのCクラスの生産拠点があったためか、ルール地方とBremenを結んでいたのであろう。

さて、モデルの方はドイツの車輌ではなく、スイスSBB(4687)である。例によって形状はドイツのそれと変わりはないのだが、この綺麗なエメラルドグリーンには、本当にタメイキものである。残念ながらこのSBBのモデルの実車は眼にしたことがないが、ドイツでは前途のようにDBの赤茶色の姿を良く眺めていた記憶が残っている。
メルクリンからこのモデルが1991年にKKKカプラーでリリースされた時、この色に惹かれて買ってしまった訳である。

このモデルは、実車同様3段式引戸でスライド開閉が可能である。またそこにはロール鉄板を模したアルミニウムのロールが大小3つ納められている。

余談になるが、Bremen Hbfで一人この貨物列車を眺めていると、このモデルと同じ3段式引戸の車輌と同じ引戸を4枚使用した4段式引戸の車輌の2種が混結して組成されているのを発見した。もちろん私は実車の様な組成ができる程この貨車を持っている訳ではなく、4枚引戸のロール鉄板貨車もないのだが、4枚引戸タイプと3枚引戸タイプの2種を組み合わせた6両貨車セットなんかがあったら欲しくなるであろう。そう考えるとメルクリンもまだまだ商品戦略の余地が残っている様に思うのである。


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300B

最近、ヨーロッパの色彩が美しい貨車の魅力に取り付かれまして、色々と集めようかと考えているのですが、この形式(テレスコピック)の貨車は今現在メルクリンからは出ていない様で残念です。この形式の新製品を期待しています(^^)
by 300B (2007-12-24 16:57) 

Akira

そうですね。私もこのモデルは好きなのですが、ちょっとお高いのであまり揃えられなかったです。出来ればちょっと長めの4分割タイプのテレスコープ貨車と一緒にセット売りして欲しいと思う今日この頃...です。
by Akira (2007-12-24 17:17) 

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