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43951 DB BDüms 273 (黒裾タルキスカラー)/ Ep.IV [Maerklin-Reisezugwagen]

2等区分室/荷物合造客車BDüms 273(43951)である。昨年リリースが始まった全長282mmのUIC-X客車の1つで2年目の今年は同形式の黒裾タルキスカラーがリリースされたことは既にこのブログでも紹介した。そしてこの塗装の最後に届いたのがBDüms 273である。私がドイツへ渡った1988年は、ようやく当時の新塗装が少しずつ増えて来た時でInterRegioも路線が少なく、私の居たBremenにもまだあの白地に青2色の元UIC-X客車はまだいなかったのである。つまりIR路線から外れた場所では、昔ながらのタルキスカラーのD-ZugやEilzugがごく普通に走っていたのである。流石に黒裾のタルキスカラーの実物にはお目にかかったことがないが、赤いTEN(Trans Europ Nacht)のUIC-U形寝台車なども居て当然この半室荷物車もごく普通に見られたのである。

ところで、UIC-X客車は、1985年からのDBのCI変更で次々にIR化のリニューアルを受けた。詳しく述べるならば、Aüm203 -> Aim260、Büm234 -> Bim263、ABüm -> ARkimbz262の3形式が最初改造の対象となった。その後、ドイツ統一によるDBとDR統合に絡みDR製客車のIR化や制御客車、自転車用区画付きの増備などが行われた。そのうち自転車区画を設けたIR客車は、何故かBimの個室2区画を自転車用にリニューアルしたものになった。その時、何故BDüms 273を種車にIR化しなかったのだろうかと不思議に思ったものである...が、その時私は既にPFAを去ったあとであったので本当の処はわからない。その後、このBDümsがDB Autozug塗装に塗り替えられたのを憶えている。

さて、モデルであるが、他の黒裾タルキスカラーのAmやBmなどと塗装、印刷の水準は同じである。床下機器まで細かな印刷を施しているのは、他の同シリーズ客車同様非常に好ましい。ドイツでは既に新製品の218形もリリースされたそうで、やはり最も良く似合う組み合わせは、この機関車かもしれない。一方で先日紹介した003形蒸気機関車に牽引させても良さそうである。とにかく色々な機関車と組み合わすことができる汎用性の高い客車故にレイアウトでも楽しみである。心配なのは、今後リリースされるTRIXモデルが昨年のモデルのように車輌番号迄全く同じモデルであるなどとはなって欲しくない。(メルクリンにはこの問題を指摘したので大丈夫とは思うが...)


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