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帰国とトラブル [ビジネス]

今日の昼頃自宅に到着し、私より土産を待つ家族の期待を裏切らなかったようでちょっと安心。
さて、今回のドイツ出張は、旅行会社ではなく初めて航空券をLHのネット予約で行い、電子チケットで往復の便を利用した。行きの成田空港に到着する迄チケットの現物がないのはちょっと不安でもあったが、チェックインカウンターでは、パスポートを提示するだけですぐに照会が可能なシステムであり、今後はこれが普通の時代になるのだと実感。昨日の帰りは、ミュンヘン行きの飛行機が13時過ぎにNuernbergを出発するのだが、やはり大事を取って10時前にはホテルを出発、数分で空港に到着。Nuernbergはコンパクトな街なので中心街と空港は目と鼻の先ほどの場所にある。

まず、TAX Refundの書類を税関に持ってゆきスタンプを押してもらう。その後LHのカウンターにゆき航空券の発券をしてもらうためにパスポートを提示。荷物も問題なく行きの711便の座席の酷さを訴え、帰りはジャンプシート前の廊下側という最良の座席を確保。そして発券されたチケットを手にして「Tchuss...」と言いかけチケットの印刷に目をやると自分でない名前が印刷されている。....すぐに係に訴え確認してみると...なんと私のミスで出発日が「3/10」になっているではないか。オンライン予約で私が2月と3月を間違えたのである。今迄余裕で手続きを踏んでいた作業が根底から覆されたのである。最初は係の人もまさか1月先の予約とは思わなかったのであろう...。荷物は呼び戻され、とにかくチケットの予約変更をしなくてはならない。そこに昨日迄メッセで一緒だったS氏が後ろで手を振っている。自分はそれどころではない状況である。すぐ別の窓口へ行かされ変更の申し出を行う。チケットが安価設定なため別途EUR100,-必要と言われるが、ここでゴネるわけには行かない。とにかく今日中に成田行きの座席の確保が先決である。しかも予定したミュンヘン経由の予約は満席。フランクフルト経由なら若干座席はあるとのことで、もうAirbusが良いなどという贅沢なことは言っていられない。しかもFrankfurt行きの便はじきに出発である。すぐに発券カウンターに戻り、座席をみてもらう。56D-56Gだけは....勘弁!と思っていたら意外にも43Bという前方壁という座席が残っていてこれをゲット!胸を撫で下ろす。とにかくNuernbergから成田迄の座席を出発直前に確保できた上に43列のシートである。奇跡的だと思った。それ以上に今の今迄自分の予約ミスに気づかなかった自分が恥ずかしい。

S氏は出発ロビーで待っててくれ、事情を話すと「それじゃあと1ヶ月ドイツ滞在が出来るね!」と悠長なことを言われる。本音を言えばそれは嬉しいが、私には家族があるのでそんなことをした日には自宅の表札の名前が変わっている可能性大である..orz。結局、S君と同じマシンでFrankfurtへと旅立つ。たまたま私の横が空いていたので彼を隣に呼び寄せ、小1時間の空の旅を2人で楽しむ。私の乗る成田行きLH710便は乗り継ぎ時間が実にタイトで、Frankfurt到着15分後には710便の搭乗開始時刻である。Frankfurt空港をご存知の方なら理解できると思うが、あの巨大な空港の国内線ゲート「A」から国際線ゲート「B」まで走らなければならない。もう汗ダクダクである。まだ案内がしっかりしているから良いが、初めての人は不安にかられるだろう。無事搭乗開始前にゲートに到着、しかし人が溢れんばかりである。ほどなくエコノミークラスのオーバーブッキングのアナウンスが流れる。それによれば、北京経由のLH便に振り替えれば、現金化も可能なEUR600,-相当の旅行券をくれるのだそうな。但し成田到着は18時過ぎとのこと。自分はEUR100,-払ったのを取り返せることと、オーバーブッキング原因の一つが自分のミスではないか?ということがあったので、本気で振り替えを考えたが、家族に電話したら「ヤメロ!」と一蹴され、結局機上の人となる。

43B席は窓側でも通路側でもなく真ん中なのだが、それでも文句は無い。何よりリクライニングできるし前は壁である。すると私より若干若いご夫婦が座席の前で「あれ?」という顔をしている。私はすかさず「席を移りますよ、廊下側でよければ♪」と言うと、丁寧にお礼をされ思いもよらず43C席となったのである。
このご夫婦はローマ6日間旅行の帰りとかでHISの格安パッケージで6万円弱で往復ホテル付きだそうである。(私はその1,5倍払って往復航空券のみである...orz)
ご夫婦とはすぐに仲良くなり色々と旅の話で盛り上がる。マシンは無事飛び立ちしばらくするとミールサービスである。LHの好きな点の一つにミールサービス前に食前のドリンクサービスの種類が豊富なことである。ご夫婦はSekt(スパークリングワイン)、私はいつものカンパリ・オレンジである。このサービスはビジネスクラスも同じらしい。ミールサービスはこんどは最後である。しかし、幸運なことにエコノミークラスのメインディッシュが無くなってしまい、我々以下10名程度はビジネスクラスのお魚のメインディッシュが陶器のお皿で届けられたのである。量も多く、味も良かった。食後酒もコニャックとベイリースから選べるのも他の航空会社のエコノミークラスには中々ないと思う。

食後は映画も見ず、すぐに寝るつもりだったが隣のご夫婦が北の空にオーロラを発見。私も見せてもらう。生まれて初めてオーロラを目の当たりにする。次々にカーテンのような白い光が夜空に輝き変化するのは感動的なほど美しい。短い夜が空け到着30分前にぎりぎりの朝食を取る。成田には定刻に到着。アクシデント続きの旅行ではあったが、このブログを読んでいる人は是非同じ過ちを起こさないで欲しい...というか、こんなアホをするのは私ぐらいであろう。とにかく無事に帰れて良かった。表札の名前も変わってなかったし...(^^;

そんな訳で、今日は模型関係はお休み。


タグ:Lufthansa Reise
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コメント 7

kuma

お疲れ様でした。帰国時のトラブルは嫌ですよね…。
私も昨夏シャルル・ド・ゴール空港から帰国の際、出発ロビーがいきなり閉鎖されて
困り果てました。理由もわからず、兵隊に抗議しても埒があくはずもなく、20分も経った
ころ突然!構内にとどろく爆発音!!持ち主不明の荷物を爆破処理したのだと思いますが、
怖かった…。今回オンライン予約でなければ間違わなかったかもしれませんし、eチケット
でなければ確認もできたでしょうけど、とにかく無事に帰国できてよかったです。
それにしても、S氏の台詞がいかにもで可笑しいですが、Akiraさん本人はそれどころ
ではなかったでしょうね(^^;

kuma@それにしてもオーロラとは。うらやましい!
by kuma (2008-02-12 00:13) 

LZB

ども。会場をうろうろしてたSです。メッセでは大変お世話になりました。
無事帰国できたようで何よりです。
お勧めいただいたレープクーヘンは明日食べる予定です。

俺も同日の関空便で帰国だったのでニュルンベルク空港のカウンターにいったところ
「あ、Akiraさんがいる」と気がついたのですが何やら大慌ての様子。
とりあえず声だけかけて、自分のチェックインを済ませつつ成り行きを見守っていたのですが、
説明を受けるまでそんな事態になっていたとは思いもしませんでした。
俺もできれば1ヶ月追加滞在したいですけど、やったら会社の椅子がなくなってるでしょう。
家でも部屋がなくなってるかもorz

今回は不幸中の幸いといいますか、結果として発券時に滞在期間1ヶ月以上となっていたため
エコノミーの運賃ランクが最上級(Bクラス:マイルが150%加算)になっていたかと思います。
このため100ユーロの追加で出発後の日程変更ができているんですね。
これ以下の運賃、例えば記事にある若い夫婦の運賃程度だと、日程変更は出発前のみ等の制限があったり全く受け入れられなかったりします。
曜日が1日間違いで、これより安い運賃ランクのチケットだったら、と考えると。。。。

ではでは。
by LZB (2008-02-12 01:30) 

きっかいくん

お帰りなさい!最後のドタバタはオマケとして、オーロラ!見れて良かったですねー。もちろんホンモノですよねー。スバラシイ!表札の名前も変わってなくてヨカッタ!
by きっかいくん (2008-02-12 07:29) 

kids

今回の旅行は、メモリーの事といい、帰りの飛行機の事といい、結構スリリングな旅行でしたね。
by kids (2008-02-12 07:39) 

Akira

レスありがとうございます。

最後迄ドジってばかりの出張ですが、これも今後の糧となると前向きに考えています。
それにしても、あれほどのドジをしても何とかなるものですね〜。単に運が良かったのでしょうね〜。
by Akira (2008-02-12 09:01) 

rabijin

Akiraさん、お疲れさまでした。私も昨年末帰路のフライトトラブルに遭遇したので心中お察しします。それにしてもFraportで乗り継ぎが15分とはずいぶんリスキーな選択をされましたね。あそこはいちばん奥のゲートからターミナルビルまで20分はかかります。では。
by rabijin (2008-02-12 15:15) 

Akira

rabijinさん、今回は確かにフライトトラブルですが、私自身がその原因ですので、仕方ありません。それにフランクフルト乗り継ぎが間に合わなければ、当日には帰れなかったでしょう。
フランクフルト空港では、スカイライナーに乗って移動しました。いつもの地下通路でなかったのでちょっと不安になり途中の案内で聞いたところ「まだ出発迄1時間あるから大丈夫」との返事。B747だから搭乗に時間が掛かることを見越して早めの搭乗時間の設定だったのかも知れません。逆に国際線から国内便の乗り継ぎの場合は、間に合わなかったかも?
ようやく出発ゲートに到着して並んだ時は汗びっしょり...。
by Akira (2008-02-12 18:17) 

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