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T23423 DB ADümh 101 / Ep.IV [Maerklin-Reisezugwagen]

昨年の新製品である新しい62系列客車の最後の2両が29010スタートセットと共に届いたのですが、それはTRIXのTEE客車のうちドームカー(T23423)と食堂車(T23424)です。先日紹介したUIC-X客車もTRIXモデルであったので、メルクリンと同形式の場合TRIXのリリースが遅くなる傾向にあるのかも知れません。

さて、この2形式はメルクリンからはセットで出ていますが、これは一般的に中々入手が難しかったようで、メルクリンでは早くから生産完了状態になっていました。(久しぶりのDBのTEEセットなので人気モデルになるというのは容易に想像がつき、なぜ増産しないのかという疑問は湧きますが、以前の42990/42991セット同様、いつものことです)

しかし、今回はメルクリンモデルを入手できなかった場合、TRIXモデルを入手すれば良いということになります。違いと言えば、区分室車に丸屋根があったりするのですが、これは逆にバリエーションがメルクリンより多いということです。メルクリンと同じ切妻屋根のモデルはTRIXでは尾灯付きでありますが、これは外す事も可能です。そうなると違いは車体番号と車体裏に貼付しているTRIXシールのみになります。

そんな意味でも今回紹介する2つの形式であるドームカーと食堂車は、意味のあるモデルといえましょう。(ただ、私のようにTEEセットを購入した上でこの2つのモデルを手に入れると言うのは、編成を組んだ時ダブつくのは確かです。(それが、番号違いであったにしても...)


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▲ 手前が区分室側

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▲ 手前がバー側

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このドームカーは、全体で3両製造された狭窓仕様のうちの最後の車両で車体番号が003です。これは、メルクリンから以前「TEE Rheingold '68」セット(42990)としてリリースされた27cmモデルと同じ車体番号ですが、今回のモデルとは時期に3年程度の違いがあるので若干仕様にも違いがあると思われます。それは、車体横ドーム窓下部分に「RHEINGOLD」の金色文字の有無です。今回のモデルは1971年仕様のためボディサイドは何も印刷されていません。これは1971年には、既に「TEE Rheingold」の他、「TEE Rheinpfeil」が運用されており、ドームカーについても両列車が共通運用であったためでしょう。

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当時はもちろん、後に製造された2両の広窓仕様もこれら運用に就いていました。よってTRIXモデルはメルクリンのセットとは違う広窓仕様でリリースされていればと密かに期待していたのは私だけでしょうか? 後に同じ黒裾TEE色で広窓仕様のリリースを期待したいです。

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サボにはTEE Rheinpfeilの他、始発駅のDortmundからTEE Rheingoldと合流するDuisburg、再びTEE Rheingoldと別れるMeinzを経由してFrankfurt(M)、Stuttgart、そして終着駅のMünchenが記されています。

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DBマークとその下のUIC表記の「61 80 81 - 80 003-4」、形式表記「ADümh101」が記されています。

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RICラスターは、ドイツの他、スイス、オーストリア、オランダの入線許可が表記されています。
各種印刷表記は、精細で好感が持てます。
また、所属はミュンヘン・パージング駅と表記されています。

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REV表記は、1971年6月9日です。検査はミュンヘンの工場(Neuaubing?)のようです。

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台車(MD33)には、片持式の車軸発電機が備わっています。

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ADümhの中央ドーム部分です。28,2cmモデルでは27cmモデルとは異なり、ガラスドームの中央に設えられている梁部分がシルバーに塗装されています。流石にガラスの枠には塗装が施されていませんが、これでも十分にリアリティを感じます。実際はガラス窓に反射材が入りオレンジ色っぽく見えるのですが、流石にそこまでの再現は難しかったようです。室内設備は、おそらく青色(もしくは赤色?)モケットのシートが並んでいるのでしょうが、ここではベージュのままです。良く見える部分なので写真を見ながら加筆するのも良いかも知れません。

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貫通路の正面です。貫通ドアは実車に同様紫赤色に塗装されています。車体の左側腰部分には、塗装の素材などの表記が印刷されていますが、肉眼では判別できません。マクロで撮影して拡大すると文字が浮かび上がってきます。27cmモデルではこうした文字列の再現などあり得ませんでした。

[EDIT] 2020-09-28
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