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DAISAKU OOZU PHOTOGRAPHS [Photo]

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このSpielkisteブログにしては、ちょっと不釣り合い?な写真家の紹介である。実は今回紹介するOozu氏は、Spielkiste愛読?者であり、かつPwMのメンバーでもあります。何度か行われた運転会にも参加され、ヨーロッパ鉄道とメルクリンをこよなく愛する方でもある。彼は本業のグラフィックデザインの仕事をされている傍ら写真家でもある。

実は私も東京の美大に通っている時、自由な授業履修制度を利用して写真の授業を取ったが、その時写真は私に向いていないことを悟ったのである。

Oozu氏は、昨年のメルクリンビデオでも上信電鉄の撮影の際にも取材班の最後の打ち上げパーティにもみえ、心から鉄道模型を楽しんでいるお一人である。その彼が、メルクリンビデオ取材チームのカメラマンS氏と意気投合し、途中紆余曲折はあったが、S氏の居るベルリンのギャラリーで先日から彼自身の個展を開くことができた。その(準備も含めて)オープニングに彼はベルリンへ行き、(鉄もしつつ...)彼のフィールドワークである自然の風景を彼自身の感性で切り取った作品を彼のウェブ「DAISAKU OOZU PHOTOGRAPHS」でも公開を始めたのである。

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彼の作品は幻想的でどこか寂しげな自然をモチーフにしている作品も多いが、画像でもわかるように彼がベルリンで切り取ったモチーフは、建物や街の風景人々の様子など、少し違う視点となっているのがわかる。おそらく彼が感じたドイツの印象がそうさせたのかも知れない。彼の作品から何を感じるかは見る側に委ねられている。とにかく一度このサイトにアクセスし、彼の作品を眺めてみることをお薦めする。

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参考サイト:「DAISAKU OOZU PHOTOGRAPHS」
http://www.oozu.info
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BOAC VC10

Oozuさんのサイト、拝見させていただきました。

低く垂れこめた雲の遠い先から差し込む光、
丘の上から見下ろす街並、
曇天の砂浜の先に広がる大海原・・・。
自分の琴線に触れるモチーフが多く、旅心がくすぐられて来ますね。
(逃避願望見え見えですね。)
車のミラーに映りこんだ写真など、特に雲の表情が豊かですね。

以前に行った旅先や音楽が浮かんできて、
なかなか物想いに耽りたくなる写真たちでした。
写真集か額装して部屋に置いておきたいです。
by BOAC VC10 (2008-05-18 21:06) 

Akira

私が初めてOozuさんの写真を見せてもらった時、彼の独特な感性に刺激を受けました。メルクリンビデオなどで活躍しているカメラマンS氏とは、彼らの来日以来メールなどで親交を深めていることもその時知ったのですが、縁と言うのは不思議なもので、今回のBerlinでの個展も彼のバックアップがあってこそだと思います。
ドイツの方が写真家でも他のアーティストでも、発表する機会に恵まれていますし、気軽にアートに触れられる環境が整っていると感じていますから、彼の作品も上手く行けば大きく取り上げられるチャンスとなるかも知れません。
by Akira (2008-05-19 08:09) 

kuma

>>BOAC VC10さん、コメントをありがとうございます。kumaことOozuです。

私の作品に共感をいただけて、とても嬉しく思っています。

写真とはまなざしです。
ある瞬間、ある場所において、心の内側から外の世界へと向けられ、意志を持って伸びてゆくまなざしです。
いま開催中の"Illusions of the Sea"をはじめ、Webに掲載している作品の多くは、その中に旅へと向かう私自身の心の動きを写し取っています。見る方の旅心を誘えたなら嬉しいことです。

いずれ、オリジナルのプリントを見ていただける機会があればと思います。


>>Akiraさん
S氏はもちろんのこと、Akiraさんをはじめ多くの方に支えられて実現できた個展です。次の機会へとつながる有意義なものになればと願っています。
by kuma (2008-05-20 01:03) 

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