4440 DB(P) Gas-Kesselwagen(MESSER GRIESHEIM)/ Ep.IV [Maerklin-Guterwagen]
久しぶりのタンク貨車モデルの紹介である。これは、ドイツの総合化学メーカー「Messer」社のガスタンク貨車(88703)である。実際、この貨車と同じ塗装を施された「Messer Griesheim」のタンク貨車の実車は見かけたことがあるが、このモデルのような2軸小型タンク車はまだ見たことがない。(よってこのモデル自体はファンタジーの可能性も充分にありえる)
Messer社は、1898年にドイツのFrankfurt/M?でアセチレンガス会社として創業されたようである。以来100年以上の歴史を誇り、ドイツを始め世界各国の工業分野で貢献している会社とのこと。
さて、このタンク貨車モデルは、4440ベースで4415の冷蔵貨車モデルに次いで多くの広告貨車モデルがリリースされている。
このモデルのグラフィックは、やはり実車にもあるように充分にグラフィックデザインを吟味してレイアウトされたため、見た目にも美しいし、色使いもバランス良く整っている。私がこの貨車をゲットした動機も、やはりモデルのグラフィックスによるものである。車体にバランス良くレイアウトされたMESSER GRIESHEIMの下には、「ガス+ 冷媒 溶接+切断」と記されている。つまり金属加工の目的で使われる工具の燃料となるガスが記されているのでであろうか。車体表記によれば、タンクの積載物は、可燃液化ガスのようである。
この会社の広告モデルは、他にも同じ4440ベースで似たグラフィックにより90708としてリリースされている。ただ、今回のモデルより単純なデザインである。個人的には、今回のモデルの方が好みと言えるが、折角なので、90708も手に入れたいものである。また、2003701という、やはり同型モデルもあるのだが、こちらはより現代的でポップな印象のモデルである。やはりこうやっていくつもの同じ広告主の別モデルを見てくると、欲しくなってくるものである。(コレクター魂?)
参考サイト:
http://www.messergroup.com/de/index.html
溶接、切断に使われるガスというと、可燃性ガスのアセチレンとプロパン、支燃性ガスの酸素ですが、アセチレンは気体では危なすぎるので、アセトンに溶解した状態で取り扱われます。プロパンは少し圧力をかけると常温で液化します。冷たいとなると液化酸素のような気もしますが、炎のマークが付いているし。いずれにせよ、普通の貨車で運べるものではないですから、おっしゃるとおりファンタジーでしょうが、そんなことより、いい色づかいでかっこいいですよね。
by N (2008-08-11 21:48)
Nさん、こんばんは。ガスについては、素人で皆目見当がつきませんが、私の翻訳違いかも知れません。MESSER社のサイトをみると、このモデルにある、MESSER GRIESHEIMという会社名は既にないようで、全てMESSERに統合されているみたいですね。
ここの会社の色使いが良いので、大型(ボギー台車つき)タンク貨車で、このMESSER社のモデルがリリースされれば思わず...。という感じです。
by Akira (2008-08-12 00:21)