4440 DB(P) Kesselwagen "ARAL" / Ep.IV [Maerklin-Guterwagen]
今日は、一転して妙に涼しい1日である。エアコンどころが羽織るものが欲しいくらいである。そんな日はビール貨車よりタンク貨車?が良いかも知れない。
と、言うことで今日は「ARAL」のタンク貨車モデル(4440)を紹介したい。
「ARAL」と言えば、日本では見かけないブランドであるが、ドイツではSHELLやESSO(EXXON)と同じぐらいメジャーなガソリンスタンドのブランドである。1924年にBochumで誕生したARAL社は、80年以上の歴史を持つ。常にドライバーと共にあったドイツ生まれの自動車燃料会社ということであろうか。以下サイトには、ARAL社の80周年記念フィルムが見られる。
http://www.aral.de/aral/sectiongenericarticle.do?categoryId=4001003&contentId=51152
バイエルンと関係があるかは知らないが、空の青と雲の白の2色がコーポレートカラーが美しいロゴマークである。ちなみに本社はサッカーチームでも有名なドイツでも西側、ルール地方のBochumなのでバイエルンとは関係なさそうである。ARAL社は、ガソリンなど自動車向け燃料の生産販売が主要事業であるが、一方でホテルガイドや道路地図などミシュランなどと同様で、自動車旅行を後方支援するアイテムも提供している。これはヨーロッパの企業らしい総合的なサービスであるように思う。
さて、スタンドでは青地に白色の文字が普通であるが、このモデルはそれとは反転した白地に青である。これは、プロモーション向けモデルではなく、カタログモデル。途中生産しない時もありながら、少しづつ変化し、トータルでは10年以上リリースされている定番モデルと言っても良いかもしれない。画像のモデルは、1978年から86年まで9年リリースされたモデルである。私はこれを日本で購入したのだが、カタログモデルだったので、あまり高額ではなかった記憶がある。また、購入して随分経っているためか、樹脂製タンク部分の日焼けが激しく、茶色にくすんでしまっている。ただ、この汚れをウエザリングであると考えれば、確かに...そう、見えるかも?
表記は、もちろん「m」マークなしでARAL AKTIENGESELLSCHAFT BOHUMとある。もちろんDB車籍の私有貨車。内容物の表記は、前に紹介したタンク貨車と同じで可燃性液体である。つまりガソリンや軽油などの可能性が高い。
その後のモデルは、同じ塗装色で車両番号が違ったり、塗装色が反転して青地に白色文字になったりしている。残念ながら私が持っている「ARAL」貨車モデルはこれ1台であるが、それらや大型タンク貨車、またプロモーション向けでも多くの種類がリリースされているので、ドイツ時代良くお世話になったARALガソリンのモデルを今になって欲しくなっているのである。
参考サイト:ARAL AG
http://www.aral.de/aral/aralhomepage.do?categoryId=5005&contentId=58650
こんばんはT-Zugです。私もタンク貨車は好きで4500も含め何両か持っています。実車が私有貨車という事もあり、イマイチ実態がはっきりしません。タンク車の形式は「U」に分類されるのでしょうが、私有貨車は形式がない?そのへんも実車の解説がいただければと思います。ところで4440はヘルグラウ→ヴァイス→ブラウと色が変化していきました。私もAkiraさんのヴァイスも持っていますが、違うところがあります。それは、私のがトラスの真ん中に縦のつっかえ棒がない点です。(私のが初期車と思われます)これは多分水平部分が折れやすいので、途中から縦棒を追加したものと思われます。その後4400シリーズも下回りがトラスなしとの2種類に分かれましたが、タンク車はトラスナシの方が多い?と思いますが、カタログは写真の流用のためかいまだにトラス付きになっていますね。
by T-Zug (2008-08-22 23:18)
それは初めて聞きました。今度機会があれば是非拝見させてくださいね。形式については、ちょっと調べてみますね。暫くお待ちを..。
by Akira (2008-08-23 08:34)