CS2の操作（５）/ fx（DIPスイッチなし）機関車の登録

昨日お知らせしたCS2へのfxデコーダー内蔵機関車の登録について今回は触れてみたい。



mfxデコーダー機関車以外のデジタル機関車は、全てCS2へマニュアルでの登録作業を行う必要がある。CS1同様、登録方法は２つ。製品番号でデータバンクから登録させる方法と手入力で登録させる方法である。今回は、このCS2と一緒に届いた新製品の廉価版機関車BR24が丁度良いので、このモデルで試してみることにする。この機関車は、廉価版機関車ながら、「F0」の前照灯はもちろん、「F1」に発煙装置用ファンクションが準備されている。更に「F4」には漸次加減速offが設定されている。

まず、赤い回転ノブの上にある「機関車マーク」のボタンを押すと上の画面が出てくる。CS1では、登録済みの機関車を選択する時のみのボタンであったが、CS2では、登録済み機関車選択の他に「データバンク登録」、「マニュアル登録」、そして「重連統括制御登録」と登録抹消が可能である。



先程の画面から「Neue Lok - aus Datenbank」を触れてBR24形をデータバンクから登録してみる。青い画面（Lok-datenbank）の製品番号（36240）を機関車リストから探し、タッチペンで触れてカーソルを合わせて反転させ、チェックボタンを触れる。



すると、上の画面（右）が表示される。速度計は、新規登録では一律最高速度350Km/hの速度計が用意されているようである。（ICEではないのに．．．）
BR01 1060やV160のような形式＋車体番号ではなく、形式のみの表示である。（廉価版故か？）ファンクションは、「F0」（前照灯on）と「F4」（漸次加減速off）のみ表示されている。（準備工事がされている発煙装置onのファンクションは未表示である）

ここからは、登録情報の設定変更を今迄のmfx機関車同様行いたいが、その前に１つ重要なことを忘れてはならない。DIPスイッチのないfx機関車は、必ずレールから「.plog端子」に接続しなければ設定変更ができないのである。（これはCS1と同じ）


▲ BR24（36240）設定前のデータバンク登録状態の設定画面


▲ 設定変更後の設定画面

最初に、速度計下のレンチマークに触れ、「Konfigulation BR 24」画面にするのはmfxデコーダーの設定変更と同じである。画面左の機関車画像は「???」なので、できれば画面下の画像と同じ画像をリストから選んで設定することが望ましい。（重連統括設定時などで機関車を選択する際にここで使われている画像がリンクされる）
必要であれば、デコーダーアドレスが変更できる。DIPスイッチ付きデコーダー搭載モデルの時は、デコーダーの絵が表示され、アドレスの設定でonの位置がすぐにわかるようになっている。（このあたりの解説は、DIPスイッチ付きデコーダー機関車の登録時にあらためて記したい）

画面右の設定では、VMax（最高速度）が最大の255（Km/h）になっているので、これを現実的な縮尺速度に変更する。速度計（Tacho）も最高速度付近に合わせるのが良いであろう（この場合は120Km/h）。ファンクションは「カメ」マークを「F4」の文字に変更した。また、別売りの発煙装置を機関車に取付けた際には、「F1」に発煙のピクトグラムを加えてやるのが良いであろう。（「F1」に発煙装置onの機能設定がされているかは未確認）



更に、ネーミングをBR24のままだとメルヲタとしては、廉価版機関車とはいえ、やはり車両番号まで示したくなるのは当然？のこと。「Name」のソフトキーボードマークを触るとソフトキーボードで変更ができる。早速「BR 24」に「016」を加える。

最後にチェックマークに触れて設定は終了である。（この際、機関車の前照灯が点滅するので、デコーダーが設定データの書換え作業を行っていることを確認する）



上の画像が設定後の表示である。もちろんデータバンク通りのままのデフォルト状態でも運転は可能だが、せっかくなので詳細設定してより現実的な走りに近づける方がよりわかりやすく自分好みにカスタマイズできるのはCS1と同様で、これが出来るメルクリンのコントローラーは大きなアドバンテージであることは言うまでもない。（ECoSもそうであるのだが．．．）

＊注意：上記のファンクション変更など設定変更は、個人の責任で行ったものです。これら操作を行う場合は各自の自己責任においておこなってください。

[EDIT] 2008-10-22 08:02

タグ：BR24 Central Station