SSブログ

CS2の操作(9)/ マニュアル登録(DIPスイッチ付き) [Maerklin-Zubehoer]

今回は、改造などでデータバンクに出ていないモデルのうち、DIPスイッチ付きの登録方法を記してみたい。数日前のブログ(fx機関車の登録)で記したのは、DIPスイッチのないデコーダーで、これはCSからの信号をデコーダーに送信し、デコーダーの設定を変更するものであったが、今回は、デコーダー自身の設定をDIPスイッチなどを使って手動で行うものであり、いわば、デコーダーの設定にCSを合わせるというものである。

b10128.jpg

画像は、初期登録設定画面(Konfiguration Lok)。赤いロータリーエンコーダー横の機関車マークのボタンから「Neue Lok-manuell」を選択した時のものである。何も設定はされていない。「Decoder-typ」は「Cordierschalter」(DIPスイッチ付き)に設定する。
今回の設定は、アナログからデルタに改造した息子のTEEカラーの218形である。

b10129.jpg

まず、ネーミングを書き換える。「Name」を変えるのは右横のソフトキーボードのピクトグラムに触れる。そこに、形式など任意の文字を書き込み、チェックマークを触れる。

b10130.jpg

次にアドレスである。「Lok-Adresse」の左右の矢印を使うか、番号の箱を触れると上のような画面が出てくるので、そこに任意の番号を入れる。この場合、番号が16種類のみ制限されているデルタのため、「78」に設定。

b10132.jpg

Codierschalterもデルタのため「4」に設定するとデルタのDIPスイッチの絵になり、正しいon/offの位置に表示される便利な機能である。(これを参照して機関車のDIPスイッチを確認できる)
「Bild」も「???」のため、箱に触れて適当な機関車の画像に設定したいが、もちろんTEEカラーの218形など用意されていない。よって、原色の218形の絵で代用。最後にチェックマークに触れる。

b10131.jpg

設定された画面である。後で、速度計の最高速度の設定や機能しないファンクションなどの削除設定を忘れた。最高速度は、もともとスピード調節が利かないデルタデコーダーなので、どうするかは任意で良いであろう。(コントローラー内である程度以上の速度が出ないよう設定出来れば嬉しいとは思うが...)

なお、今回記したDIPスイッチ付きの機関車でも、カタログモデルではマニュアル登録ではなく、データバンクから登録すればより簡単なのは言うまでもない。逆に、DIPスイッチのないデコーダーで改造したモデルは、このようにマニュアル設定する。(この場合は、線路に機関車を置き、「.Prog」端子に接続する)
大切なのは、DIPスイッチ付き(デルタ/デジタル)、DIPスイッチなし、mfxの3種類のデコーダーがあるということと、そのデコーダーの特性に合わせてCSのデコーダー設定方法も異なるということを認識する必要があるということである。

[EDIT] 2008-10-29 21:09
タグ:Central Station
nice!(0)  コメント(7)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 7

LICHTHOF(hikari)

Akira様

はじめまてコメントさせて頂きます。
私はhikariと申します。mixiをやっていた時分にはメルクリンHOコミュにも参加させて頂いておりました。

さて、私のもとへもCS2がやって来たのですが、マニュアル登録でいくつか上手くいかない部分があります。私としては初期不良?とも思ったのですが、購入もとのLOKSHOPへ問い合わせたところ、Akira様のブログを参考にしてくださいとの返事を頂きました。

1.ディップスイッチ付きデコーダの車輌で動かないものが出てきている。
2.ディップスイッチ付きデコーダのアドレスが読み出せない。
3.fxデコーダのアドレス変更が出来ない

といったものですが、何れもCS上では問題ない車輌たちです。

LOKSHOPさんに見てもらう目的で、Youtubeに動画をアップし、また小生のブログにも状況を書かさせて頂きました。

もし私の操作方法に誤りがあるなら、LOKSHOPさんにも申し訳なく、
また、Akira様のもとでも似たような現象があるならとコメントした次第です。

長文大変失礼致しました。
by LICHTHOF(hikari) (2008-11-24 21:27) 

Akira

LICHTHOFさん、はじめまして。Spielkisteへようこそ!

早速貴ブログ記事を拝見させていただきました。
しかし、ドイツのLokShopともあろう販売店が、私のブログを参考にするよう顧客に勧めるとは...。他人のふんどしで相撲を取っているようですね。..さて、これをどうドイツ語に訳すか...?

さて、余談はさておき、最初に1つだけはっきりしているのは、DIPスイッチのないfx機関車デコーダーのアドレス変更が、最新のV.1.0.7(3)では不具合で設定出来ないということが最近わかりました。つまり「3.fxデコーダのアドレス変更が出来ない」ですが、そうなってしまうのは私も同じです。

「1.」については、2668がアドレス15に設定されているのに、CS2はアドレス2に設定していて何故動くのでしょうか?
ただ、2668も3657も同じアドレスに設定していて、CS2では3657だけ動かないのは、機関車のデコーダーに問題があると思いますが、如何でしょう。CS1では両方動くののであればナゾです。

「2.」については、今手元にないですが、37605はDIPスイッチがないデコーダー(非mfx)でしたよね。mfxデコーダーでない場合、双方向通信ではなく一方向通信(コントローラーから機関車)なのでアドレスを呼び出すことはできないはずです。

誤解があるかも知れません。

あと、私も高校生時代からのKraftwerkファンです。メルクリンだけではなく、音楽でも話が合うかも知れませんね。
by Akira (2008-11-24 22:27) 

LICHTHOF(hikari)

Akiraさん

早速のコメントをありがとうございます。

なにせ、LOKSHOPの日本人スタッフの方から、「10月29日のブログにマニュアル登録の方法が載っております」と日付まで教えて頂きましたから、すごいの一言です。

さて、本題なのですが、

1.については、2668も3657アドレスは15にしてあります。そしてCS1もCS2も15にしています。(CS2のアドレスは2ではないです)。
それで、3657+CS2の組合せだけが動かないのです。付け加えれば、透明ボディーの3757も同じ現象で、CS1では動くのにCS2では動かないのです。なので、デコーダ不良とは判断しませんでした。もちろん今どきのデコーダに換装すればCS2でも遊べるようにはなるでしょうけれど、PCの相性問題みたいであまり釈然とはしないですね。

2.については、37605は実はDIPスイッチ式なのです。それで、こちらはアドレス2番にスイッチで設定してあります。

ドイツ語版マニュアル10ページ
Sofern die Lok auf dem Programmiergleis steht, kann man hiermit die Adresse auslesen.

英語版マニュアル39ページ
If the locomotive is standing on the programming track, you can read out the address for it.

を読む限り、ディップスイッチ付き車輌はこの方法でアドレスが読めるとあるので、この37605対象機種なはずと思ったのです。なお、アドレスが読めないのは、この現象は、2668含め、手持ちの全ディップスイッチ搭載車両での現象です。ですが、そもそも私の誤解でディップスイッチ付き車輌からアドレスは読み出せない物なんでしょうか。

3.については、AkiraさんのCS2もということで、ファームウェアのバグと言うことですね。

おかげさまで、3についてはスッキリ致しました。1,2は、Lokshopの技術担当者と相談するとのことですから、今暫く様子見でしょうか。

AkiraさんもKraftwerkファンだったのですね。私もメルクリン(TEE世代)+Kraftwekのダブルでドイツにかぶれてしまいました。ただ、ドイツ語は苦手ですが… 

なにはともあれ、ありがとうございました。
そして今後ともよろしくお願い致します。
by LICHTHOF(hikari) (2008-11-24 23:13) 

Akira

LICHTHOFさん

「1.」については、私も?です。「2.」については、今,取説を読み直した上で、私もDIPスイッチ付きモデルで試してみました。
実験モデルはBR10 001(37080)インサイダーモデルです。久しぶりに初期サウンドを聞いて今のサウンドモデルとの差に今更ながら驚いています...。で、このモデルはデフォルトアドレスが「10」ですが、給仕動作ドームカー(4999)がアドレス固定で「10」のため、37080のDIPスイッチを「9」に変更しています。
その上で、CS2のデータバンクから37080で登録しました。しかし、これでは動かないので取説どおり「機関車矢印マーク」を触れると、何と正しいアドレス「9」に自動変更されました。
この機能は、CS1にはない機能ですからブログに書かねばなりませんね。どのような方法で呼び出すのか、その仕組みはわかりませんが、今迄固定観念で出来ないと考えていたので...失礼しました。ただ、LICHTHOFさんがこれを出来ないとなれば、CS2の不具合と考えられるかも知れません。

「3.」については、以下記事のコメント欄にその記述があります。
http://maerklin-kiste.blog.so-net.ne.jp/2008-11-18-1

by Akira (2008-11-25 00:11) 

LICHTHOF(hikari)

Akiraさんの環境でのご確認、ありがとうございます。
大変参考になりました。
この経緯もお話すれば、Lokshopさんも納得頂けるかなと思います。
今後ともよろしくお願い致します。
by LICHTHOF(hikari) (2008-11-25 10:08) 

LICHTHOF(hikari)

Akiraさん

本件では大変お騒がせしましたが、自己解決致しました。
しかも恥ずかしいことに、極めて初歩的なミスでした。
CS1とCS2ではターミナルの極性(BとOの位置関係)が入れ替わっていたのですね…
私はコネクションボックスを使わずに直結していたのですが、
CS1の結線のままCS2に繋ぎ変えるとこのトラブルが発生します。

顛末は私自身のブログにて報告致します。
お騒がせしてすみませんでした。
by LICHTHOF(hikari) (2009-01-03 14:24) 

Akira

こんばんは、LICHTHOFさん。

ブログ拝見いたしました。確かにB-O位置がCS1とは逆なんですね。
私はCS1は接続レール経由で給電(信号)していたのでトラブルにはなりませんでしたが、この逆配置には気づいていませんでした。(私も大変勉強になりました)


by Akira (2009-01-03 18:28) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0