47672 Märklin Magazin Jahreswagen 1996 / DB Ep.IV [Maerklin-Guterwagen]
久しぶりに、CS2から離れてメルクリンマガジンモデル(MM-Wagen)の紹介をしたい。
前にもこのブログでMM-Wagenのモデルには、単にMMブルーに塗装されたモデルではなく、ちょっとしたウイットが込められていることを書いたと思うが、今回紹介する1996年のMM-Wagenモデル(47672)も、美しく、かつ見るとニヤリとなる楽しいモデルである。
▲ カラフルなコンテナたち。これは印刷原色の意?
▲ コンテナは着脱可能。H0スケールのトラック積載も可能?
このモデルのモチーフは、インク運搬車という設定で貨車に積載されたコンテナは、印刷に必要なイエロー、マゼンタ、シアン、ホワイト、ブラックのインクの色をあしらったものである。メルクリンマガジンは、紙媒体の情報誌なので当然インクは不可欠で、そこに焦点を絞ったこのモデルは、実に理にかないつつ、実際はありそうで、まずないと思われるモデルである。しかも、このコンテナの側面には全て「K+E」(Kast + Ehinger)のロゴが記されており、これを調べてみると元々Stuttgartに本拠地を置く印刷用インク製造メーカーで、1972年にBASF社に吸収合併され、その後?グローバルな展開をしているインク製造などを手がけているStuttgartのFlint Group社傘下となったようである。実際にメルクリンマガジンも「K+E」ブランドのインクを使用していることが想像するだけで楽しい。
▲ 華奢な台枠だが、重量のある金属製。
▲ MMブルーの車体に印刷された「maerklin magazin 1996」の印はMM-Wagenのお約束。
さて、モデルであるが、貨車の形式はLbgjs 598。DB車籍である。ベースは4668/4853で、金属製車体であるがゆえに見た目には感じられないが、重量のあるモデルでもある。コンテナは樹脂製。
参考サイト:Flint Group Germany GmbH
http://www.flintgrp.com/
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