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39184 DB 218 217 (TEE) 〜2009年新製品から [Maerklin-Lok]

今年のTRIX新製品に2種の218形が発表されているが、そのうちの1つがTEEカラーで有名な217号機(T22233)である。そしてこの2つの218形は初期仕様の煙突なしタイプで、中々マニア好みの仕様となっているのである。

http://www.trix.de/produkte/frontend/index.php?page=detail&detail&sCountryCode=de&start=60&nr=22233&stichwort=&baureihe=&spur=&gruppe=&untergruppe=&epoche=&merkmale=&show=detail&iNeuheitenKatalogID=920&sNeuheitenSpur=&fromSLIMSITE=&wishednumber=

メルクリンからは、以前ホビーブランドで216形に煙突を付けてTEEカラーにした「なんちゃってBR 218 217号機」がリリースされ、それが手元にもあるためSpielkisteブログでも紹介した。
しかし、これは実車のスケールとは全長も違い、全体的な雰囲気のみのモデルであったのは残念であった。

そんな中、2009年の新製品ラインナップには含まれていないTEE色の217号機が、39184として少量リリースされるようである。どのようなルートでリリースされるのかは、ドイツの販売店Schwickhardtで予告されている文面からは夏の新製品とある。(2009年5月/6月リリース予定)

http://www.modelleisenbahn.com/newsletter/ETS-Newsletter-2009-03-26.php

また、ドイツの販売店であるModellzentrum Hildesheimからは、同機(39184)がEurotrainの特別モデルとしてリリースと記されている。

http://www.modellcentrum.de/html/imaerklin.htm

いずれにしてもサウンド付きmfxデコーダー装備で、他の218形と同様の仕様であると思われるが、有名な機関車であるだけに、この機関車のメルクリンからの登場は歓迎したい。
このSchwickhardtのサイトにある画像は、メルクリンモデルではなさそうである。リリースされるモデルは、おそらくTRIXモデルと共通の外観であろう。
よって、TRIXモデルを購入して3線化改造する予定がある場合は、最初からこのモデルを購入するほうが良さそうである。

ところで、この218形のTEE色は、TEEやIC/ECなどのTEEカラーの客車列車の定期運用に就いたことはなく、何のためにTEE色に塗装されたのかわからない不思議な機関車である。それがかえって有名になった一因であったと言えるのである。

しかし、そんな不遇な機関車でも過去に全くそういう機会がなかった訳ではなく、TEE客車を使用した団体列車には使われたことがある。ただ、そのような画像が中々見られなかったのであるが、ちょっと前にEisenbahn Romantikサイトのフォーラムで個人の撮影したTEEカラーの217号機(しかも煙突なし!)モデルがTEE客車を牽引している画像がアップされたのを発見し、嬉しくなったのである。(以下画像)

http://img407.imageshack.us/img407/6574/2181nd0.jpg

そのような訳で、その画像を発見して以来、心置きなくTEEカラーの218形にTEE客車を連結した列車を走らせられるようになったわけである。

[追記]
TEEカラーの217号機は、後に数ヶ月のみV.Rotになったとの記述を見たが、未確認である。また、BR 217 001と002の2機がTEEカラーで最近登場。更にこの2機はBR753に改番された。こちらは巨大欧州鉄道画像サイトで確認できる。

http://www.railfaneurope.net/pix/de/diesel/217/753_001-7_Aw_Bremen_16_4_04.jpg
http://www.railfaneurope.net/pix/de/diesel/217/753_002-5_Aw_Bremen_14_10_03.jpg

[EDIT] 2009-03-31 11:40
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コメント 19

klaviermusik-koba

うちにもメルクリンのこの「もどき」があって、使うに使えず、「こまったちゃん」。やはり実物でも使われることはなかったのですね。
でも走りは悪くないので、ときおり出しては「虫干し」はしています。
by klaviermusik-koba (2009-03-28 15:52) 

Akira

私がちょうどWeiden i.d.OPfに住んでいた90年代後半には、この217号機の実機はRegensburg機関区に配属されていました。その為に職場から見える非電化のRegensburg - Hof線には、良くこの機関車牽引の列車を見ることができました。そのほとんどは貨物列車でしたが...。
残念ながら撮影することができなかったのは悔やまれます..。
我が家の217号機も似たようなものですが、メルクリンらしさ溢れる216形と同じですから、力強く安定した走りは同じで、ほおっておくのは勿体ないですね。
by Akira (2009-03-28 17:16) 

P-ZUG

Akiraさん こんばんわ

2月にはじめて218をミュンヘンで見たのですがデカイ機関車ですね。発進加速も日本のディーゼルとは比べ物にならなく轟音を立てて駅から出て行く姿にはシビレました。
 TEEカラーが出るなら買いたいと思います。
by P-ZUG (2009-03-29 00:01) 

東西急行

Akira様、東西急行です。
TEE塗装の機関車は誰もが良く知る103(丸いお顔)
以外にも「此もか!」と驚く機種が有り、新発見の連続
です。
青大将(の微妙な淡緑色)塗りのEF-66等が先ず見ら
れない国内とは随分様相が違いますが、其程のスティ
タスを今も誇示する歴とした銘柄なのだと羨ましく思い
ます。
話は逸れますが、先日来申しておりましたワゴンリ部隊
資料について発注致しました。
今月(本年度)中には当方宛配備される予定です。
by 東西急行 (2009-03-29 00:49) 

Akira

> P-Zugさん

逆に私は4年ぶりにドイツから日本に一時帰国した時、たまたま駅で見かけたC58の小ささに驚きました。それほど見慣れるというのは、感覚を変えてしまうのですね。
私は幼い頃同じ駅で見たD51の動輪がホームより上にあってさらに自分の背丈より大きかったのを目の当たりにして蒸気機関車の虜になった記憶が未だに残っているのですが..。

> 東西急行さん
そうですね。TEEは、それ迄まちまちだった欧州各国の塗装を国際優等列車に統一した塗装を施すことでその価値を高める試みをしたのですが、いわゆるTEE色は当初の気動車列車などでは、足並みが揃ったものの、客車時代は特にフランスなどで足並みが揃わず、ドイツ中心の塗装になってしまいました。機関車迄TEE色にしたのはドイツだけでしょう。
結局112形(E10.12)、103形(E03)、120.0形、そして218形(217号機のみ)と4機種にも増えました。
こうしてみると、DBは非電化区間のTEEにも専用塗装を試みたのでしょうが、いかんせん218形は汎用機ですから、それも出来なかったのかも知れません。(もし、当時V200.0形が全盛ならば、TEE色になっていた可能性が高かったかも?)

ワゴン・リ客車資料発注されましたか、待ち遠しいですね。それを元にワゴン・リ客車の新しい情報をお待ちしております。

by Akira (2009-03-29 09:14) 

seidoh

こんにちは、Akiraさん。

>機関車迄TEE色にしたのはドイツだけでしょう。

Re4/4ⅠとⅡも、どうぞお忘れなく。_(._.)_


by seidoh (2009-03-29 15:06) 

Akira

> seidohさん。

Re4/4 I、II...確かに。大変失礼いたしました。m(_ _)m

by Akira (2009-03-29 17:18) 

東西急行

Akira様、東西急行です。
御返信誠に有難う御座います。
>客車時代は特にフランスなどで足並みが揃わず
御指摘通りフランスは、TEE向けDMuの老朽化(
陳腐化)を境に軒並み彼の二色塗りを放り出し、自
分達が良いと思う塗装に変えてしまいました。
イタリアはまだTEE-レマーノゥ向け客車を規定通り
(色調は微妙に異なっていても)二色塗りとしており
対照的です(自国色はセッテベッロ位)。
フランスの行動はUIC-Zに自国のCORAILをぶつ
けたりする辺りと似た気運を感じます(「ゲルマン組
の云うことは矢っ張り真面目には聞けないねぇ」的
な)。挙げ句国内しか運行しない列車迄「越境しない
TEE」だと勝手に編入する等引っ掻き回し放題でした。
Pullman列車の始発国であった過去がそうさせたの
かも知れませんが、TEE参加国の中では微妙な存在
であったとも思えます。
by 東西急行 (2009-03-29 22:26) 

460

Akiraさん、こんばんは。
218型は私も好きな機関車の1つです。
理由は旧国鉄のDD54型に似ているからです。
私は子供の頃から毎日DD54型を見てました。
日本の機関車にしては何処かカッコ良くって、
学校が終わるとカメラを持ってはDD54を写してました。
ドコか似ている2台に縁を感じました。



by 460 (2009-03-29 23:12) 

Akira

> 東西急行さん

フランスとドイツは、最近こそ両国の足並みを揃える努力をしているものの、当時の2つの国はお互いに独善的であったように思えます。(これの善し悪しは別です)
ヨーロッパは、民族的にも様々あり、メンタル的にも考え方にも隔たりがあるので、ある意味国民性がはっきり出ているのは興味深いところです。そういう意味では、今考えるとTEE色一つとってもフランスとドイツが違う道を歩んだのも必然の道なのかも知れません。
TEEは当時の新しいサービスとしては、間違いなく正しい道であったでしょうし、現在でもTEE Classicsなどの保存団体が出来るほど愛された列車達でした。これも各国個性溢れる豪華列車があったからこそですね。

> 460さん

218形の中身とDD54の中身は同じだったように思います。残念ながらDD54は失敗に終わりましたが、その教訓は今に活かされているでしょうし、同じ中身を持った218形は、DBで最も量産され現在も活躍するディーゼル機関車でした。これも興味深いです。
メルクリンからは、原色の2種の登場から、V.Rot、タルキスカラー、派生車種の210形、今年のCB塗装、そしてTEE色の217号機と立て続けにバリエーションが登場しています。まだまだバリエーションの存在は沢山あるので、これからも楽しみ(心配?)ですね。
by Akira (2009-03-29 23:53) 

柴田馨

その後のメルクリン社の会社再生は進捗しているのでしょうか?
今後も予定製品の販売中止等々発生?

心配です。

by 柴田馨 (2009-03-31 08:36) 

Akira

柴田さん、こんにちは。

メルクリンファンさんから読売新聞のウエブ版での記事がリンクされていますね。4月に入りましたから何らかの動きはあるかも知れませんね。
ただ、販売店への出荷は通常に戻っているようですよ。今年の新製品のBigBoyも到着しているようですし..。
by Akira (2009-03-31 11:08) 

Akira

自己レスとなります。

218形のTEE色は、どうやらidee+spiel系列のEurotrainからのリリースとなるようです。記事の訂正を加えてあります。
by Akira (2009-03-31 11:50) 

LICHTHOF(hikari)

Akiraさん、こんにちは。

これはすごい朗報ですね。しかも、私的にはまさにTrix版の発注を入れようかという時でしたから、とても良いタイミングでした。
早速模型店に問い合わせをして、1台キープしてもらえることになりました。(メルクリンが生産してくれる限りは、ですが。)
ともあれ、情報ありがとうございます。
by LICHTHOF(hikari) (2009-04-01 19:01) 

Akira

こんばんは、hikariさん。

確かhikariさんは、1番ゲージでも217号機をお持ちだったかと...。でも、TRIX版発注前で良かったですね。私も欲しいのは山々なんですが、経済事情が許さず...(T^T)
by Akira (2009-04-01 23:31) 

LICHTHOF(hikari)

Akiraさん、こんにちは。

はい、1番ゲージとついでにZゲージの217も所有していますが、どちらも屋根にはウサギの耳が生えています。そう言う意味では、メルクリンとして初めての煙突無しバージョンの217ということになるのかも知れませんね。

ところで、記事に追記されていらっしゃる交通赤の217ですが、下記に写真がありますね。

http://www.v160.de/bildergalerie/br218/201_225/218217vr_1gr.jpg

やっぱりTEE色の方が格好いいかなぁと思ってしまいます。
by LICHTHOF(hikari) (2009-04-04 10:31) 

Akira

hikariさん、こんにちは。

画像を早速拝見いたしました。ありがとうございます。
塗装したてのぴっかぴかですね。確かにTEEカラーとV.Rotでは、似合うと言えばTEEカラーでしょうねぇ。(これは贔屓目が大きい..)
さて、この画像を見てハタと思ったのは、ウサギの耳の位置です。メルクリンからホビーブランドでリリースされていた217号機は耳が斜に設置されていた姿ですが、画像を見ると、見にくいながらももう一つのバージョンの横に並んでいる姿のように見えます。やはりホビーブランドなので、そのあたりは目をつぶっていたのかも知れませんね。
by Akira (2009-04-04 11:21) 

BOAC VC10

同時に218の218号機がタルキス塗装で登場し、
比較検討用に217号機がTEE塗装になったようです。
まさかTEE塗装をDBの標準塗装にする気だった訳ではないでしょうが。

今回買っておかないとRe4/4II TEEみたいになりそうですが、
かといって1両だけの異端車なので、二の足踏んでます。


by BOAC VC10 (2009-04-05 17:59) 

Akira

こんにちは、BOAC VC10さん。
タルキスカラーとTEEカラーの塗装比較ですか?客車も1等/食堂車がTEEカラーで2等がタルキスになったので、充分にそれは考えられますね。面白いのは、218形機関車標準色がタルキスになってもTEEカラーのまま残しておいたことですね。
電気機関車の塗装比較試験は、112形あたりがその対象だったのかも知れません。
当時のデザインセンターには、塗装比較のH0モデルもあったので、案外色々なモデルがあったのかも知れません。

BR218 217は、EUROTRAINからのリリースになるので、Re4/4II TEE以上にレアになるでしょうね。(実車1両ということもありますし..)

逆にRe4/4IIは実車が複数あるので番号違いとかできますし...メルクリンからのリリースに期待を掛けています。

by Akira (2009-04-05 20:23) 

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