Messerschmitt KR200 Super

既にこのブログでも数回紹介しているのだが、昨日のメッサーのモデルが意外にもレスがついたので、今日は以前ミュンヘンのドイツ博物館で撮影した24時間耐久走行記録の保持モデルの紹介をしたいと思う。

これは、もちろん市販されていたクルマではなく、記録用に特別にデザインされた車体を持つ３輪のメッサーである。
初めて、このモデルを博物館で見た私は、その流麗なボディの美しさに息を呑んだ。もちろんKR200やTiger500など、市販のメッサーのボディデザインはそれなりに美しくデザインされているが、やはり流麗というには遠い造形である。
しかし、このモデルはドアがあるにも関わらず車体がより一体的に造形されているので前輪の膨らみや座席部分の一体的な造形など、まさにTierdrop形状と呼ばれるに相応しい秀逸のデザインである。

さて、このクルマの詳しいスペックと記録であるが、．．．．．私が記すよりも、メッサーオーナーでフリークのカオルさんのウエブページをご覧頂くのが詳細でわかり易いと思う。

http://messer-schmitt.web.infoseek.co.jp/NewFiles/KR200super.html

もし、ミュンヘンのドイツ博物館へ行く機会のある方は、この美しいKR200 Superのモデルを是非見て欲しい。

参考サイト：カオルの我楽多部屋＜本館＞
http://messer-schmitt.web.infoseek.co.jp/index.html

タグ：Messerschmitt

コメント 6

Akiraさん、おひさしぶりです。ついにスーパーの紹介ですね(^^)
（つたない私のHPを紹介してくださり、どうもありがとうございます。）

YouTubeにはレプリカの走行風景がありますが、なかなか素晴らしいですヨ。
http://www.youtube.com/watch?v=CBBbRuVmL_k
by カオル (2009-10-15 22:59) 

カオルさん、おはようございます。

レスありがとうございます。メッサーについて広く深く紹介されている日本語のページは非常に貴重です。私も随分勉強させていただきました。

レプリカのSuperは、素晴らしいですねぇ。停まっている姿も良いですが、走っているシーンは本当にサマになっています。

そう言えば、亡母はメッサーを運転していると速度が増すごとに車体が低く安定してくると言っておりました。感覚的なものでしょうが．．．。
by Akira (2009-10-16 08:21) 

Akira様、東西急行です。
戦間期の競技用自動車である点と、脳裏を刺激する商標名に惹かれ画像を拝見致しました。
車輪が三つである点（前部二輪、尾部一輪但し何れも同径）を注視しますと、無性に翼部を付けたくなります
カオル様御提供の動画も「操縦席が車台に乗って突っ走る（速いぜェ～な操縦者が何処かイイ）」様な雰囲気です。
by 東西急行 (2009-10-16 21:16) 

東西急行さん、こんばんは。

ドイツの自動車には産業としての装置以上の何かをいつも感じています。それがエンジニアの高い志であったり、売れるクルマである以外の別の目的をモデルから感じます。メッサーは、それを端的に現している１台です。戦後、航空業界から撤退を余儀なくされた同社の情熱から生まれた自動車ですが、それがメルセデスなどとは別の世界で開花し、記録を打ち立て、そしてはかなくも散ってしまうあたりは、今にも残る伝説を生み出し、かつ世界中にフリークを持つ所以でありましょう。何より魅力的なのがこのクルマの最大の特徴です。
by Akira (2009-10-16 21:49) 

Akira様、東西急行です。
御紹介の一輛は、敗戦後の車輌でしたか…尚更万感迫る思いがします。
空に上がることを禁じられ、地を駆けることで己の意義を今も叫んでいる気もします（感情過多爆走です）。
附記：先日都内洋書店よりワゴンリ車輌大全とも言うべき一冊を導入しました。例の如く円安時代に入れた商品故無茶苦茶高価でしたが、積年の謎に回答を呉れた貴重な一冊と言えます。お見せすることが叶わないのが無念です。
by 東西急行 (2009-10-16 22:52) 

新しいワゴン・リの書購入おめでとうございます。東西急行さんが推す程の１冊ならばさぞ素晴らしいものと推察できます。機会があれば是非一度見せて頂きたいです。
by Akira (2009-10-16 23:24)