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00776 DB Apüm 121 (Runddach) / Ep.IIIb [Maerklin-Reisezugwagen]

TEE "Blauer Enzian" ディスプレイ(00776)の最後の紹介、1等開放室車Apüm121である。このモデルは、1等区分室車と同じ4両(北行き、南行き2両づつ)あり、全て丸屋根である。メルクリンからTEEカラーの丸屋根同形モデルは初めての登場である。

[00776-02 / 61 80 18-80 102-6 Apüm 121]
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北行きサボ付きApüm 121形。トイレ側画像である。既にTRIXから同形同色モデルはリリースされているのであるが、やはりオリジナルの丸屋根仕様の美しいプロポーションを再確認できるモデルである。

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▲ 台車は、MD-34形

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▲ ハンブルグ行き、Wagen 4(4号車)である。

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最高速度表記はないが、多電源(2電源?)仕様である。これはRICラスターによる表記がドイツと電源が同じであるスイス(SBB)、オーストリア(ÖBB)以外は、直流のオランダ(NS)のみであることから想像できるのだが、UIC表記では「80」のため160Km/h迄の最高速度許可、蒸気+電気暖房対応で4電源仕様とされている。単に直流電源地域はオランダのみの入線許可であるためであろうか。REV表記では、最終検査日が1967年3月15日との表記である。
手元の資料によれば、実車は1965年3月17日に10 514としてME社で落成した。(TEEカラー?)後にApmz 121.0に形式変更されている。

1962/63年に同形式のブルー/ベージュ塗装でCredé社によって11両落成されたRheingold/Rheinpfeil向けである同形式車両を第1グループとすれば、このモデルは1965年にME社にて落成した14両の第2グループと言えよう。(このグループのトップナンバーである10 512は、落成早々事故大破し廃車となっている。)

Rheingold/RheinpfeilのTEE化により、同列車は暫くはブルー/ベージュとTEE色の混成も見られたが、全てTEE色になった時には、設計が同じ丸屋根仕様であるため、グループの差がなく見分けもつきにくかったと考えられる。


[00776-06 / 61 80 18-80 110-9 Apüm 121]
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北行きサボ付きの1等開放室車(Apüm 121)である。洗面所側の画像である。

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▲ MD-34形台車には単軸発電機が2つの台車に取付けられている。

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▲ ハンブルグ行き、Wagen 7(7号車)である。

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これも先に紹介した102番と同様、最高速度表記はない多電源仕様である。これはRICラスターによる表記も同様で、UIC表記では「80」のため160Km/h迄の最高速度許可、蒸気+電気暖房対応で4電源仕様とされている。REV表記では、最終検査日が1967年7月1日との表記である。
手元の資料によれば、実車は1965年3月17日に10 522としてME社で落成した。(TEEカラー?)
これも1965年にME社にて落成した14両の第2グループの1両がプロトタイプである。後にApmz 121.0に形式変更されている。

[00776-08 / 61 80 18-80 103-4 Apüm 121]
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南行きサボ付きApüm 121形。画像はトイレ側。

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▲ こちらもMD-34形台車。

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▲ ミュンヘン行き、Wagen 4(4号車)である。

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これも先に紹介した102番、110番と同様、最高速度表記はない多電源仕様である。これはRICラスターによる表記も同様で、UIC表記では「80」のため160Km/h迄の最高速度許可、蒸気+電気暖房対応で4電源仕様とされている。REV表記では、最終検査日が1967年3月20日との表記である。
手元の資料によれば、実車は1965年3月21日に10 515としてME社で落成した。(TEEカラー?)
これも1965年にME社にて落成した14両の第2グループの1両がプロトタイプである。後にApmz 121.0に形式変更されている。

[00776-12 / 61 80 18-80 112-5 Apüm 121]
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南行きサボ付きの1等開放室車(Apüm 121)である。洗面所側の画像である。

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▲ MD-34形台車単軸車軸発電機付き。

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▲ ミュンヘン行き、Wagen 7(7号車)である。

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結局今回のモデルは全て最高速度表記はない多電源仕様である。そこは、1等区分室車両のモデルとは異なる部分である。数少ない異なる表記となるREV表記は、最終検査日が1967年7月28日である。
手元の資料によれば、実車は1965年3月21日に10 524としてME社で落成した。(TEEカラー?)
これも1965年にME社にて落成した14両の第2グループの1両がプロトタイプである。後にApmz 121.0に形式変更されている。

今回の同形式のプロトタイプである丸屋根仕様の第2グループと最初の第1グループ計25両は、最も美しい姿の開放室モデルであると言えよう。切妻屋根の同形式も悪くはないが、組成した最後尾には丸屋根モデルで締めたくなるのは、私の変なこだわりと言えるのかも知れない。

参考文献:TEE- und IC-Großraumwagen 1. Klasse, Apmz 111 / "WAGEN" Das Archiv der deutschen Reisezug- und Güterwagen
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