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Spielwarenmesse 2010 (10) ---番外編--- / クマタ貿易 [日本の鉄道模型]

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今回は番外編として先に日本でも発売開始されたクマタ貿易のJR-W 500系モデルについて記してみたい。

毎年メッセを訪れて楽しみにしているのが午後6時を過ぎて閉場となった後、各ブースは明かりを消して三々五々帰途につくのだが、何故か様子が異なるBEMOのブースを訪れることである。このブースにはメーカーの垣根を払い様々なところからメーカーや取材の仲間が集まって来て毎晩美味しいイタリアワインとおつまみでの宴が始まるのである。ここではもちろんメッセの感想だとか様々な話題について皆本心で語り合える場でもある。
今回もHagenさんをはじめとした撮影スタッフの友人達と共に毎晩一杯引っ掛けてから帰途についたのだが、メッセ初日の晩は飲み(まさされ?)過ぎてBamberg方面への列車に乗ったところ迄は意識があったが、気がついたら車内は真っ暗で...慌てて降りたらBamberg駅でホッとしたのである。この列車は終着駅がBamberg駅であった....。

それでも楽しい毎晩の宴なのであるが、そこで数年前からお知り合いになったクマタ貿易の社長氏と親しくなったのである。彼は昨年0ゲージ500系のプロトタイプを持参されて話題となったが、今年は日本で発売開始となった量産モデルを先頭車と中間動力車の2両持参された。
ドイツの友人達は皆500系が大好きで、彼がおもむろにモデルを取り出すとそこにすぐ黒山の人だかりとなるのである。皆気になるのはお値段のようで...という事は真面目に購入したいと思うドイツの人もいるのであろう。

クマタ貿易は独自のブースを持たないのでメッセではこのような形でしか500系をお披露目出来ないのは残念であるが、ちょうどその時500系大好きなHagenさんの気転の一言で取材が決まった。

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私がメッセに居る最終日の閉場後に取材をすることになり、0ゲージのレイアウトがあるLENZブースを借りHagenさん以下撮影スタッフと私も何故か駆り出され、500系モデルを前にクマタ貿易の社長氏へのインタビューを行ったのである。(いつの間にか私はHagenさんから社長氏へインタビューの通訳役となっていたのである)カメラ横のいつもの立ち位置で和気あいあいとカメラを廻して取材をする。この時数年前の日本の鉄道+メルクリン紹介の取材の懐かしい思い出がリアルに蘇って来たのである。

無事撮影も終了し、その後少しばかり再びBEMOブースで美味しい赤ワインを頂き、彼らドイツの友人達と最後の別れを惜しんだのである。

さて、この時の模様が近々放映されるであろう"Eisenbahn-Romantik"の「メッセ特集」で放映されるかどうかは編集いかんであるが、是非短いカットでも良いからドイツのファンに500系モデルを紹介されたらと思うのである。

この場を借りて、今回の500系取材記事紹介を快く承諾してくださったクマタ貿易さま、いつも美味しいワインをご馳走してくれるBEMOの皆さん、そして私を真の友人として接してくれる撮影スタッフに心から感謝をしたい。

[参考サイト]
http://www.kmt.co.jp/
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Bemo

Akira さん

 明治座近くの熊田貿易は何年か前に行ったことがあります、確かBemo製品をかなり扱っていたはずですが、在庫はあまりなく、Oゲージ中心でした。

 ドイツで500系が人気なら、メルクリンも、試しに、世界の鉄道史に残るであろう0系と合わせて出してくれればいいのですが。
by Bemo (2010-02-17 21:19) 

Akira

こんばんは、Bemoさん。

クマタ貿易さんは、Bemoの代理店です。記事にリンクしているウエブサイトではBemoの通販や在庫確認もできるようです。

メルクリンにとって日本市場はまだまだほんの僅かなものです。0ゲージモデルと違って金型を使うH0モデルは、やはり数がはけないと現実的ではないですが、私自身は日本型モデルをメルクリンで製品化されるのを一つの目標と考えていますので、そのためにももっと日本でメルクリンの魅力を知ってもらう機会が必要と考えています。

mfxデジタルでサウンド付きフルファンクションの500系がリリースされればと思います。
by Akira (2010-02-17 22:01) 

Tago-Lily

Akira さん、こんばんは。

メッセに熊貿の○口さんもいらしていたのですね。
沢山の日本人さんに出逢える気がしますね。
実物(居住性)と模型(窓表現)基本的な構造が気に入らず、毎時9分の上りを避けたり、模型は見送ったりでしたが・・・

メルクリンと並べられる銀座のH0が妙に気になりますね。
まだ在庫はあるのかな?ですね。
by Tago-Lily (2010-02-18 02:07) 

Akira

Tago-Lilyさん、おはようございます。

社長氏とは毎年ニュルンベルクでお会いしております。
実車の500系については是非最新の新幹線Exをご覧くださいませ。(ちなみに同誌には0ゲージモデルと社長氏も掲載されています)

by Akira (2010-02-18 08:34) 

Tago-Lily

Akira 様、こんばんは。

新幹線Exは拝見致しております。

グリ-ン車でも狭く圧迫感で疲れ、独特のインバ-タ-音で頭痛を発したり、
時には愛犬ケア-ンが我慢の限界?でロザ三両を駆け回ったりなど、良い思い出が無く

妻と共にロケット号と勝手に名前を付けて嫌遠していました。

東線撤退が迫った今、ドイツのデザインを真似たものであった事を知り少し寂しいのと逆に良い思い出ですね。
by Tago-Lily (2010-02-19 01:00) 

Akira

Tago-Lilyさん、おはようございます。

500系は新幹線を良く利用する方々には敬遠される傾向にあるようですね。実は私自身は一昨年初めて極めて短い区間を500系に乗車したのですが、インテリアは変に都会的で無機質、何よりも暗い印象を受けました。
500系をデザインしたドイツのノイマイスター氏は新幹線Exにも記されているようにHST350でインテリアデザインも提案したのですが残念ながらボツになり、インテリアは日本のものです。彼のデザインしたICE3やICE-T(D)のインテリアを見れば、何故採用されなかったのかという思いですが、様々な事情によるものなので仕方ないでしょうが、エクステリアとインテリアデザインの乖離は残念でなりません。
by Akira (2010-02-19 08:44) 

東西急行

Akira様、東西急行です。
御紹介の車輌は顔立ち?を見ただけで向こうで人気と言う点が
理解出来ます。
同様の顔を持つ車輌より60cm程広い車幅が先鋭感を強調してい
ます。
我が国の高速旅客列車が「地を這うLCC輸送機」でしか無いのは
未だ彼が胎動した時代の価値観が死にきれず悪さをしている所
為だと苦々しく思います
(安くない電車賃でなら詰め込み競争など止めて区分室車でも
導入しろ!と言いたいものです)。
by 東西急行 (2010-02-20 00:41) 

Akira

東西急行さん、こんにちは。

実車で60cm程幅の広い車両なのは確かなようで撮影時に500系車両モデルを(手で!)動かすシーンの時、LENZのレイアウトのポイント機器に車体がぶつかったり、保線要員のフィギュアをなぎ倒したりしました..。

西欧諸国でも以前鉄道輸送が主だった時代には、日本同様車両に人を詰め込んでいたようですが、やはりドイツは地域分散型の社会構造+国土の人が住める割合が日本より遥かに多い故か、小さな区域に人口集中が行われていないため、どうやって利用者を増やすかに主眼を置いている+伝統的に階級社会制度の名残があるため、いかんせん車両や運用のコンセプトが我が国とは異なります。

by Akira (2010-02-20 08:33) 

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