Schürzen-Schnellzugwagen Teil 1 / KIRUBA Classic 1/2010 [欧州鉄道]
今回もメッセ出張時にゲットした戦利品?の1つを紹介したい。
2/3に宿泊先のBamberg市内を見(買い物し)て回り、駅では612形などを撮り鉄しつつ、いつものように駅の雑誌屋に入って鉄道誌を物色した。その時目に飛び込んできたのがこれ。
機関車などを特集したり、TEEやらD-Zugの特集雑誌なら見掛けるのだが、これはSchuerzenwagenだけを取扱った雑誌である。出版社も初めて見た名前で、いぶかしく中身を開いたら、どうしてどうして、今迄このブログでも良く参考文献として記すGeraMondの「Wagen」に劣らぬ資料であることが容易に理解出来る内容である。「これは即買いするしかない!」とすぐさまレジへと進んだのである。
翌日、メッセ会場へ向かい一通りメルクリンの新製品モデルを撮影したり、通訳などの仕事をする合間に4Aホールを見て回った時、ROCOブースの隣に鉄道誌を扱うブースがあったので少しばかり眺めていると、前日にゲットしたSchuerzenwagenの雑誌があるではないか。実はこの雑誌は「Teil 1」(第1部)と記されているので、きっと第2部が出るに違いないと思い、そのブースにいた人に「この雑誌昨日買ったんだけど、Teil 2はいつ頃出版予定なの?」と聞くと、その人は「どこでこの雑誌を買った? 何冊ぐらい残っていた? この雑誌どうだった?」と逆に質問される羽目に....。なんで?..と思いながら「昨日Bamberg駅の雑誌屋で買った」...などと応えると、「Teil 2は、今製作中で9月ぐらいには出せると思う..」と、やけに詳しいお答え。何かおかしいと感じ始めた時、「この雑誌は私が出したんだ..」.と。彼の胸のバッチには、「C.Kirchner」と記されている。何とこの雑誌の執筆者ではないか。それは気になるはずである。そうこうしているうちにHagenさんもやってきて彼と挨拶。このブースは、以前このブログでも紹介した雑誌 「Zuege」も扱っているのである。この業界はつくづく狭いと思った瞬間である。
そんな訳で、今回ゲットした雑誌の中では1番の収穫であったと思うこの「Schuerzen-Schnellzugwagen」は、客車、特にこの形式の大好きな私には特別だからである。
この誌面は写真が多く、その写真も大きいのが特徴である。そして一覧表もあるのでドイツ語がわからなくても充分に楽しめるし資料としても使える。上画像は見開きの写真で、場所はライン河畔ということがすぐにわかる。F163とあるので50年代の「Rheingold-Express」か「Loreley-Express」であろう。P8形と01形の重連である。機関車の次位にはSBB客車が増結されている。食堂車は見えにくいが、おそらくCIWLではなかろうか。初めて見る写真である。
上画像は、Schuerzenwagenの食堂車WRügeh 152のポップカラーである。この塗装の同形式は6両存在していたが、その全てがこの見開きカラー写真で見れるのである。DBロゴのポジティブとネガティブの両方が存在していたことが一目瞭然で、219番のみポジティブマークであったことがすぐに理解できた。また屋根の尾灯受けがあるものとないものが両方存在することも理解できる。
他に2階建て寝台車やOeBB向け車両、特殊車両にいたる迄かなり広く深く調べ上げている内容には脱帽である。Schuerzenwagen研究には、必携の一冊であることは間違いない。
「Teil 2」の出版が待ち遠しいのである。
さて、これを日本で手に入れる方法であるが、模型店の中には日本でも在庫があるようである。
AmazonジャパンではISBNから調べても現在は出ていなかったが、ドイツアマゾンでは見つけたので、以下リンクを貼っておく。(ドイツアマゾンは、日本と同様登録さえすれば、送料が少々必要だが同じ要領で購入できる)
[EDIT] 2010-02-25 08:07
2/3に宿泊先のBamberg市内を見(買い物し)て回り、駅では612形などを撮り鉄しつつ、いつものように駅の雑誌屋に入って鉄道誌を物色した。その時目に飛び込んできたのがこれ。
機関車などを特集したり、TEEやらD-Zugの特集雑誌なら見掛けるのだが、これはSchuerzenwagenだけを取扱った雑誌である。出版社も初めて見た名前で、いぶかしく中身を開いたら、どうしてどうして、今迄このブログでも良く参考文献として記すGeraMondの「Wagen」に劣らぬ資料であることが容易に理解出来る内容である。「これは即買いするしかない!」とすぐさまレジへと進んだのである。
翌日、メッセ会場へ向かい一通りメルクリンの新製品モデルを撮影したり、通訳などの仕事をする合間に4Aホールを見て回った時、ROCOブースの隣に鉄道誌を扱うブースがあったので少しばかり眺めていると、前日にゲットしたSchuerzenwagenの雑誌があるではないか。実はこの雑誌は「Teil 1」(第1部)と記されているので、きっと第2部が出るに違いないと思い、そのブースにいた人に「この雑誌昨日買ったんだけど、Teil 2はいつ頃出版予定なの?」と聞くと、その人は「どこでこの雑誌を買った? 何冊ぐらい残っていた? この雑誌どうだった?」と逆に質問される羽目に....。なんで?..と思いながら「昨日Bamberg駅の雑誌屋で買った」...などと応えると、「Teil 2は、今製作中で9月ぐらいには出せると思う..」と、やけに詳しいお答え。何かおかしいと感じ始めた時、「この雑誌は私が出したんだ..」.と。彼の胸のバッチには、「C.Kirchner」と記されている。何とこの雑誌の執筆者ではないか。それは気になるはずである。そうこうしているうちにHagenさんもやってきて彼と挨拶。このブースは、以前このブログでも紹介した雑誌 「Zuege」も扱っているのである。この業界はつくづく狭いと思った瞬間である。
そんな訳で、今回ゲットした雑誌の中では1番の収穫であったと思うこの「Schuerzen-Schnellzugwagen」は、客車、特にこの形式の大好きな私には特別だからである。
この誌面は写真が多く、その写真も大きいのが特徴である。そして一覧表もあるのでドイツ語がわからなくても充分に楽しめるし資料としても使える。上画像は見開きの写真で、場所はライン河畔ということがすぐにわかる。F163とあるので50年代の「Rheingold-Express」か「Loreley-Express」であろう。P8形と01形の重連である。機関車の次位にはSBB客車が増結されている。食堂車は見えにくいが、おそらくCIWLではなかろうか。初めて見る写真である。
上画像は、Schuerzenwagenの食堂車WRügeh 152のポップカラーである。この塗装の同形式は6両存在していたが、その全てがこの見開きカラー写真で見れるのである。DBロゴのポジティブとネガティブの両方が存在していたことが一目瞭然で、219番のみポジティブマークであったことがすぐに理解できた。また屋根の尾灯受けがあるものとないものが両方存在することも理解できる。
他に2階建て寝台車やOeBB向け車両、特殊車両にいたる迄かなり広く深く調べ上げている内容には脱帽である。Schuerzenwagen研究には、必携の一冊であることは間違いない。
「Teil 2」の出版が待ち遠しいのである。
さて、これを日本で手に入れる方法であるが、模型店の中には日本でも在庫があるようである。
AmazonジャパンではISBNから調べても現在は出ていなかったが、ドイツアマゾンでは見つけたので、以下リンクを貼っておく。(ドイツアマゾンは、日本と同様登録さえすれば、送料が少々必要だが同じ要領で購入できる)
[EDIT] 2010-02-25 08:07
うーん、これは欲しいですね。
国内で扱ってくれるお店があるといいんですが...
by しげやん (2010-02-24 18:44)
こんばんは、しげやんさん。
この雑誌の名前でGoogle先生にお伺いを立てたら同じ出版社の別の雑誌が、某洋書店のサイトにありました。なので暫くすると店頭に並ぶのかも知れませんね。
by Akira (2010-02-24 20:29)
こんばんは
興味深い本のご紹介をありがとうございます。
気にはなっていた本なのですが全く内容が解らず、価格と同じほどの送料が掛かるので入手するか迷っていました。内容の写真までご紹介頂いて購入の判断に非常に助かります。
ドイツの客車関係でお勧めの本は他にも有りますでしょうか?(^^ゞ
by 300B (2010-02-24 21:35)
こんばんは、300Bさん。
確かに表紙だけでは判断がつかないですよね。送料も掛かりますし。もしかしたら暫くすればアマゾンジャパンでも取扱いが始まるかも知れません。
ドイツの客車関係の書籍は、今のところ「WAGEN」に頼りっぱなしです。
by Akira (2010-02-24 21:51)
こんばんはT-Zugです。
メッセ会場ではお忙しい中お話が出来て、行った甲斐がありました。
この本、私もMuenchenの駅構内の本屋さんで見つけてゲットしました。シュルツェンヴァーゲンは大好きなので、価格に躊躇しながらも買いました。(ちょっと高めですよね!)
内容はAkiraさんの仰るとおり満足の行くもので、私の様にドイツ語が不得手でも十分に楽しめるものですね。
オフ会を楽しみにしています。
by T-Zug (2010-02-24 22:38)
こんばんは、T-Zugさん。
メッセではお会いできて良かったです。あまりお構いもできず失礼しました。
ドイツは基本的に日本より雑誌も本も価格は高いと思います。Schuerzenwagen本は食堂車、寝台車、座席車(ABC/BC/C)と特殊車両が掲載されているのでTeil 2には何が掲載されるのか見当もつきませんが、いずれにしても楽しみです。
27日にお会いできることを楽しみにしています。
by Akira (2010-02-24 22:53)
こんばんわ。この本、トラムウェイさんで扱っていたのでゲットしています。
http://www.dauphin-railwaymodel.jp/17.html
メルクリンのOBB客車(43226、43246など)を持っていたのですがこの本で初めて実在している客車だと知りました(それまでは塗装だけ真似たフリーランス客車と思っていました)。また、本を見ると43246サロンカーは内装を改装しているのですが模型の方では食堂車の座席のままということもわかりました。
Teil2も楽しみです。
by カゲノ (2010-02-24 23:43)
こんばんは、カゲノさん。
この本が意外に多くの方々にも興味を持たれている事を知りました。
トラムウェイさんの情報をありがとうございます。OeBBのSchuerzenwagenは確かにありますね。Teil 2は楽しみですが、いったいどのような内容になるのでしょうね。
by Akira (2010-02-24 23:52)