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CS2の操作(21)ファンクションマッピング / V.1.4.0 (1) [Maerklin-Zubehoer]

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今回のCS2アップデートの目玉は何と言ってもmfxデコーダーでのファンクションを変更出来るファンクションマッピングであろうと思うのだが....。CS1のマッピングの操作要領とはだいぶ様子が異なるので、ちょっと自身がうろたえつつ挑戦中である。

まだまだ自身の理解を超えた機能があってそれを自在に設定出来ないのが辛いところであるが、取りあえず隠れたファンクション機能を表に出したりすることは出来たので、今回はそれを紹介したいと思う。

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まずは、ファンクションマッピングをしたい機関車(ここでは最新のインサイダーモデルであるBR03 1001)を呼び出した後、その画面のレンチマークに触れて上画像の設定画面を開く。

設定画面にある、新しい項目「CV」に触れると...

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上画面の注意表示が現れる。ここには、「通常のデコーダーではなくmfxデコーダーのCV値を変更出来るが、重要なCV値設定も含まれたり、不必要な変更を行う可能性もあるので、最初にデコーダーの取扱説明書を熟読するよう」との説明がなされている。

ここで「レ」(チェック)マークを触れると...。

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次々とデータ読込みの過程(RootからMiscまでの5つ)が表示され、読み込みが終了すると...。

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上画面のCV(Root)設定画面になる。
ここでは、画面右側にあるファンクションアイコンに注目する。設定を変更したり追加したりする目的のファンクションアイコンに触れると、下画面(ここでは走行サウンド)に切り替わる。

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ここで新しい機能を見ることが出来る。アイコンの選択が出来る左上部分の右隣に同じアイコンが表示され、アイコン上に「Test」と表示されている。このアイコンを触れるとファンクション機能を再現することが出来る。これは、登録前の設定時にファンクションの確認が出来るので便利な機能。
更に、その左側にある文字と矢印は、デコーダー内のスロットに記憶されている機能である。(ここでは「Fahrsound [走行サウンド]」となっている。隣の矢印は、走行方向である。前進、後進、両方の3つから選択が可能である。

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ここでは、今回この機関車の隠れたファンクションである速度半減機能(Rangiergang / 入換走行)を表に出してみたいと思う。
そこで、最初に右側のファンクションアイコンの表の最後のアイコン(f10)の1つ下にあるf11(アイコン無し)にそのファンクションを登録するようにしたい。まずは、f11の何もない部分を触れたのが上画像である。

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早速速度半減機能のシンボルマークである「カメ」マークを左側のアイコンボックス(icon)から選ぶ。ファンクションの機能は、上から単なるon/offのスイッチ(Schaltfunktion)、押している時のみon(Implusfunktion)、設定時間(秒)だけon(Zeitfunktion)の3つから選択出来る。
この場合、単なるon/offスイッチでよいので、Schaltfunktionを選択する。

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上画像は画面右下の拡大である。「X」の上に『S』、「レ」の上に『F』と記されている。これはどうやら「Stand」(停車)と「Fahrt」(走行)を意味し、これは「停車時」と「発車時」のみファンクション機能を持たせるときに使用する。

さて、ここからが大切なところである。
画面右下にある幾つかのシンボルがあるが、今回のような何も設定されていないファンクションボタンに新たにファンクションを登録させる場合は、上画像の1番左側のシンボルに触れる。すると....

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「Test」のアイコン横に、新たにデコーダースロットの選択表が現れる。

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表の文字部分(ここでは「Licht vorne」)を触れると、その詳細設定が更に左側に表れるのである。

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ここでは、速度半減機能を呼び出したいので、文字の右にある「▼」を触れると、選択可能なスロット全てが羅列されるので、そこから「Rangiergang」(入換走行)を選択する。それが上画面である。
*画面では左の詳細設定が「64」になっているが、デフォルトは「128」である。128のままで問題ない。

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設定準備が完了したので、画面右下にあるシンボルの左から 3番目にある「矢印と機関車」マークを触れる。すると、機関車のmfxデコーダーに書換え作業をしている上画面になる。

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書換えが完了すると上画面になり、「カメ」マークがf11の場所にあることが確認出来る。
最後に確定ボタンである「レ」(チェック)マークを触れて....

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完了である。

今のところ、ファンクションマッピングと言っても、私の理解の範囲がCS1で出来た機能の一部のみに留まっているのが現実である。スタート時や停車時のみファンクションがonになる機能など、『S』や『F』の表示が見えていることもあり、ちょっと期待しているのだが、残念ながらそれを設定するに至ってはいない。
その方法をご承知の方はご教示いただければ大変ありがたい。

今回、CS2のファンクションマッピングを操作してみて、フルカラー液晶で精細かつ多色表示の操作感はいわずもがなである一方、CS1のようにファンクション番号とスロットを一覧表で纏めてあるのは別の意味で使い易かったように思う。特に設定の最初のプロセスにCV値設定を開くのは、今回のようにそれを目的としない場合、デコーダーからのCV値のロードタイムが単なる時間のロスだけではなく、現れたCV値を意図せずにいじってしまう可能性もないわけではなかろうと思う訳である。故に、出来ればファンクションマッピングはCV値設定とは別メニューかつ表で表示してあれば更に使い易いのではと感じたのである。

CV値の変更はヘタにいじると取り返しがつかない(場合がある?)ので、このファンクションのみの変更だけにしているが、このブログを読んで設定変更を試みる際は、是非注意して行って欲しいと願うものである。

[ご注意] ここに記す設定など操作については、すべて個人で行ったものです。これら操作を行う場合は各自の自己責任においておこなってください。

[EDIT] 2011-06-09 11:51
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だんきち

SとF試してみました。おっしゃる通り停車時および走行時にファンクションをonにする機能のようです。
残念ながらバグでしょうか、ImpulsfunktionやZeitfunktionが動作しません。このため、例えばデコーダー内に長声の汽笛しか入っていないものでFahrtに汽笛という設定をすると、現状ではいかに設定しても走行中汽笛が鳴りっぱなしということになってしまいます。
また、soft driveモーターの車両や編成ものではこのSとFにAUX(Ausgang)から専用基盤やリレーへの出力が設定されていることがあります。設定を間違えると走らなくなる可能性があるのでご注意を。
by だんきち (2010-10-07 02:42) 

Akira

だんきちさん、おはようございます。

検証結果のご報告をありがとうございます。
『S』と『F』は機能するのですね。今日はこれから1日外出なので、試すことができないと思いますが、早めにこの機能の検証を私も試みたいと思います。
出来ることなら皆さんからの検証結果を集約して纏められれば良いかなと考えています。
メルクリンドイツのサイトは未だに前バージョンのアップデータのみの公開なので、今回のEthernet経由のバージョンアップは、やはりβ版(人柱向け?)としての理解で良いのでしょう。
by Akira (2010-10-07 08:08) 

Akira

おはようございます。

昨晩BR03 1001に後進発車時『F』に警笛短音を設定させようと試してみましたが、中々上手く行きませんでした。最終的には、空いているファンクションF13に、サウンドスロット2(警笛短音)を設定させ、アイコンを設定せず(無印)に登録させたところ、前進時から後進時に逆転機能させた(赤いコントロールノブを押した)時に警笛短音が鳴りました。(CS1での設定の時は、後進発進時に警笛短音が鳴ります)

う〜ん、これって正しいやり方なのか...?

あと、今回のアップデートでCS2画面のスクリーンショットをパソコンで取り込める機能が追加されたのですが、ウェブブラウザでCS2のIPアドレスを入力すれば良いとのこと。昨晩の試行では、我が家の通信環境が無線LANのためか、CS2とパソコンとをEthernet接続しても設定がまずかったのか...パソコン上にCS2のスクリーンショットは現れず..でした。

このあたりは、IT関連の専門家からのご助言を頂ければ..嬉しいです。
by Akira (2010-10-08 09:27) 

だんきち

それ、Sの方で登録されてませんか?

Fの設定画面→10枚目の写真のごとく選択表を出す→この選択で短汽笛(サウンド2?)を選び、かつ後進方向のみに設定する。
これでできると思うんですが。

6枚目の写真下、フォルダから矢印が出たり入ったりしてるアイコンですが、CV設定をCSに残しまた読み出したりできるようになってました。
2枚目の写真、CV Zugriffで車両のCVを読みだす→それが終わったところで、矢印がフォルダに向いているアイコンを押す→CSにその車両のCV設定が記録される、というようになっています。
また、フォルダから矢印が出ているアイコンを押す→前記でCSに記録されたCV設定が車両ごとに選べる画面が出る→そのうち一つを選んで画面に表示させる→これをそのまま車両に書き込む(汽車に向かって矢印が出ているアイコンを押す)

この機能をうまく使えば、ファンクションの設定についてはまだ検証ができてませんが、CVでの設定例えば加減速や音量などについては、触りまくってわけわからない状態になっても、とりあえず触る前の状態に戻すことが出来ると思います。


by だんきち (2010-10-08 13:27) 

deanna

無線LANの場合、機器によっては無線配下の機器との通信をさせない設定があります。
こんな機能です。
http://buffalo.jp/download/manual/html/air1200/

ところでUpdateで機関車の絵は増えたのでしょうか?
by deanna (2010-10-08 15:01) 

だんきち

deannaさま。

絵はワタシも期待してたのですが、i残念ながら増えた様子が見当たりません。

こんなサイトあります、いかがでしょう?
http://www.stayathome.ch/Lokbilder.htm
by だんきち (2010-10-08 16:16) 

Akira

こんばんは、

> だんきちさん

ご説明ありがとうございます。今回は取りあえずCS1とCS2を横並びに出して2つのコントローラーを使いながら検証作業をしてみました。(と言うより、CS1なら経験があるので簡単に設定ができるからです)

CS2で設定した03.10形を、CS1で呼び出してファンクションマッピング画面を呼び出したところ、Soundslot2には『Stand』にも『Fahrt』にもチェックされていませんでした。代わりに(先にCS2で設定した)「F13」の「Saundslot2」の後進(r)にチェックが入っていました。(結局、CS2では『S』も『F』も設定されていなかったんですね)

そこで今度は、CS1のファンクションマッピングで改めて『Fahrt』の後進(r)で「Soundslot2」にチェックを入れることで目的は果たせましたが、これではCS2の設定ではなくなり...orz

また、次の機会に今一度試してみて、上手くいけばブログで手順を示したいと思います...。

> deannaさん
ご教示ありがとうございます。すみません私が自身のLAN環境を記さなかったので、ちょっと違う感じになっています。

因に、私の環境は...。

OS: Mac OS 10.4
ブラウザ:Safari
LAN: AirMac Extrem

です。

おそらくパソコンの設定をAirMacからEthernetにして、ブラウザを立ち上げてCS2のIPアドレスをブラウザに入れれば良いのかなと思うのですが...。1度CS2にEthernetを直結して試したのですが、上手くゆかず。
又は、無線LANルーターとCS2のEthernet端子にケーブルを接続するのが良いのか....?

機関車画像については、BR03 1001もなかったので、アップデートされていなかったような気がする一方で、何故かWRuemh 131(瘤付き)食堂車の画像を見つけて..何コレ?って思いました。
by Akira (2010-10-08 17:37) 

deanna

だんきちさん

情報ありがとうございます。
ダウンロードして画像みてみます。
by deanna (2010-10-10 02:47) 

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