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26557 DB Avümh 111 / Ep.IV [Maerklin-Reisezugwagen]

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TEE Bavariaセットの続きである。今回はDBの1等区分室客車である。このモデルの実車については既に幾つか紹介しているので多くは述べまい。違いと言えば、車体番号とサボぐらいであるから、そのあたりを少々....。

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今回このモデルを見て「おや?」と気づいたのは、室内装備の色である。ちょっとターコイズがかったブルーである。前にリリースしたTEE Bavariaセット(43859)の同形モデルは、濃いめのブルーの室内装備である。
実際の色(つまりシート表皮の色)は紺色に近いブルーであると思ったのだが、時期によって、また製造車両メーカーによって変わって来るのかもしれない。車体横に見えるエアコンの通風口は小型。また、車体は切妻屋根であることから1967〜1969年に製造された第2次車に属する車両であろう。

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サボは、DBのもので「TEE Bavaria」の他、号車番号と始発駅であるMünchenから途中停車駅、そして終着駅のZürichが表記されている。

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車体表記である。極めて鮮明で文句がない。車体番号は、「60 80 19-80 132-2」と記されている。手元の資料によれば、この車両は1968年8月28日、KasselのWegmann u. Co.,社により落成。1976年に車体番号が「61 80 19-73 062-0」に変更されている。1984年には、形式もAvmz 111.0と変更されている。1999/2000年の資料のため、現在は廃車か譲渡されているかも知れない。

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RICラスターには、ドイツの他、オーストリア、スイス、オランダの入線許可がなされている。(TEE Rheingoldにも使える仕様である)もちろん多電源仕様である。航送も可能となっている。許可された最高速度は160Km/hである。200Km/h仕様との違いは、台車の仕様違いというより、ブレーキの制動性能の違いから来るもの。つまり、160Km/h仕様でも200Km/hの速度で走ることが出来るが、ブレーキ性能が、200Km/hと異なる。おそらくMagnetschienenbremse(電磁踏面ブレーキ)の有無によるものと考えられる。

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REV表記は、1972年7月6日が直近の検査日となっている。

1972年夏の実際の運用には、ミュンヘンオリンピック輸送もあったためか、機関車+4両編成の組成であったようであるが、このセットは客車が3両のため、43859があれば、それの同形客車を増結させれば良いと思う。サボが気にならなければ、その他(00776など)の同形客車を使えば良い。

参考文献:"WAGEN" Das Archiv der deutschen Reisezug- und Guerterwagen
/ GeraNova Zeitschriftverlag GmbH München

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