Eisenbahn Romantik Kalender 2011

昨日、郵便配達員が「ポストに入らなかったので．．．」と、段ボールに梱包された薄い郵便物を受け取った。表には「Eisenbahn Romantik」のシールが貼ってあり、差出人はSWR（南西ドイツ放送局）である。そう、先日Hagenさんからメールがあり、新年の挨拶と共にカレンダーを送ったとの知らせがあったのだ。

このカレンダー、世界中の鉄道を紹介するドイツの鉄道テレビ番組「Eisenbahn Romantik」のもので、昨年１年間に放送された世界の鉄道を番組取材時にHagenさんなどスタッフ自らがカメラに収めた画像をカレンダーのモチーフにしたものである。ページを捲るとそのどれもが美しい風景と興味深い鉄道が写っているのである。2006年秋に取材チームが日本を初めて訪れ、当ブログでも毎日のように同行記録を残した思い出は懐かしい。私も同行した縁で今でも付き合いが続いているのだが、2008年のカレンダーには山口線のC57が表紙を飾っていた。

届いたカレンダーには、グリーティングカードが挿入されており、そこにはHagenさんの手書きサインが記されている。いつもながらの彼らしい心遣いである。



早速、封を開けてみると、今月はRhBのベルニナ線の雪景色である。青く澄んだ空と真っ白な雪原に雪山、そしてそこを走る真っ赤で小さな列車は、スイスらしい絵になる風景である。
さて、カレンダーは年末にやはり世界の鉄道カレンダーを頂いており、それが居間の中央に掲げられていて、これは日付も見易く美しい鉄道風景写真と共に重宝しているのであるが、さすがに同じ場所に並べる訳にもいかず．．．同じ居間には反対側の角の壁が空いていてそこにある棚には、以前Hagenさんから頂いたメルクリン貨車などを飾っているので丁度良い場所でもある。一部屋に２枚の鉄道カレンダーを飾る家も多くはなかろうが、家族の反対も無くヨシとしよう。今はその空間にEisenbahn Romantikコーナーとなった感があるのである。

このEisenbahn Romantikは、毎週放映され私がドイツに居た時は１番のお気に入り番組であった。ドイツの鉄道関連が最も多く、歴史から最新情報迄上手く、そしてわかり易く纏めてある。そして鉄道模型についてのテーマも少なからずあり、その多くはメルクリンというのはドイツならでは．．でもあろう。

この番組を通して知り得たドイツの鉄道知識も少なからずあり、ドイツを離れる時に寂しかった原因の１つがこの番組を見れない事でもあった。．．．それから10年以上が過ぎた今、SWRの同番組公式ページでは、最新の番組動画が見れる他、YouTubeでも番組がネット配信されるようになり、私の目の前にあるパソコン画面でも簡単に「Eisenbahn Romantik」とHagenさんのモデレーションを見る事が出来るようになったのである。最近の一部のテレビは、YouTube映像をそのままテレビで見れる機能もあるという。そこまでは私も出来ないが、私にとってのIT社会の恩恵の大きな一つがこれであることは間違いない。




Eisenbahn Romantik / YouTube
http://www.youtube.com/user/Eisenbahnromantik

Eisenbahn Romantik / SWR
http://www.swr.de/eisenbahn-romantik/

タグ：YouTube Eisenbahn Romantik SWR Hagen von Ortloff

コメント 4

ハーゲンさんですか、なつかしいですね。もうあれは何年前になるでしょうか。今も私にとって良い想い出になっています。ベルニナ線の写真もすばらしいです。
by klaviermusik-koba (2011-01-25 15:48) 

こんにちは、kobaさん。

そうです。あの時は本当に助かりましたし、Hagenさんも日本最後の取材がkobaさんで、その時の印象が強く残っているようです。渋谷の打ち上げの時も楽しかったですね。私も一生の思い出です。Hagenさんはお孫さんにご自分のオールドメルクリンモデルをプレゼントして、お孫さんを立派な鉄に育てるのかも知れませんね。
by Akira (2011-01-25 16:06) 

Akira さん

この番組、Apple TV 経由で32インチの液晶テレビで見ています。ドイツでは、この番組、ハイビジョンでも放送されていいるのでよか？

by Bemo (2011-01-25 23:19) 

こんばんは、Bemoさん。

Apple TVは私も気になっています。リーズナブルですしね。
さて、ドイツでの放送ですが、おそらくハイビジョン（16:9）だと思います。（カメラマンのビデオカメラはHDでしたし．．．）

実際ドイツではハイビジョン番組として見ていないので、あまり確証はないんですが．．．。
by Akira (2011-01-26 00:02)