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Stadtbummel auf Deutsch [日独交流]

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先日アマゾンで予約していた本がようやく届いた。この本は、当ブログでリンクさせて頂いているブログ「Berlin 中央駅」の管理人でもあるベルリン在住の中村真人氏執筆による「街歩きのドイツ語」という旅行ガイドブックである。

当初、「Berlin 中央駅」ブログでこのガイドの紹介があった時、興味は持ったものの旅行会話程度のドイツ語なら必要はないと思ったものの、この時の文面では氏の「この本のお話をいただいた時、旅先で実際に使ってもらえる本になるよう、思わず口に出してみたくなるフレーズがたくさん載った、そしてドイツ人は実際にこういうことを言っているのか現地で確かめてみたくなるような、そんな本にしたいと思いました。」を読んで、これはひと味違ったガイドかも?と思い注文したのである。

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早速届いたこのガイドは、とても洗練されたグラフィックデザインの装丁とレイアウトである。ページを捲ってみると、確かにそのとおりであることがすぐに理解できた。私自身、幾つかのガイドを持ち、利用した事もあるが、実はドイツに長く住んで様々なフレーズで会話が成り立つことに気がつくのである。で、このガイドにはそのようなフレーズがちゃんと出て来るのである。

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もう1つ、執筆者の住まいであるベルリンをベースにした記述であるが、公共交通機関の使い方はこのガイドの2番目の項目で記されている他、ベルリンならではの建築や住宅についてなど、街歩きをしながらドイツを真に楽しむ術が隅々迄記されている印象である。

先程記したベルリンの街歩きを記したガイドであるのは確かであるが、ベルリンに限らずドイツ語圏なら何処の街でも使えるガイドと言えよう。ドイツ語を話せない一般の旅行者はもちろん、ある程度ドイツを知った者でもこの小さな1冊をポケットに忍ばせてドイツの街を歩けばきっと何か役に立つというおススメのガイドであることを確認したのである。

出来る事なら、この本のような「フランス語版」や「イタリア語版」が欲しいくらいである..でも難しいと思うが。



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HUH

こんにちは。単なるドイツ語会話本でも、単なる旅行ガイドではもないところが魅力的に見えますね。同じ筆者に「素顔のベルリン」もとても良い本です。是非ご覧下さい。
by HUH (2011-06-03 18:40) 

Akira

こんばんは、HUHさん。

「素顔のベルリン」はまだ読んだ事がありません。中村氏の執筆ならきっと良書でしょう。
by Akira (2011-06-03 20:32) 

Bemo

Akira さん

情報ありがとうございます。

近所の書店に在庫があったので、取り置き頼みました。久しぶりに、ドイツ語の本を買います。ドイツ語の発音だめなので、サポートウェブページに音声ファイルがあればと、無理なお願い。

「ベルリン中央駅」は、たまに拝見しております。以前に、地形の模式図が記事にあってびっくり、早稲田からの留学生の方が作成されたものでした、非常に懐かしいもを見ました。

来年以降、少し経済的にゆとりができそうなので、ドイツ旅行を実現したいです。

by Bemo (2011-06-04 13:34) 

Akira

こんにちは、Bemoさん。

私も「ベルリン中央駅」ブログが更新される度に読んでいますが、このガイドとブログの同じトーンで記されているので安心しました。来年はこの本を片手にドイツ訪問が叶えられれば良いですね。
by Akira (2011-06-04 14:40) 

カゲノ

こんにちは。
>ドイツ語の発音だめなので、サポートウェブページに音声ファイルがあればと、無理なお願い。
最近のgoogleの言語ツールは入力した文章を翻訳だけでなく各言語の音声も出せるようになっているのですが発音的にはどうなのでしょうか?(実は自分のブログ名にドイツ語の単語を使っているのですがなんて発音していいのか分からないというはずかしい状況・・・)
例:Märklin my worldの一文より 
http://translate.google.co.jp/translate_t?hl=&ie=UTF-8&text=Fiddleyard&sl=de&tl=ja#de|ja|Willkommen%20in%20der%20neuen%20dynamischen%20Welt%20von%20M%C3%A4rklin

※左下の「音声を聞く」をクリックすると音声が流れる。長文になってくると無理なのか「音声を聞く」が表示されなくなる
by カゲノ (2011-06-04 16:53) 

Akira

こんにちは、カゲノさん。

google翻訳は翻訳サイトの中では比較的マトモなので良く利用しています。で、音声聴視機能なんですが、今確認してみたところ、まぁまぁ通じる範囲だと思います。これはおそらくボーカロイドみたいな形で作られているのだと思いますが、ドイツ語特有のウムラウト付単語で若干違和感を感じ(と言っても通じるレベルにあります)ますが、それ以外では、アクセントの位置も正しいですし、問題の起きるようなレベルではありません。

ただ、これを自身のドイツ語の勉強のお手本とするのは若干危険性を感じます。それならテレビやラジオのドイツ語講座やNHK-BSで早朝放送されている毎日のニュースを副音声で聞けば良い練習となるでしょう。
by Akira (2011-06-04 17:26) 

カゲノ

Akira様、回答いただきありがとうございます。日本語の方だって発声させると意味は通じるけど違和感ありますもんね。あくまでも参考程度に利用するとします。
(以前ニュースで、外国人がiPhoneの自動音声翻訳ソフトだけで日本国内を旅行できるか実験していましたが、旅行程度であればある程度実用段階にはいってきているのかもしれません。方言で話されると翻訳できずに困ってましたが。)
http://www.ichibel.com/product/product_jibbigo.html
by カゲノ (2011-06-04 18:25) 

Akira

こんばんは、カゲノさん。

iPhoneの自動音声翻訳アプリは便利ですね。これを持っていたら間違いなく頼ってしまいます。但し方言については残念ながら難しいでしょうね。ドイツの場合、ミュンヘンなどで話されるBayerisch程度なら何とか...でも聖地ゲッピンゲンは、私が最も難解と感じるSchwaebischです。これを理解するのは.....。日本語で言えば津軽弁とかのレベルだと...。
by Akira (2011-06-04 20:15) 

Bemo

Akira さん、カゲノさん、どうも

ドイツの標準語はベルリンのものですか?

以前、ドイツでは、フランスとは違って、英語が話せない人が多いと聞きましたが、今も事情が同じでしょうか?
by Bemo (2011-06-05 12:13) 

Akira

こんにちは、Bemoさん。

ドイツの標準語はHannoverあたりで使われているHochdeutschと呼ばれるものです。北ドイツの言葉がテレビやラジオで使われていますね。
ドイツとフランスを比較するのはナニとは思いますが、少なくとも日本よりは遥かにドイツ人は英語に堪能です。私の職場の同僚だったドイツ人は英語ほど簡単な言語はないと言っていました...。まぁ、ドイツ語と英語は同じゲルマン語系の兄弟語ですからね。フランス語はラテン語系なのでかえって難しいかも知れません。
by Akira (2011-06-05 15:05) 

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