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37741 DB V 160 004 / Ep.III [Maerklin-Lok]

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久しぶりに届いた機関車の紹介がしたい。V160形試作形ディーゼル機関車である。この同形モデルは、以前当ブログでも紹介したアナログモデル(2864)がある。

同形と言ってもこのモデルは全くの新金型である。2864が樹脂製ボディだったのに比べて、このモデルは全金属製で重量もしっかりある。全軸駆動でもあることから牽引力はより高いものになっているのではなかろうか。
仕様は登場時の姿で、Ep.IV以降のPurpurrot一色ボディではなく、運転台窓の部分がウォームグレーになっているツートンカラーの仕様で限定のMHI製品である。スタイルについては2661の記事に記してあるので、今回はモデルとして紹介してみたい。上画像は全体としてLoloという愛称に象徴されるモデルのふくよかなプロポーションは実車のイメージに忠実である。(2864ももちろん良い)

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▲ 先頭部分を側面から見た画像である。

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▲ ボディのDBマークと車体番号

ボディの印刷は、今日のメルクリンのレベルで初期のDBロゴも非常に美しい。車体番号は、V 160 004である。2864は、003なのでちゃんと番号を変えているところは私のような古いモデルを持っているファンには嬉しい配慮である。動態保存機は003号なのだが、この004号は以下のように様々な変遷があり、現存しているようである。

Krupp / 4047 / 1960 / V 160 / / B'B'-dh / 1435 mm

23.12.1960 Auslieferung an DB - Deutsche Bundesbahn "V 160 004"
04.01.1961 Abnahme
01.01.1968 Umzeichnung in "216 004-2"
03.02.1981 z-Stellung
22.08.1981 Ausmusterung
__.__.1981 an HKB - Hersfelder Kreisbahn "V 31" [3. Besetzung]
15.08.1983 => HEG - Hersfelder Eisenbahn GmbH "V 31"
__.02.1989 an TWE - Teutoburger Wald-Eisenbahn AG, Gütersloh "V 216"
__.12.1989 an WEG - Württembergische Eisenbahn-Gesellschaft mbH, Stuttgart "V 216"
__.__.1991 => WEG - Württembergische Eisenbahn-Gesellschaft mbH, Waiblingen "V 216"
16.07.1993 an TWE - Teutoburger Wald-Eisenbahn AG, Gütersloh „V 216"
__.__.1996 an SerFer - Servizi Ferroviari SrL, Udine [I] "T 2741"
__.__.1999 => SerFer - Servizi Ferroviari S.r.L., Genova [I] "K 054"

26.05.2006 in Udine [I] vh

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▲ 台車と台車上の表記類

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▲ KRUPP社の製造社銘版もしっかり印刷されている

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上画像は、先頭部のディテールである。2864との違いは、前照灯/尾灯ケースの左右横の手摺が別パーツで表現されていることぐらいか。2864は尾灯点灯しないので、塗装表現であるのに対して、こちらは樹脂パーツでレンズが表現されている。

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屋根上を見たところ。独特の屋根上機器カバーが表現されているが、凹凸が少なくごろっとしているイメージは良く表現されている。

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このモデルで特筆すべきは、サウンドである。てっきりV160 026(29820)と同じ音源を使用したものかと思っていたのだが、全くと言って良いほど異なるサウンドである。特に始動時のセル音から始まるエンジン起動プロセスのサウンドは、ちょっとシビレルほど。高低2種の警笛音は、ほぼ同様である。ホームのアナウンスや、出発笛はデフォルトでは見当たらなかった。今迄のサウンドに比べて奥行きのある音色になったという印象である。やはりこの手の技術は日進月歩であるというのが実感である。

上は、CS2に表示された画像である。機関車画像は、試作形の画像ではない(216形)ため、暫くその登場を待つか、自分でpngファイルを作成するのが良いかもしれない。

V 160形試作車は、ハンブルクを中心に北ドイツの旅客列車を牽引して活躍したので、2階建て客車やUIC-X、シルバーリンゲなどなど、多くのEp.III時代の列車との組み合わせが可能で、蒸気機関車列車とのシーンも楽しめることもあって私を含めたEp.III列車好きには広くお薦め出来るモデルである。

参考サイト:
Diesellokomotive. / メルクリンドイツサイト
http://www.maerklin.de/de/service/suche/details.html?page=&perpage=10&level1=2341&level2=2346&newprod=1&art_nr=37741&search=1&era=4&gaugechoice=2&groupchoice=0&subgroupchoice=0&catalogue=0&features=0&searchtext=V+160&backlink=%2Fwww.maerklin.de%2Fde%2Fservice%2Fsuche%2Fproduktsuche.html

Verbleib der Vorserien-V 160 / Histrische Bahn / Drehscheibe - Online
http://www.drehscheibe-foren.de/foren/read.php?17,4292892
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BOAC VC10

時節柄、ちょっと早いクリスマスプレゼントですね。
従来のプラ製品は、基となった量産型の部品流用の関係か、
ちょっとのぺっとして、買うならRocoの方かなと思ってましたが、
今回はいい塩梅ですね。
メルクリンからは出ていませんが、
LIMAのリューベック線の戦前型の2階建連接車とか似合いますね。
by BOAC VC10 (2011-12-13 12:28) 

Akira

BOAC VC10さん、こんにちは。

お久しぶりです。このモデルでやってみたいのは、シルバーリンゲを機関車の左右に3両程度づつ連結させ走らせること。ただ、この場合、2両の制御客車が必要になりますので私には難しいですね。
by Akira (2011-12-13 12:39) 

300B

こんばんは

ROCOの216-009を配備済みなのでこのモデルは見送ったのですが、メルクリンらしい仕上がりで良い感じですね。

メタルボディーの重量感は、やはり良いのでしょうね(^^)
高評価のサウンドも気になります。
by 300B (2011-12-13 23:27) 

Akira

こんばんは、300Bさん。

ROCOは009号機なんですね。車番が異なるのは良い事です。
110.3形モデルなど、ダイキャストの肉厚が薄かったためか、金属ボディながら重量感がなかったのですが、このモデルは中々の重さでした。(計測した訳ではありませんが..)
塗装された表面からは金属製ボディであるかどうかは、判断しにくいですが、持った時の感触や重さで品質感が良く理解出来ます。

サウンドについては、もう実際に聞いて頂くのが良かろうかと...。MHIの限定品ながら公式サイトでは、青信号ですので、まだまだ手に入りやすいかと思われます。
by Akira (2011-12-14 09:01) 

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