26340 Köf 11 251 / Ep.III (Teil 1) [Maerklin-Lok]
先日紹介したV160試作形と同時に届いたもう1台のモデルを紹介したい。このモデルは今年の新製品で私の最も気になる1台であったので、手にした嬉しさはひとしおである。
上画像のKöf IIIと2両の貨車セット(24360)である。今回は、このセットから、可愛らしい入換え用機関車の紹介をしてみたい。
この機関車は、メルクリンでも数多くバリエーションのあるKöf IIの次世代機関車として登場したもので、Köf IIより一回り大きい。
まず、この機関車を手に取って感じたのは、金属製ボディであることにより、この大きさからは感じられない重さであることである。そして、その表現は実に緻密である。
このKöf IIIの実車は、戦前のKöf I、IIに続いて、戦後の1950年代に新たに製造された小規模または中規模駅などで入換用を目的とした最大出力250馬力の機関車である。
上は、モデルの前後と真横の画像である。戦後の機関車らしいモダンを感じる造形である。
キャブの表記は美しく印刷されている。この機関車はEp.III時代の仕様のため、「Köf 11251」はUIC表記ではない。詳しく言えばKöf 11の251号機である。
Köf IIIには、大まかに最高速度30Km/hのKöf 10形、40Km/hのKöf 11形、そしてKöf 11形のチェーン駆動からシャフト駆動に変更されたKöf 12形の3種類である。モデルはチェーン駆動、最高速度40Km/hタイプのKöf 11形をプロトタイプとしている。
エンジンルーム横のディテールである。Köfの特徴の1つである車軸台枠真横の大きなサイドステップが見える。台枠横から出ている手摺のような棒は走行制御ハンドルである。つまり入換作業員がステップに乗って機関車を制御することが出来る。
製造メーカーであるJUNG社の製造銘版である。
前照灯3灯/尾灯2灯は、前後共切換え点灯する。また、前後灯は個別に点灯消灯がファンクションで可能。
このモデルの最大の特徴と言って良いのがKöf IIモデル(36827)と共にKöfモデルで初めて採用されたテレックスカプラー。カプラーはごつく大きいが、確実な動作で入換用機関車にはなくてはならない機能だと思う。
このモデルは、mfxデジタルデコーダー内蔵である。画像は、CS2にデフォルト状態で表示させたもの。矩体の大きさが小さいため、サウンド機能は残念ながらない。そのため、ファンクションも多くはない。また、機関車画像は設定されていないので、自作するか暫く待つしかない。
手持ちのKöf IIとの比較を次の機会にしてみたい。
参考サイト:DB-Baureihe Köf III / Wikipedia Deutsch
http://de.wikipedia.org/wiki/DB-Baureihe_Köf_III
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