43910 DB A4üm-61 / Ep.III：Spielkiste：SSブログ

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28,2cm TEE-Wagen / D..｜T23400 DB A4üm-61 / .. ブログトップ

43910 DB A4üm-61 / Ep.III　[Maerklin-Reisezugwagen] [編集]

先日、「28,2cm UIC X-Wagen / DB Ep.III」を記しながら大切な幾つかのモデルについて当ブログで紹介し忘れているのに気がついた。それは製品番号で言えば43910から43950迄の５種である。これらは、メルクリンが2006年に最初にリリースした28,2cmモデルで、現在もリリースされているモデルである。．．．という訳で、これらEp.III仕様のUIC-X客車を記してゆきたいが、まずは１等区分室車のA4üm-61（43910）から。

既にこの同形モデルは、この単品以外にセットでも少なからずリリースされており、それらは当ブログでも紹介している。
画像は、車端部側面。車体色のKobaltblauは、Ep.III当時のDBの１等車の色であるが、同時に誤乗車防止から屋根雨樋下の白帯が追加されている。特徴的な２枚折戸は、実車でもこのシリーズからであり、プラグドアが出来る迄長く使用されている。今でもIC列車の客車の一部などで運用されているので見る事ができる。台車はMD33。当時は走行静粛性の優れた台車として、ドイツの代表的台車である。

モデルの表記の印刷は、このシリーズからメルクリンの精緻さが際立つようになったと感じていたが、現在は更に進化している。
車体番号は、「12 029 Esn」である。この車番の実車は、1963年12月2日WMD社で3430番として落成。1966年9月1日からはUIC番号化により、Aüm 203に、1982年12月31日からは、Am203.0に改番、その後InterRegio向けに改造。2000年の時点でAimz 261.2になっている。現在の状況は未確認。

サボの印刷は、若干滲みがあって読みづらいが、判別可能なレベルである。サボに表記されているのは、以下のとおり。

Dortmund - Hagen - Siegen - Gießen - Frankfurt(M) - Darmstadt - Heidelberg - Stuttgart - Ulm - München

ルール地方の都市の１つDortmundからFrankfurt(M)、Heidelbergを通ってStuttgart、そしてMünchenへと総距離700Kmを超える長距離列車である。おそらくD-Zugと思われる。現在は、KölnとFrankfurt(M)やMannheimとStuttgartにNBSがあるため、大幅に運行時間が短縮されているが、当時はそれらがないため、ゆっくりとした旅であったと想像できる。以下に運行経路を地図上に記す。

大きな地図で見る

Ep.III時代のRICラスターには、航送も含めてほとんどの西欧諸国（＋一部東欧諸国）の乗り入れを網羅している４電源仕様である。

当時出来立てであったであろうDBマークも鮮やかな印象。REV表記は1964年12月22日である。

車端部である。それまでのD-Zug客車の貫通扉から一線を画した両引戸式ドアが付いている。まだ自動ドア化以前だったため、開くのに力がいる。これ以前のGruppe 53と呼ばれるUIC-X客車は、蛇腹タイプの貫通扉のため、連結時はドアがなく開きっぱなしの状態であった。両開きドア化により、冬期のデッキ部分の寒冷対策の一助にはなったのであろう。

今後、このシリーズのモデルを少しずつ紹介してゆきたい。

参考文献：A4üm-61;Am 203 / "Wagen" Das Archiv der deutschen Reisezug- und Güterwagen / GeraNova Zeitschriftverlag GmbH München

参考サイト：Schnellzugwagen. / メルクリンドイツサイト
http://www.maerklin.de/de/service/suche/details.html?page=&perpage=10&level1=2341&level2=2346&art_nr=43910&search=1&era=0&gaugechoice=0&groupchoice=0&subgroupchoice=0&catalogue=0&features=0&searchtext=&backlink=%2Fwww.maerklin.de%2Fde%2Fservice%2Fsuche%2Fproduktsuche.html