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Aussichtswagen "railadventure LUXON" [欧州鉄道]

InnoTrans 2012の屋外展示は、とても沢山の車両が出展されていて、開催前日からネット上にそれらの中でも目玉と言われている車両画像がいくつも配信されていた一方、今頃になって初めて見る展示車両の画像もあり、それらの中で気になった車両の1つ、旧TEE "Rheingold"用のドームカーが民間チャーター列車会社の所有で展示されていた画像を見つけた。

http://sphotos-g.ak.fbcdn.net/hphotos-ak-ash4/223029_444471928937479_80674141_n.jpg

外観は、グレーの濃淡のツートンの車体中央に「LUXON」の文字が記されている。車内の画像を見つけることは出来なかったが、名前通り豪華仕様のようである。
中央のドーム部分は狭窓であることから1次車であることは間違いなく、少し調べてみたら、どうやら1962年Wegmann社にて製造された10 533であるようである。その後の経緯はご承知の通り、1976年から「IAO」、79年から「Reisebüro Mittelthurgau」、そして99年から北欧の「TKAB」、そして今年から「railadventure」へ移籍して運用が開始されるお披露目が、このInnoTrans 2012のようである。

ドームカーは、製造後既に50年が経過している車両である。レストアはされているが、ここまで長い間現役として使い込まれる車両もそう多くはあるまい。ドームカーという特殊な車両でもあり、 DBの看板列車「Rheingold」のために作られたと言う生い立ち、そしてその人気度を考えれば理解も出来る。おそらく今後も検査が通る限り現役を続けると思うが、オリジナルの姿で動態保存でも良いのでは...とも思ってしまうのである。

参考サイト:railadventure
http://www.railadventure.de/
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コメント 5

Berliner

私も、この車両見ました。おやと思いましたが、ご多分にもれず一般公開日には、スタッフはおらずなんなんだかよくわかりませんでした。Luxon railadventureというのを見つけてようやくわかりましたが、イベント車両のようですね。ここまで手をかけてレストア(というよりは改造?)するのならもっと新しい種車もありそうですが、インテリアやエクステリアをいじるのはできても、ドームの部分を作るのはそう簡単ではないのかなとも思いました。私も昔のままに再現する方いいなと思う一人です。しかし世の中、鉄道趣味を持つ人よりは、そうでない人の方が多いってことなんでしょうね。
by Berliner (2012-09-26 18:13) 

Akira

こんばんは、Berlinerさん。

まさに仰る通りで、ここのウエブサイトを覗くと、中々ノーブルな世界を演出しているチャーター会社のようです。そこの目玉車両としてならこのドームカーは不足がないでしょう。
オリジナルの姿に戻すのは、ファンの願いでもありますが、歴史的遺産の保全という意味に於いても価値のあることだと思います。
by Akira (2012-09-26 21:21) 

深山苧環

こんばんは

これだけ見せられればシックで良いな~と思いますが・・・
オリジナルを知っているものとしては,やはりどうしても一言二言余計なことを言いたくもなりますね.
ラインゴルトの車輌に関してはTEE色以外譲れません.

私のメルクリン歴はプラボディの103と4090から始まりました.
4090は走らせるよりも屋根とドームを外して中を覗き込み,自分が乗客になったつもりで見たこともないドイツの車窓風景を空想するのが好きでした.
by 深山苧環 (2012-09-26 21:58) 

Gut

こんばんは。
50年の歴史を感じさせないほどレストアされていますね。
馴染みの姿とは違うドームカーに違和感を覚えるのは私も同様ですが、これが現実的な生き残る術なのかとなぁとも思ってしまいます。
それでも、日本に比べればこうした歴史的車輌の多くがイベント用としてでも動体保存されていることは見習うべきことと思ってしまいます。
by Gut (2012-09-26 22:39) 

Akira

おはようございます。コメントありがとうございます。

> 深山苧環さん

そうなんですよね。私としては、このドームカーは1次形(狭窓)なので、青/クリームのF-Zug色がいいなぁ...と。

私も鉄板モデルの4090を小学生の頃親に買ってもらって、しばらくスタートセットの89形に牽かせて遊んでいましたが、中学生になってお年玉やら小遣いやらを貯めてようやく103.1形(3054)を買ったクチですので、ドームカーは愛着もひとしおで、実車(と言ってもMittel Thurgau仕様でしたが)を初めて見た時は足がすくむ程感激したのを憶えています。

私もドイツの鉄道はメルクリンから知ったので、実車を見た時メルクリンの実物という感覚でした。

> Gutさん

仰る通りかも知れませんね。もし引き取り手がなければ、解体されないにしても、留置されて老朽化が進むでしょう。こうして姿は変えても実際に運用されるほうが良いのかも知れません。
by Akira (2012-09-27 08:26) 

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