43883 DB AD4üm-62 / Ep.III：Spielkiste：SSブログ

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48058 TWA (DB) Habii..｜43883 DB Av4üm-62 / .. ブログトップ

43883 DB AD4üm-62 / Ep.III　[Maerklin-Reisezugwagen] [編集]

今回手元に届いたモデルのハイライト。２つのF-Zug "RHEINGOLD"セットの１つ（43883）、その中のドームカーを紹介したい。
これに合わせた電気機関車E10.12（37106）が届いてから随分と経ったが、ようやく全てが揃った。
28,2cmドームカーモデルのプロポーションは美しい。

▲ ドームカー中央側面には"RHEINGOLD"の文字が金色で印刷されている。

▲ ドーム部分の俯瞰

このドームカーは、それまで戦後製とは言え、華やかとは言い難いUIC-Xタイプの１等区分室車（A4üm）と戦前生まれのSchürzenwagen食堂車（WR4üe-39）で組成された編成で、ドイツの看板列車というには見劣りのするものであった。そこで1962年、当時のDBが総力を挙げて開発した豪華新型客車として登場させたのが、この客車モデルセットのオリジナルである。その中でもライン河畔の眺望を堪能出来る展望室を持ち、視覚的にもハイライトとなったのがドームカー（Aussichtwagen）である。それまでの食堂車だけではなく、１両に、区分室、バー、列車秘書室、荷物室、そして中央２階部分はガラスドームの展望室からなる、５つの機能を持った車両である。基本的に食堂車厨房側とドームカーのバー部分が隣り合わせで組成され、バーでの供食も可能となっている。
この新型客車の登場で最初に運用に就いたのがF-Zug "RHEINGOLD"で、他のF-Zugがコバルトブルー一色塗装の中、コバルトブルーに腰から上をクリームとしたツートーンの塗り分けは明るく目立ち、DBの看板列車として名実共に再び世界に誇れる列車の１つとなったのである。

モデルの車端部分である。Ep.III表記では、車端部分にRICラスターや車体番号などが表記されている。

その車体表記である。丁度先日紹介したEisenbahn Journal別冊「RHEINGOLD」の表紙に同番号の実車写真が掲載されている。モデルのRICラスターでは、ドイツ（D）の他、スイス（CH）、オランダ（NL）の他、イタリア（It）が表記されているのに対し、実車写真では「It」が記されていない。いずれにしても多電源仕様である。

車体番号は、「10 433 Kar」とモデルには表記されている。ここで気づいたのだが、以前リリースされた同色同形モデルの車体番号は「10 551 Kar」（43880）と「10 552 Kar」（T23412）であったため、この違いについて少し調べてみると興味深いことが確認できた。実は、1962年当初初回落成分については、異なる車体番号が記されていたようである。それは1962年当初のみで、1963年には新しい車体番号に変わったということである。Ep.III表記当時、客車形式が異なる場合でも座席車は連番となっていて、例えば、当初の計画では１等区分室客車（Av4üm-62）の最終番号が「10 410」で１等開放室客車（Ap4üm-62）の最初の番号は「10 421」と、そこには10両分のAv4üm-62用の空きがある。その後製造車体数の計画が増えたため、空き番号を増やしたことによって番号が変わったと考えられる。このモデルの車体番号は、落成当初の仕様のため、初期短期間のみ使用された番号になったと推測できる。（これは、雑誌表紙の実車同形車両の写真で存在が確認済み）で、モデルの「10 433 Kar」であるが、変更後は「10 553」である。そのあたりは流石メルクリン、実車では車体番号が以前のモデルとダブっていない。