43883 DB Av4üm-62 / Ep.III [Maerklin-Reisezugwagen]
F-Zug "Rheingold" セット1(43883)とセット2(43873)、そして牽引機E10.12(37106)の3アイテムの外箱には、上画像の昨年2012年がRheingold 50周年記念であるマークが印刷されている。これは、これらモデルが1962年当時の仕様を意味するものである...と、前回のドームカーの形式番号表記で理解できたことである。今回は、セット1のドームカーを除く2両が同じ1等区分室車(Av4üm-62)なので、まとめて紹介しようと思う。
[10 401 Kar]
画像は廊下側である。ショーティでありながら、プロポーションは実車さながらである。区分室窓数も9枚と1等UIC-X客車の10枚より1室分少なく、DBが威信を掛けて設計した余裕を感じる贅沢な作りがモデルからも伝わって来る。
妻部分の側面画像。製造最初のグループなので、もちろん丸屋根である。エアコン用空気取入口は小型。
この形式の初号車両である10 401 Karの番号が記されている。1963年の改番でも62系列客車としては、最初の番号のため同じ車両番号である。製造は、DonauwörthのWMD(Waggon und Maschienenbau GmbH)社である。
台車はMD33。車軸発電機は1台車に1機装備されている。
REV表記は、1962年5月26日である。これも落成日と考えられる。
サボは、やや斜めに印刷されているのが惜しい。162号車で、ドームカー同様Dortmund - Basel SBBの表記が印刷されている。
手元の資料では、Avmz 111.0「19-80 001」として、現在Neuenmarkt-WirsburgにあるDDM(Deutsche Dampflokmuseum)で保存。
[10 403 Kar]
画像は、区分室側。均整の取れたプロポーションである。
妻部分の側面画像。丸屋根である。小型エアコン用空気取入口、台車などは、10 401 Karと同様。
この形式の初号車両である10 403 Karの番号が記されている。改番時の番号についても10 401 Karと同様、同番号である。製造は、DonauwörthのWMD(Waggon und Maschienenbau GmbH)社である。
この車両も廃車されず、Avmz 111.0として在籍している。動態保存対象?
サボは、163号車、Dortmund - Basel SBBである。
REV表記は、1962年5月20日である。車両番号は3番目でも落成は少しばかり早かった?
手元の資料では、Avmz 111.0「19-94 003」として、現在MönchengladbachのCentralbahnで予備車として在籍。
なお、このモデルは室内照明用の集電シューが装備されている。
参考資料:RHEINGOLD / Eisenbahn Journal Special 1-2011
参考サイト:Schnellzugwagen-Set 1 "Rheingold 1962".
http://www.maerklin.de/de/service/suche/details.html?page=&perpage=10&level1=2341&level2=2346&art_nr=43883&search=1&era=0&gaugechoice=0&groupchoice=0&subgroupchoice=0&catalogue=0&features=0&searchtext=&backlink=%2Fwww.maerklin.de%2Fde%2Fservice%2Fsuche%2Fproduktsuche.html
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