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43873 DB Av4üm-62 / Ep.III [Maerklin-Reisezugwagen]

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少し間隔が開いてしまったが、F-Zug "Rheingold"セット2(43873)の最後のモデルである1等区分室車(Av4üm-62)について記してみたい。
このモデルの形状は、セット1(43883)の同形モデルと同じと言って良い。違いは製造番号などの印刷だけであろう。

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車端部分側面の画像である。これも同形モデルと同様。台車はMD33形。

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このモデルが最も特徴的な部分が上画像のサボの印刷であろう。列車名「Rheingold」と号車番号「Wagen 82」の位置は他車と同様。行き先については、Amsterdam CS から Basel SBB - Gotthard - Milano C行きと長距離ランナーである。出発から終点迄数多くの機関車によって牽引されるのであろう。

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車体中央の「DB」マーク。印刷精度は高い。

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他車同様もちろん多電源仕様である。車体番号は「10 402 Mü」である。1963年の改番でも62系列客車としては、最初の番号のため同じ車両番号である。製造は、DonauwörthのWMD(Waggon und Maschienenbau GmbH)社である。

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このモデルは、集電シュー付きである。ここから電極付きドローバーを介して他車に給電されるが、外しにくいのでRTSカプラーに付け替えるのが良かろうと思う。

セット1(43883)とセット2(43873)を繋げると6両編成になる。以前単品でリリースされたメルクリンとTRIXモデルは、各1種であったので8両であったが、食堂車やドームカーは各2両となり、また区分室車は同じく2両になるので、編成を作ることが難しかったが、今回のセットは編成が組めるように出来ており、かつ、以前リリースされたモデルと番号が被るのは食堂車(それもTRIXモデル)のみと良心的な配慮がなされている。実際の編成は、調べてみるとDuisburg Hbf - Basel SBBでは、丁度この2つのセットの6両や1両増結された7両が当時の写真などで確認出来る。
一方で、Dortmund Hbf - Duisburg Hbfやオランダ国内の編成は、UIC-X客車が組成されているのだが、メルクリンではリリースされていない53系列客車であるため、この客車の登場が待たれる。

いずれにしても、このセットのリリースでようやく胸のつかえがおりた気のするF-Zug "Rheingold"である。

参考文献:RHEINGOLD / Eisenbahn Journal Special 1-2011

参考サイト:Schnellzugwagen-Set 2 "Rheingold 1962". / メルクリンドイツサイト
http://www.maerklin.de/de/service/suche/details.html?page=&perpage=10&level1=2341&level2=2346&art_nr=43873&search=1&era=0&g
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