SSブログ

Schürzenspeisewagen / DSG Ep.III のまとめ [Maerklin-Allgemein]

b14256.jpg

今迄SchürzenwagenのEp.III時代の食堂車は、同シリーズの座席車などと共に纏めていましたが、食堂車の車籍がDBではなくDSGであり、かつ等級の存在しない食堂車ではEp.IIIaとIIIbで分類するのは、ややナンセンスであり、以前から食堂車だけでも分類したいと考えていました。DSGの車両保有は、戦後DB発足時から、1966年の車籍をDBに移管するまでの20年足らずです。しかしながら、車体横に大書きされた「DSG」の文字からしても、その存在感は列車の華として充分で、DSGに敬意を表す意味でも今一度改めて「DSG食堂車」として以下にまとめ直しました。

WR4üe-39b.jpg
▲ クリックすると拡大画像が見れます。

上の表を見ると同じEp.III時代の同形式食堂車ながら、様々なバリエーションがあることがわかります。
さらに詳しく見てみると、同じEp.III時代でも、1950年代前半から半ばに掛けてはGörlitz III Schwer台車、エアコンなし、折畳式貫通幌、屋根上尾灯台座などの特徴が見られ、1960年代に掛けて、MD台車、エアコン付き、ゴム幌、屋根上尾灯台座撤去などの変異が見られます。エアコン付きの仕様では、厨房設備が石炭レンジから電気レンジに変更されていることに伴い、厨房窓のガラス製換気スリットが消滅していますし、屋根上の煙突などの撤去も同時に行われているのが特徴で、1960年頃を境にしたGörlitz III SchwerからMD-33台車への交換とエアコン設置+電気レンジ化が大きな改造になるのではないかと推察できます。
ただ、各車両モデルがが全ての部分で変更されるわけではなく、一部で変更があり組み合わせのバリエーションとなることもわかります。更に1960年代半ばから屋根色や文字色がシルバーから象牙色に変更されるなどエクステリアの部分でイメージが一新される興味深い変遷の跡を発見できます。
以下は、各車両モデルの記事ページ(或いはメルクリン公式サイトページ)にリンクしています。


[食堂車(DSG)/ Rubinrot]
43929 WR4ü(e)-39 | DSG 1152 | "Hans Sachs"
43918 WR4ü(e)-39 | DSG 1157 | "Merkur"
26554 WR4üg(e)-39 | DSG 1157(ウエザリングモデル)| "Merkur"
43242 WR4ü(e)-39 | DSG 1160
T23336 WR4ü(e)-39 | DSG 1173 | "Rheingold-Expreß"
43969 WR4ü(e)-39 | DSG 1174
43279 WR4ü(e)-39 | DSG 1175 | "D 182"
43209 WR4ü(e)-39 | DSG 1179 | "Loreley-Expreß"
43237 WR4ü(e)-39 | DSG 1180 | "Rheingold-Expreß"
42941 WR4ü(e)-39 | DSG 1181 | "Riviera-Express"

*なお、このモデルはR1=360mm半径の線路の両側にカーブに合わせた高架線桁(K式レールの場合には、品番7267)を取りつけると、裾部分が高架桁の手すりに引っ掛かり通過できないという報告を貰っています。ご注意ください。

Special Thanks: Sさん

参考サイト:WR4üe-39 - Variationen von Märklin/TRIX / Modellbahn.net

[EDIT] 2021-1-3
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0