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mfx+ "Profi" Modus (37358 / BR101) [Maerklin-Zubehoer]

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前回紹介したBR101(37358)のウリは「mfx+」デコーダーの新しい機能をCS2で行えることである。折角なので、今回はそのシミュレータ機能を使ってみたインプレをしてみようと思う。

まず、この機能を使うことの出来るCentral Stationは、製品番号60213/60214/60215のCS2で、かつファームウエアバージョンが、V 2,5以上となっている。現在正式版のファームウエアアップデートは、V 1.6.4 (3)のため、これでは機能しない。現在配信されているインターネット経由での最新版はV 3.0.1(1)は、機能するがβ版扱いである。

機関車を呼び出し、レンチマークを触れると、いつものように上画像が表示される。しかし、他のデコーダーと異なるのは、画面右の「速度計」の下に「Spielmodus」が加わったことである。そこを開くと4種類の「遊び方」から選択ができる。

Standard(スタンダードモード):今迄のmfxデコーダーと同じ操作。
Halbprofi(セミプロモード):コントロール画面は同じだが、「砂量」「燃料」などの機能表示付き
Profi(プロモード):シミュレータ画面で電気、ディーゼル、蒸気機関車の運転台が表示される。制御は、実車と同様に操作。
Spezialist(スペシャリストモード):モデルをこのモードで運転する場合、機関車の位置を把握出来るリードコンタクトなど正しく設置されたレイアウトであることが前提。

*今回は設備されたレイアウトがないため、「Profi」を選択。

「レ」を触れることでコントロール画面に戻る。

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▲ mfx+デコーダー付きのBR101(37358)を呼び出したもの。「Control」画面では、ほとんど違いがないが、「137 Kg」と「Sand」の文字、レンチマークの右側にシミュレータ(a)とスタンド(b)が見える。

上画像の「137 Kg」と「Sand」は、この機関車の残りの砂量である。砂量が「0」になるとこの機関車は走らない。
101形のような電気機関車は、「砂量」だけに気を遣えばよいので比較的運転はラクといえようか。ディーゼル機関車だと、更に「軽油量」が加わる。蒸気機関車は、「水量」、「蒸気圧」などもあって操作は更に難しいと思われる。

レンチマークの右に新しいマークが2つ表示されている。中央のマーク(a)は運転台(シミュレータ)画面へ移動するときにタップする。左側のスタンドマーク(b)は、「砂量」を表示/追加する画面へ移動する時にタップする。

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まず、スタンドマーク(b)をタップすると上画像の画面になる。「砂量」がグラフで表示されているので、最初にスタンドマークをタップして「砂量」を満タンにしておくのが良いと思う。

満タンになったら「レ」をタップしてコントロール画面に戻り、中央の運転台(シミュレータ)マーク(a)をタップすると、いよいよ運転台画面に移動である。

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上画像が、運転台(シミュレータ)画面である。これは機関車タイプによって画面がことなるようである。101形は電気機関車なのでICE1運転台のようなグラフィックである。

ただ、この状態では全く機関車は動かない。まず、下段に並んでいるスイッチの左から6番目にある「An/Aus」(メインスイッチ)(c)を上側になるようにタップする。さらに、上段右側のパンタグラフのマークが記されているパンタグラフ昇降スイッチ(d)を白い部分が左側に回すようにタップする。(ちなみにモデルのパンタグラフは昇降しない...)

以上が、この機関車を動かすための最初のステップである。

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すると、計器類に速度計やら電子運用表やらが表示される。「砂量」は右側の速度計などが表示されている画面の左側にグラフで表示されている。ここには実車同様、運転者へのメッセージなども表示され、ちょっと高揚感も上がって来たりするが、肝心の速度計や電圧計などのアナログ表示っぽい計器類の文字が大きすぎたりして判別不能だったりするのがβ版らしいところか。後に改善されるべきところであろう。

左側の表示板には電子運用表が記されていて、現在の経過時間と各駅の通過(到達)予定時間が表示されている。「ダイヤ通り走れ」と言う意味らしい。(駅名はABCDと並んでいるが、ハイフンの後には、最初の文字に合わせた現在のドイツの駅名になっているところが面白い)

左表示板下の矢印は進行方向である。変えたい時には矢印をタップする。
画面上段左右にある四角い箱のピクトグラムは、モデルのファンクションスイッチである。

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走行は、下段左から4番目のレバーを上になるようにタップする。するとモデルも動き始める。(最初はちょっとした感動を憶える..)ブレーキは、走行レバーの右隣のレバーを下になるようにタップする。するとブレーキ音とともに制動する。

走行を始めると、窓の外の景色が走ってるような動きをみせる。実車が運転士の操作不能時に制動が自動的に掛かるように、このシミュレータでも同様に下段左から3番目の「SIFA」ボタンを定期的にタップしなければならない。これを怠ると右表示板画面上に赤文字で「SIFA(X)」と表示される。(X)の数字が(0)になると、急停止となるので注意。(一説では、CS2本体のスピーカー端子に外部スピーカーを接続すると、実車同様「SIFA SIFA...」と音でも警告されると聞いたのだが、イヤホンを接続したところ無音であった。)

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走行中に時々移動する景色上に「スタンド」マークが表示される。もし「砂量」が0になれば走れないので、表示が出たとき、停止してこのボタンをタップすると「砂量」を増やすことが出来る。
なお、シミュレータ画面からコントロール画面に戻りたい場合は、画面下段一番右側に赤色の「X」をタップすれば良い。

上画面では、残り1駅であるが、予定時間が「01.00」に対して、現在時間が「01.02」と既にオーバーしている。この後も随分時間を掛けて走ったのだが一向に終着しなかった。途中で諦めたのだが、そう簡単には、うまく運転出来ないのである。また、シミュレータで運転していると注意(視線)が画面のみにいってしまい、本来の鉄道模型を見ながら運転と言うことが、少なくと最初の時点ではできない。シミュレータ運転に慣れてしまえば、それも可能かも知れないが、色々な意味で鉄道模型とシミュレータ運転の面白さと大変さ、そしてやや矛盾も感じたのである。

今回運転した電気機関車は、シミュレータの中でも最も易しいと思うのだが、これで蒸気機関車の運転など出来るのだろうか?とも感じた次第である。運転の習熟度によっては面白くもなるかも知れないし、レイアウトを整備して「スペシャリストモード」での運転、また計器類の表示なども改善されれば、更に楽しみは広がる可能性は秘めているとも思う。
今後に期待しつつ、次は蒸気機関車の運転も試してみたい。

[ご注意] ここに記す設定など操作については、すべて個人で行ったものです。これら操作を行う場合は各自の自己責任においておこなってください。
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lucky_k.k

akiraさん、おはようございます。

私は、BR152のmfx+をオーダーしてしていますが、
すごく楽しみです。

これでだけ精緻だと画面に張り付きで、車両を見られないですね。
でも納期は先になりそうです。
by lucky_k.k (2013-06-22 08:19) 

Akira

おはようございます、lucky_k.kさん。

仰る通りで、最初は画面に張付きます。なので、他の車両を外すなど事故回避対策の上で走らせるのが良いかもですね。でも、シミュレータとしての面白さは味わうことができます。
今の前方車窓画面が車載カメラ付モデルと連動するなどすれば、よりリアルな運転が楽しめそうです。(出来るかどうかは?ですが...)
by Akira (2013-06-22 08:57) 

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