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AlbtalbahnのUEF (ExDB) 01 1066 / Ep.IV [欧州鉄道]

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昨日の記事で紹介した「ヨーロッパ鉄道旅行」本で、拙著のAlbtalbahnの項では主に58 311の写真が出ているが、実はもう一つBR58とは別の蒸気機関車も入線することがある。その写真がこの本のカバーの後ろ側にレイアウトされている。(私もこれに気づいたのは手元に届いてから暫くしてから..なのでちょっと気付きにくいかもしれない。)

上の画像は、その時に撮影した別の画像。ちょっと露出不足で形式もわからない画像であるが、これはBR58と同じUEF(ウルム鉄道愛好会)所有の01 1066である。このAlbtalbahnは、この本にも記してあるが、AVG(Albtal Verkehrs Gesellschaft)でKVV(カールスルーエ交通連合)に属している。つまり、カールスルーエのトラムの1部でもある。その路線に蒸気機関車が入線しているところが興味深い。カールスルーエは2電源トラムが有名で、ICEと一緒の路線を走っている画像なども良く取り上げられているが、私としてはそれ以上にこのAlbtalbahnでAVGのトラムと並んでいるBR01.10やBR58がより興味深いのである。

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これも同じ01形の画像である。ウィッテデフ、3気筒シリンダなど01.10形であることがよりわかると思う。

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客車を従えてEttlingen Bf.を発車するシーンである。線路はトラムに合わせて芝生が敷いてある。ドイツでは様々な形で鉄道とトラムの融合が図られている。この01形牽引列車もDB路線から直通してきた団体列車である。ドイツの数多くの保存鉄道は、独特の個性を持っていて、ここも興味深い蒸気保存列車を運営している1つの好例であると言えようか。

さて、この01 1066であるが、少数ながら1997年にメルクリンから37101としてリリースされている。それもDBではなく画像の機関車と同じUEF仕様である。私も1度だけこのモデルを見たことがあるが、キャブにあるUEFの銘板もしっかり再現されていて素晴らしい出来であったことを憶えている。

タグ:BR01.10 UEF AVG Ep.IV KVV
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Berliner

ほんとうに面白い写真ですね!
でも路面電車の線路・軌道敷に蒸気機関車を載せて大丈夫なんですかね。信号システムや曲線半径、車両限界なども。大丈夫だから実現しているのでしょうが。
古い写真で、ハンブルクだったと思いますが、本線用の列車が旗を持った誘導員を先頭に路面電車のレールを徐行しているのを見た覚えがあります。
by Berliner (2013-07-09 01:36) 

Akira

おはようございます、Berlinerさん。

元々Albtalbahnは、軌道ではなく鉄道線でした。そこをトラムと同じ直流750V電化しトラム車両を走らせたので、写真は軌道に見えますが立派な鉄道線です。(トラムは最高時速80Km/hだったかで、この路線を走ります)
あと、撮影地のEttlingenからカールスルーエ方面には、蒸気機関車は走りません。EttlingenからDBへの連絡線があって、蒸気機関車列車は連絡線経由でDB路線から入線しています。

ハンブルクについては私は見ていないので何とも言えません。軌道線の急曲線など物理的に通過不能な場合は無理でしょうが、案外両者が走れる区間と言うのはあるのかも知れません。それが合理的と捉えられれば、そういったことも案外実現されやすい環境なのかも知れませんね。
by Akira (2013-07-09 08:19) 

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