ÖBB Rh 1042 / Ep.IV [欧州鉄道]
大目玉が魅力の電気機関車と言えば、このRh 1042 / ÖBB が浮かぶ。撮影は1991年の初夏。ミュンヘン中央駅では、Rh 1044ばかりで中々お目にかかれないが、オーストリアではローカル列車運用に就いているので撮影できた。ちょっと逆光ぎみで美しい画像とは言えないが、この大目玉はそれでも魅力である。
このRh 1042 663は、その後プッシュプル運転用に改造され形式もRh 1142に変更されたようである。塗装もおそらく変更され、前照灯も小型に変わったかも知れないが、詳細は不明である。
この時はミュンヘンからのガラス電車旅行に申し込んだが、車両が故障で代わりに111形機関車+Bpmz1両という残念な編成に変わって私も落胆していた時である。しかし、親切丁寧な旅行添乗員氏の案内もあって、折角のチロル地方への小旅行を楽しむことにしたのである。
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撮影場所は、確信は持てないが時期的にミュンヘンでインターンシップをしていた時と重なるので、チロル地方のÖtztal Bf.であろうか。Ötztal Bf.はInn川と平行しているInnsbruckとBregenzを結ぶ路線の途中の小さな村である。私達は、ここから冬はスキー場となる雪の代わりに草花で一杯のゲレンデをリフトで上り、放牧している牛やチロルの山々の眺めを堪能して再び帰路についた。撮影したのは帰りの列車を待っている時だと思われる。列車は午後の日差しを浴びてのんびりした様子である。
この時、初めての団体旅行に申し込んだのだが、また利用してみたくなるほど楽しい日帰り旅行であった。結局、その後、仕事以外では、こういった団体旅行に参加できずに帰国してしまったのであるが...。
モデルは残念ながらメルクリンからリリースされていない。オーストリアモデルと言えば、ROCOの牙城であるが、Taurusも2種リリースされていることだし、Rh 1044/1144と、このRh 1042/1142の2種の機関車が金属製でリリースされてくれば...売れると思うのだが...。
参考サイト:ÖBB 1042 / Wikipedia
http://de.wikipedia.org/wiki/ÖBB_1042
Akiraさん、こんばんは。
1042/1142も、地味ながらなかなかまとまっていて、
私も好きな車両です。1044/1144の側面丸窓か、この
大目玉か・・
1142は672号を2009年にバートイシュルで見かけたのが、
もう4年も前になってしまいましたが、大目玉は健在でした。
新塗装もよく似合っていると感じましたが、旧塗装と、後ろ
に続く客車の色も懐かしいです。
by KAJI (2013-07-17 01:41)
KAJIさん、おはようございます。
1044/1144は、TEE/ECを牽引したり、側面丸窓がヨーロッパの機関車という勝手なイメージを持ったりして魅力的なんですが、大目玉が左右にある独特の顔もまた捨てがたいです。塗装については、新塗装がモダンでグラフィックデザインとしても優れていると思いますが、私自身どうもあのオレンジ色にクリーム帯の旧塗装は、良きオーストリア鉄道というイメージが刷り込まれているようで、捨てがたいんですね。
by Akira (2013-07-17 08:43)