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Familienwagen mit Kinderabteil (EW. IV) / SBB Ep.IV [欧州鉄道]

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1989年3月にドイツからスイスへ鉄道旅行した時のこと。乗車したSBBのIC列車はEW. IVで組成されていて、物珍しさから車内探検をしたのはいつものことであるが、丁度その列車には、Familienwagenなる子供連れ旅行者用の設備を持った車両が連結されていた。好奇心旺盛だった私は、その車両を観察がてら何枚かカメラに収めたので、その時の画像をお見せしたいと思う。
上画像は、車両のデッキ部分の案内表示である。さすがグラフィックデザインの進んだ国スイスらしいビビッドな色使いながら整然としたレイアウトとフォントを使うことで落ち着きのある解りやすい表示になっている。

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画像は、客室側からみた子供室の様子である。SBBのEW. IV客車には6両の同種客車が存在していたが、000-001と002-005の2つの種類があったようである。前者は車両の端に約1/3スペース程、また後者は、車両中央に同程度の子供専用スペースが確保されている。画像の車両はどうやら前者のようである。
ちなみに、外観は、前者が車体横にクマ、後者は窓をメガネに見立てたグラフィックが施されている。

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子供用スペースの画像である。車内には滑り台などの遊具が備えられており、就学前から小学校低学年程度の児童には丁度良い楽しく旅行出来るスペースであると思う。

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出入口デッキを挟んで車端部分にはWCが設備されているが、それとは別にデッキ手前に画像のオムツ替え用スペースも確保されている。これなら小さな子供はもちろん、保護者にとっても長時間の旅行も楽しいものになるであろう。このような設備は、SBBに限らず規模は小さいながらDBのICEにも、またDSBのIC3にもあり、私の子供達が小さかった頃利用したことがあるが、何より良かったのは、他の乗客に気を遣わなくて済むことであった。多少子供が騒いでも専用のスペースなのだから、他の乗客もお互いさまという雰囲気だからである。日本でも少しはこのような設備を持った新幹線なども無い訳ではないと思うが、全てではない。比較的利用者の少ない列車を中心にこのような設備を持った車両があれば、世のお母さん方からは歓迎されると思うのだが...。

さて、この車両であるが、モデルはしっかりとメルクリンから1/100スケールで2種、4236.1/4236.2としてリリースされている。残念ながら私は双方とも手元に無く、1996年を最後に絶版となっている。もし、この車両モデルをお持ちの方は、実車のインテリアが異なるので、是非そのあたりをご教示頂ければ嬉しい。

参考文献:SBB Reisezugwagen- und Gepäckwagen / SBB
タグ:SBB Ep.IV EW. IV
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