43204-3 DSG 22084 WL4ü(e)-39 / Ep.III [Maerklin-Reisezugwagen]
▲ 区分室側
いよいよ43204セットのWL4ü(e)-39形寝台車モデルについて触れてみたい。当時DBの塗装はF-Zugが鉄青色でやや華やかではあったものの、2等客車はドイツの森を連想するFlaschengrün色で、DSG運営による食堂車や寝台車のRubinrot色は鮮やかな赤色でとても目立つ存在であったはずである。
このモデルは区分室の窓には、ロールカーテンの様子が様々な状態に見えるよう印刷されている。
廊下側の側面妻部である。DSGの車体番号は黄色文字で出入口扉横に記されている。これは、「22084」。このモデルの実車は、1937年から製造された20両のDSG寝台車グループ(22070 - 22089)の1両である。戦後は、西ドイツに7両程残りUS軍用(USTC)に供されている。その後DSGに移管され、1966年迄運用、廃車されている。
「SCHLAFWAGEN」は寝台車の意。
画像が暗かったので、画像処理で明るくしたが粗くなってしまったのはご容赦。台車はGörlitz III Schwer。
形式表記類の印刷は、特に以前の同形モデルと比較して品質の変化はないように思う。
形式表記左横の窓下側には「BETTEN BELEGT」(ベット満室)の文字も印刷されているのは嬉しい配慮。(それまでのモデルは文字表記が無く白色)
号車札も印刷されている。寝台車故か「467」号車という3桁数字である。
RICラスターは、航送と19カ国の鉄道入線許可の表記。
車体中央に大きく表記された「DSG」マークとロゴは、自信の現れであるかのようである。
サボには「Köln - Hamburg Hbf - Westerland (Sylt)」とある。この実車はKölnを何時に出発したのか興味のあるところである。
REV表記には、直近の検査日が1962年3月30日。
画像は、車体妻部正面。貫通路はFaltenbalg(蛇腹幌)ではなく、ゴム幌の仕様。
食堂車の妻部と異なるのは、貫通扉の窓の有無であろうか。寝台車は防犯のため夜間隣接の車輛に出入り出来ないよう施錠してあったように記憶している。(確信はないが...)
このモデルも、室内照明と導電タイプのRTSカプラーが標準で装備されている。
折角なので、通電テストをしてみた。電球色のLED室内照明は中々良い雰囲気である。
特に感心したのは、出入口扉横に表示してある「BETTEN BELEGT」の表示である。窓の透明樹脂を通してしっかり明るく表示されていて、その雰囲気が良く出ているように感じた。私がドイツに居た頃に見た限りでは、満室表示はほとんど無く、大抵は「BETTEN FREI」であったが...。
参考文献:
Schürzen-Schnellzugwagen Teil 1 / KIRUBA Verlag
参考サイト:
DSG-Schlafwagen WLA4üe-39
http://www.schlafwagen.net/fr_wlaue39.htm
Schnellzugwagen-Set. / メルクリン・ドイツサイト
http://www.maerklin.de/de/service/suche/details.html?page=&perpage=10&level1=2341&level2=2346&art_nr=43204&search=1&era=0&gaugechoice=0&groupchoice=0&subgroupchoice=0&catalogue=0&features=0&searchtext=&backlink=%2Fwww.maerklin.de%2Fde%2Fservice%2Fsuche%2Fproduktsuche.html
コメント 0