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43252 DSG 22075 WL4üg(e)-39 / Ep.III [Maerklin-Reisezugwagen]

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▲ 区分室側

D475セット(43204)は、2両のDSG寝台車が入っているが、これとは別に増結用として(ちょっと独得な)単品モデルである同形のDSG寝台車(43252)が、同時に告知され別売されているので、今回はこのモデルについて記してみたい。

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▲ 廊下側

このモデルは、以前にも発売告知された時に当ブログでも記事にしたが、デジタルファンクションのついたモデルである。以前にもデジタルファンクションのついた動力の無い客車はメルクリンから幾つもリリースされている。例えば、古くはKellnerwagen(給士客車)と呼ばれるドームカーやTanzwagen(ダンスカー)、またピアノサウンドを奏でるピアノカー、パンタグラフが上下するIC食堂車などなど、動きやサウンドをデジタルファンクションで機能させるモデルである。こういったモデルは大抵1回限りの生産であまり数がないことも特徴である。このモデルもMHI製品として1回限りの生産である。
今回のモデルは、寝台車の室内照明の他、乗客の室内で出すであろう様々な音がデジタルで再生出来るのが特徴である。

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画像は、区分室側車端部である。車体番号は「DSG 22075」である。全20両製造された同形寝台車の1両で、戦後西ドイツ側に残りDSG寝台車として運用され、UIC表記化では「51 80 06-56 075-0」となり1968年に廃車となった。ちなみに、この車体番号の次である「22076」は戦時焼失となっている。

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台車は、Gorlitz III Schwer。後にMinden-Deutzに履き替えられたようであるが、この車両のオリジナルが該当したかは未確認。

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形式などの車体表記。他の同形式モデルと同様である。窓下の「BETTEN BELEGT」(満室)表記も同様。(1両ぐらいは「BETTEN FREI」もあっても良いと思うのだが...。)

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航送と19カ国鉄道の入線許可を記したRICラスター、1962年2月9日の直近検査を意味するREV表記。

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号車番号札は「405」

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サボは、Frankfurt (Main)- Hannover - Hamburg=Altona - Westerland (Sylt)。

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画像は車端妻部。このモデルは、蛇腹式からゴムチューブ式に変更された後の姿。また、モデルのカプラーは導電タイプのRTSカプラーが標準装備されている。

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4枚ある出入口扉の1枚の窓は何故か窓中程の桟がない。他の2両のモデルには全ての扉の窓に桟があるので興味深い点ではある。ただ、これは印刷ミスではないかとも思えるが、検証は出来ていない。

さて、このモデルのハイライトは、何と言ってもデジタルファンクション機能による様々なサウンドである。まだ、モデルを通電して試していないのだが、以下YouTube映像ではこの客車のファンクションが確認出来るのでリンクを貼っておきたい。区分室毎に点灯する室内照明と共に車掌のアナウンスや歯磨き、うがい、あくび、いびき、車掌のモーニングコールなど、様々な音を楽しめる。

https://www.youtube.com/watch?v=q6FQsJNnhyg

参考サイト:
DSG Schlafwagen
http://www.schlafwagen.net/fr_wlaue39.htm
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