4225.2 DB Bpmz 291.2 / Ep.IV [Maerklin-Reisezugwagen]
▲ 洗面所側
▲ 非洗面所側
前回紹介したBpmz 291.2と同じスケール、製品番号(4225)を持つメルクリンH0モデルを紹介します。このモデルは、既に説明した通り1993年から1999年まで7年間リリースされた4225.1の改良形(4225.1)です。
そのため、今回は4225.1と異なる部分を中心に説明したいと思います。
側面で異なる部分は、窓枠でしょうか。4225.1が黒枠の内側に銀色枠を持つ2重枠を再現しているのに対し、4225.2では、銀色枠のみです。
4225.1と大きく目立って異なる部分が出入口扉横の手摺です。4225.2では別パーツではなく車体と一体で成形されています。
4225.1(奥/左)と4225.2(手前/右)の画像です。違いはこれら画像で理解できると思います。
逆に変わらないのは、車体表記です。せっかく金型まで変えたのだから表記も変えてほしかったというのが私の本音ですが、当時はそういったことには無頓着だったように思います。販売戦略的に番号違いをリリースする今なら、そこに価値を見出して変えているように思います。印刷精度は良好です。
RAL色票で塗装色を検証します。このモデルは、4225.1/.2とも色差を感じさせません。(実車に忠実と評価できます)
このモデルの特徴の一つとして屋根が別パーツです。27cmの客車や現在の28,2cmモデルも屋根と車体は一体成形ですが、このモデルは屋根が外せます。(鉄板客車を思い起こさせます)
内装パーツは、少し緑がかった黄色の練り込み樹脂です。この色は、オリジナル時代のシート表皮の黄色と似た色調です。ドイツの春も盛りの5月ごろ、車窓に見える黄色い絨毯のような菜の花畑を連想させる色です。
4225は、1989年の登場から11年間もリリースされたのですが、私個人はあまり長くないと感じているのは、歳をとったせいかも知れません。今はセットのみですが、28,2cmの同形式モデルがリリースされていますが、今後もこのオリジナルのタルキスカラーのBpmzを長くリリースして欲しいものです。
参考文献::Bpmz 291, 292, 293 / WAGEN / GeraNova Verlag
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