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4095 DB Avümz 111 / Ep.IV [Maerklin-Reisezugwagen]

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▲ 区分室側

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▲ 通路側

再び27cm客車の紹介をしてみたいと思います。このTEE客車は、1984年から1988年までリリースされたKoll'sでは4095.2と呼ばれているMD台車が短くなったタイプのモデルです。

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車端部側面の画像です。塗装は、赤色の上にベージュを塗装しているように見えます。色合いは、最新モデルと比較すればその違いは歴然としていますが、かなり明るい色合いであることが画像でもわかります。現在の最新モデルに比べると塗装の粗さがわかりますが、当時としてはこのレベルが普通だったと思います。客室窓の内側に見える金属板は室内照明の台座です。

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車体中央に印刷されているDBマーク、その下にUIC番号、そして形式表記の印刷が見えます。黒色の台枠には各種表記もしっかりと印刷されていますが、やはりその粗さを見ると時代の差を感じてしまいます。
UIC車体番号「61 80 19-70 072-1」の実車は、1971年10月7日にWMD社にて落成。現在廃車になっているかは不明です。また、手元の資料では、車体番号が「61 80 19-70 072-2」と記されています。チェックデジットの計算では、末尾数字「2」が正しいので、モデルの表記は誤りです。
*300Bさんからチェックデジット計算方法を教えていただきました。ありがとうございます。

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RICラスターです。200Km/hの最高速度制限と航送許可マーク、18カ国の鉄道入線許可が記されています。多電源仕様であることがわかります。

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REV表記です。直近で1972年10月7日に検査を受けていると記されています。Münchenの工場で検査されているのでしょうか。

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妻部正面の画像です。尾灯には赤を差し、かつ尾灯の枠部分に黒Hゴムを表現するため黒色を差しています。カプラーは、レレックスですが、クローズカプラーと同じタイプのカプラーヘッドに交換しています。(クローズカプラーではありません)

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この27cmのTEE客車シリーズは、登場当初、色鮮やかな車体色に彩られた長くスマートな車体でこれらTEEモデルの虜となっていました。ただ、リリースされていた当時である私の大学生時代は、なかなか簡単には買えるような状態ではなく、解放室車(4096)やドームカー(4099)、食堂車(4097)など同じ塗装のモデルを手にすることが出来ませんでした。
改めてこの客車を眺めると、そんな思い出が蘇ってきたモデルです。

参考文献:
KOLL'S PREIS-KATALOG MÄRKLIN H0 05/2
Av4üm-62/63, Avmz 111 / "WAGEN" Das Archiv der Deutschen Reisezug- und Güterwagen / GeraNova Verlag
タグ:TEE Ep.IV Gruppe 62 DB
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コメント 2

300B

こんにちは

UICコードのチェックデジットですが1ケタ目から順に2,1,2,1,・・・・を掛けて行って結果を(2ケタの数字は1ケタに分けて)合計し、それを10の倍数から引けば算出できます。

61801970072
21212121212

12 1 16 0 2 9 14 0 0 7 4

1+2+1+1+6+0+2+9+1+4+0+0+7+4=38

40-38=2

正解は「2」だと思われます。
by 300B (2015-09-09 10:43) 

Akira

300Bさん、こんにちは。

チェックデジットの計算式とその結果をありがとうございます。
ということは、モデルの「1」は誤りですね。

記事を修正しておきますね。
by Akira (2015-09-09 11:29) 

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