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T33018 DB WRmh 132.1 / Ep.IV [Maerklin-Reisezugwagen]

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▲ 食堂側

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▲ 厨房側

TRIX EXPRESSの27cmモデルの長距離列車客車セット(T33018)から、今回はそのハイライト132形食堂車を紹介します。
この食堂車の特徴は、TEEカラーではなくD-Zug向けの紫赤色一色の車体に2本の白色のストライプを纏った姿です。さらに、車体の保有がDSGからDBに移行後の仕様のため、中央にはDBマークが記されています。

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車端部側面のディテールです。このセットの座席車両や荷物車に比べて、車体色のトーンは他のモデル同様屋根色が暗いため、重いイメージがありながらも2本の白色のストライプやこの画像にも見える車体側面左右2カ所の「SPEISEWAGEN」の白文字が、他車両との差を際立たせています。

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印刷も精細で、手ブレーキ側(HbrE)の台枠部分に記された「Hier Handbremse」の文字も滲みはなく、ハッキリ読めます。

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車体中央に記されているDBマークとその下にあるUIC表記、そして形式表記も美しく印刷されています。車体番号の「61 80 88-90 109-4」の実車は、全車27両のうち1967年5月10日にWRümh 132「51 80 88-80 230-2」(帳簿上のみ「11 125」)として落成されました。(製造メーカーは不明)1982年5月19日にモデルの番号に改番されています。現在廃車になっているかは不明です。

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RICラスターです。最高速度許可は200Km/hです。航送許可、19カ国の鉄道入線許可がされています。多電源仕様です。

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REV表記は、1982年8月26日が直近検査日となっています。

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妻部正面と、斜めから見たところです。尾灯には赤色を差しています。カプラーは導電タイプのRTSカプラーに変換しています。

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車体色の紫赤色(Purpurrot)をRAL色票と比較してみます。ほぼ同色と評価して良いでしょう。

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折角なので、メルクリンH0の同形食堂車(4094)との比較をしてみました。(上がDB、下がDSG仕様)やはり大きな違いは車体中央に大きく印刷されたDSGのロゴマークです。
両車両に集電シューが見えるのは、室内照明を後付けしているためです。

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左右にレイアウトされている「SPEISEWAGEN」の文字は、1960年代末のDSG仕様と十数年後のDB仕様では異なることがわかります。(上画像左はDSG仕様、右はDB仕様)他には、窓枠が真鍮色と銀色の違い程度でしょうか。逆にそれ以外の部分では違いを見つけるのは難しいです。

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この食堂車は、旧塗装の座席車両とのセットですが、この時代の主役であったタルキスカラーの客車や他国の客車と一緒に組成させて国際運用のD-Zugを彷彿とさせる列車を組成させるのも楽しいです。逆にその方が当時の雑多感もあってリアリティもあって良さそうです。牽引する機関車もDBだけでなく他国の機関車バリエーションを楽しめそうです。

参考文献:WR4üm-64; WRmh 132 / "WAGEN" Das Archiv der Deutschen Reisezug- und Güterwagen / GeraNova Verlag
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