2867 DB (LHAE) Avmz 206 / Ep.IV [Maerklin-Reisezugwagen]
111形の集合写真のブログ記事を記している時、LHAE仕様の111形モデルのセットに同梱されている客車をブログで紹介していないことに気がつきました。昨年、28,2cmの同形客車を従えたLHAEセット(26671)がリリースされているのですが、今回紹介するのは26,4cmモデルのAvmz 206です。
ご存知のようにLHAE(Lufthansa Airport Express)は、国際航路の玄関口であるフランクフルト空港と2カ所の国内拠点都市を鉄道利用で結ぶ列車名称です。車両は機関車も客車もDB所有ながらルフトハンザのCIに基づくエクステリアとインテリアデザインを施していて、車内でのサービスも航空機と同じ仕様、機内食ならぬギャレーで運ばれる車内食、CAの乗務、列車番号もLH番号で、荷物も出発空港から終着駅まで運ばれるなど、「高度ゼロの航空機」と呼ばれるコンセプトのもと、ET403によるデュッセルドルフ線のデビュー時は、世界初の鉄道による航空路線であったこともあり、世界中で有名になりました。デュッセルドルフ線はライン左岸線を走る景勝ルートでもあり、目的地が日本企業が多く集まる地ということもあって、日本でも有名でした。
その2つ目の路線がドイツの自動車産業の中心地とも言えるStuttgart線で、ここを111形が牽引する3両編成のDBの1等区分室車両(Avmz 206)がこの路線を往復していました。後にNBS Bretten - Stuttgart線の開通で高速運転が可能となり、機関車は103.1形、客車も気密構造の貫通幌を装備した、Avmz / Bpmzに変更されたましたが、その客車改造工事も終了して僅かで廃止となる不運となった列車でもあります。
[60 80 84 - 95 596 - 2 / Avmz 206]
通路側から見た車体全景です。
26,4cm(1:100)ながら、良く特徴を捉えたモデルです。LHのコーポレートカラーであるライトグレーと黄色が美しい車両です。
車端部です。この客車は、Eurofima(A9)客車と呼ばれる車両で、DB以外のSNCFやÖBB、SBB、SNCB、FSなど西欧諸国の鉄道会社が共同調達した車両がベースです。そのため、ドイツの車両としては珍しく、FIAT製台車を履いています。
車体横に大書きされた鶴のLHマークと「Lufthansa Airport Express」の文字でアイキャッチの効果とLHのコンセプチュアルなCI効果で、訴求力の高いデザインを実現しています。また、モデルの印刷も良好です。
裾部分に記された車体番号、車籍のDBマーク、各種表記など現在の印刷レヴェルでは精細とは言い難いですが、当時のモデルとしての印刷水準は保っているように思います。
REV表記は、1990年5月21日と表記されています。これは改造日と一致すると思います。
「Abstoßen und Ablaufenlassen Verboten」(突放禁止)の注意表記も見えます。
妻部分正面と妻部から見た車体です。尾灯(赤)と尾灯押さえ(シルバー)は色を差しています。
[60 80 84 - 95 600 - 2 / Avmz 206]
区分室側から見た車体です。
車端妻部横です。
裾部分の車体番号表記とRICラスターです。最高速度許可が200Km/hと記されています。Stuttgart連邦鉄道局、Stuttgart Hbfが所属駅になっています。他国への越境ができない単電源車両のようです。
REV表記には、直近の検査日が1990年5月23日と記されています。
[60 80 84 - 95 597 - 0 / Avmz 206]
これも区分室側です。LHAEの乗車経験はありませんが、Stuttgart Hbfで車内を見学させてもらったことがあります。また、同じ車体を持つDBの1等車には乗車経験がありますが、この車両のコンパートメントは広々とした空間が用意されており、静粛な車内とも相まって快適な旅行ができた記憶があります。
REV表記では1990年5月21日が直近の検査日として表記されています。これは[60 80 84 - 95 596 - 2 / Avmz 206]と同じ表記であることからも、検査日はLHAEに改造された時の日付と考えられます。
[EDIT] 2020-08-17
ご存知のようにLHAE(Lufthansa Airport Express)は、国際航路の玄関口であるフランクフルト空港と2カ所の国内拠点都市を鉄道利用で結ぶ列車名称です。車両は機関車も客車もDB所有ながらルフトハンザのCIに基づくエクステリアとインテリアデザインを施していて、車内でのサービスも航空機と同じ仕様、機内食ならぬギャレーで運ばれる車内食、CAの乗務、列車番号もLH番号で、荷物も出発空港から終着駅まで運ばれるなど、「高度ゼロの航空機」と呼ばれるコンセプトのもと、ET403によるデュッセルドルフ線のデビュー時は、世界初の鉄道による航空路線であったこともあり、世界中で有名になりました。デュッセルドルフ線はライン左岸線を走る景勝ルートでもあり、目的地が日本企業が多く集まる地ということもあって、日本でも有名でした。
その2つ目の路線がドイツの自動車産業の中心地とも言えるStuttgart線で、ここを111形が牽引する3両編成のDBの1等区分室車両(Avmz 206)がこの路線を往復していました。後にNBS Bretten - Stuttgart線の開通で高速運転が可能となり、機関車は103.1形、客車も気密構造の貫通幌を装備した、Avmz / Bpmzに変更されたましたが、その客車改造工事も終了して僅かで廃止となる不運となった列車でもあります。
[60 80 84 - 95 596 - 2 / Avmz 206]
通路側から見た車体全景です。
26,4cm(1:100)ながら、良く特徴を捉えたモデルです。LHのコーポレートカラーであるライトグレーと黄色が美しい車両です。
車端部です。この客車は、Eurofima(A9)客車と呼ばれる車両で、DB以外のSNCFやÖBB、SBB、SNCB、FSなど西欧諸国の鉄道会社が共同調達した車両がベースです。そのため、ドイツの車両としては珍しく、FIAT製台車を履いています。
車体横に大書きされた鶴のLHマークと「Lufthansa Airport Express」の文字でアイキャッチの効果とLHのコンセプチュアルなCI効果で、訴求力の高いデザインを実現しています。また、モデルの印刷も良好です。
裾部分に記された車体番号、車籍のDBマーク、各種表記など現在の印刷レヴェルでは精細とは言い難いですが、当時のモデルとしての印刷水準は保っているように思います。
REV表記は、1990年5月21日と表記されています。これは改造日と一致すると思います。
「Abstoßen und Ablaufenlassen Verboten」(突放禁止)の注意表記も見えます。
妻部分正面と妻部から見た車体です。尾灯(赤)と尾灯押さえ(シルバー)は色を差しています。
[60 80 84 - 95 600 - 2 / Avmz 206]
区分室側から見た車体です。
車端妻部横です。
裾部分の車体番号表記とRICラスターです。最高速度許可が200Km/hと記されています。Stuttgart連邦鉄道局、Stuttgart Hbfが所属駅になっています。他国への越境ができない単電源車両のようです。
REV表記には、直近の検査日が1990年5月23日と記されています。
[60 80 84 - 95 597 - 0 / Avmz 206]
これも区分室側です。LHAEの乗車経験はありませんが、Stuttgart Hbfで車内を見学させてもらったことがあります。また、同じ車体を持つDBの1等車には乗車経験がありますが、この車両のコンパートメントは広々とした空間が用意されており、静粛な車内とも相まって快適な旅行ができた記憶があります。
REV表記では1990年5月21日が直近の検査日として表記されています。これは[60 80 84 - 95 596 - 2 / Avmz 206]と同じ表記であることからも、検査日はLHAEに改造された時の日付と考えられます。
[EDIT] 2020-08-17
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