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218形の煙突位置 [Maerklin-Lok]

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▲ 手元にあるV160ファミリーのモデル。このうち218形モデルは左から2番目から5番目までです。

DBの218形と言えば、旧西ドイツ側での非電化地域を網羅した主力ディーゼル機関車として、どこでも見ることができた機関車でした。新型機関車の登場で最近は数が少なくなってきているものの、今も活躍している場面を見ることができます。
メルクリンでも1960年代からH0モデルの216(V160)形がリリース(一部は218形としてもリリース)され、更には金属製ボディで登場した218形や、その派生形である210形モデルも登場し、あの独特の箱型車体はドイツで最も馴染みのある機関車の1つとなっています。

さて、218形の大きな特徴は屋根から斜めに突き出た排気煙突です。その排気煙突は正面から見て左右に伸びているのですが、その位置は必ずしも統一されていないことに気づいている方も少なくないでしょう。実は私もその一人で、実車でもモデルでも上から見て排気煙突が縦に2つ並んでいるタイプと千鳥配置にレイアウトされているタイプの2つがあることを確認しています。その理由は、この機関車のエンジンの種類によって違うのだろうと考えてはいましたが調べてはいませんでした。

しかし、友人の同じ疑問の指摘もあって少しネットで調べてみたら、良い資料がありましたのでご報告いたします。
このサイトの中のページに218形の技術的な詳細が絵入りでわかりやすく掲載されていました。
これによれば、218形は大まかに記せば、2500PSで最初登場し、後に2800PSのエンジンを積んだ機関車が登場。また2800PS(一部2719PS)の別のエンジンを積んだ機関車もあり、そうした異なるエンジンから排気管のレイアウトも様々ということが確認できました。

ちょっと難しいのが、大所帯であるMTU社製エンジンを積んだ218形が2500PS(TB-10)と2800(TB-11)の2種あり、両方ともレイアウトは異なるものの縦に並んだタイプの煙突を持っていること。千鳥配置の煙突を持つ218形は、3つ(Pielstick社[KHD]、MTU社、Caterpillar社)の異なるエンジンがあり、そのレイアウトも2種になる複雑さです。つまり外観(煙突の位置)を見て、これはどこの何というエンジンを持つ機関車だ..とはわからないわけではないですが、合計5種もあるので難しいです。
搭載したエンジンで車体番号がわかれば良いのですが、それもこのページでは確認できませんでした。
この違い、趣味的にはとても興味深く、かつての国鉄EF58のバリエーションのようで、車体番号によってお気に入りのカマを決めれたりするのは面白いですが、この218形機関車も似たようなものかも知れません。

さて、私の持つ218形メルクリンモデルは、上の画像の左から2番目から5番目の4機のみです。この4機の屋上にある排気煙突のレイアウトは左から2番目のみ千鳥配置で、それ以外は全て並んだものです。
個人的には、千鳥配置のレイアウトが好みではありますが、このモデルは216形に排気煙突を付けた樹脂製ボディの(元)アナログモデルです。
最近は、218形のバリエーションも増え、異なるエンジンを積む仕様が出ても良いとは思いますし、そうなるとエンジンにより奏でるディーゼルエンジンサウンドも違ってくるでしょう。今のサウンドについても実車のエンジン音を起動から生で聴いた経験からはターボチャージャーが奏でるキーンというサウンドが聴こえないのがちょっと寂しい感じがします。

書き換えられる音源がエンジンに合わせて提供されていれば、モデルのさらなる深みが加わって同じ機種でももう1台欲しくなる...なんてメルクリンにとっては購買欲の呼び水になるような気がしないでもありません。かなりヲタクな世界ではありますけれども...w
タグ:Diesellok DB BR218
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