4644 DB(P) Mineralöl-Kesselwagen "BP" / Ep.III(青箱) [Maerklin-Allgemein]
先日アップしたBPタンク貨車モデル(4644)のコメントでNS Eisenbahnさんからご自身でお持ちの同型モデルの画像をいただきました。ご好意で画像を公開する許可もいただきましたので、記事化してアップすることにしました。
以前の記事で、4644は大まかに以下3つのロットの時代があることを記しました。
1967 - 1976年(水色箱・レレックスカプラー)
1977 - 1992年(青箱・レレックスカプラー)
1992 - 2002年(白箱・ショートカプラー)
この画像モデルは、2番目の1977年から92年のモデルにあたるのではないかと思われます。(但し、過渡期のモデルはこれとは別のバージョンもあるかもしれません)
上画像は表記板のアップですが、「Deutsche BP Aktiengesellschaft」と所属会社名が記されています。以前の水色箱のモデルと比較すると格段に精細となり印刷技術の向上が良く理解できます。
ただ、最下段の白帯に抜き文字が印刷されている部分は潰れてしまって判読不能です。現在の技術ならこの部分もクリアに印刷可能かも知れません。
上画像は、このモデルがリリースされていたであろう1978年日本語版カタログの4644です。このカタログにもしっかり価格を記していました。この時点では45XX系貨車はカタログから外れ、前年から新たに樹脂製台枠を持つ44XX系タンク車や冷蔵車、有蓋車などがリリースされています。
さて、気になるのはこのモデルの実車ですが、残念ながら手元にある資料では確認できませんでした。しかしこのカタログにも記されてあるようのドイツの標準型タンク貨車と想像できるので、モチーフとなった車両は存在があるものと思われます。
以下、NS Eisenbahnさんからは、
モデルに容積や長さのレタリングがないものの、プレート表記から容積40立方メートル程度と想像でき、実際、1962年LHB製の軽量構造オイルタンク車に、特徴がよく似た車両があります。
なおプレート右下の表は、積載重量による軸重と運転許容速度、長さ当りの重量の関係を示す負荷制限(許容)表です。たとえばAは積載20.5tなら軸重16tで速度100km/hまで。またグロス重量をバッファが伸びた状態での全長で割った値が5t以内を表します。
との説明がありましたのでご紹介いたします。
Special Thanks: NS Eisenbahnさん
コメント 0