[Vinyl 016] Upstairs at Eric's / YAZOO [Vinyl]
本来ならもっと早く紹介すべきレコードでした。
Yazooのファーストアルバム「Upstairs at Eric's」です。Depeche Modeの作曲担当をしていたVince ClarkeがDMのファーストアルバム発表後脱退して、新たに女性ボーカリストのAlison Moyetと結成した二人ユニットです。DEPECHE MODE時代から彼の作曲するポップでメリハリの効いたサウンドに惹かれていましたが、ここでも彼のサウンドの個性がより際立つようになり、このレコードが出た当時は好んで良く聴いていました。
このアルバムに収録されている「Only you」はシングルヒットを放ち、カバーもされてYazooを知らなくても聴いたことのある人は少なからずいるように思います。
そのYazooも2枚目のアルバムを出してから解散、その後すぐにV.Clarkeは別の男性とユニット「Erasure」を組み、現在に至ります。それが何故かAlison Moyetと声がよく似ていて驚きました。
他に、DEPECHE MODEの作曲担当であるMartin Goreともユニットを組んだりして、様々な実験的なサウンドを求めて活動しています。また、彼の出すレコードレーベルはDEPECHE MODE時代からYazoo、Erasureに至るまで一貫してMUTEレコードです。プロデューサーのダニエルミラーと余程相性が良いのかも知れません。
久しぶりにこのレコードに針を落とすと、懐かしくも古さを感じさせない洗練されたテクノポップが流れてきて80年代を思い出してしまいました。彼の操るシンセサイザーの音色とメロディの美しさのセンスは、一目置いています。
YouTubeにヒット曲の「Only You」がありましたので貼っておきましょう。
Only You / YAZOO
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