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[Vinyl 025] Construction Time Again / DEPECHE MODE [Vinyl]

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DEPECHE MODEの3枚目のアルバム「Construction Time Again」です。1枚目はVince Clarkeが全て作曲、2枚目以降はMartin Goreが作曲しています。2枚目はDEPECHE MODEのイメージを前作から踏襲しているのに対して、この3枚目のアルバムの方向性は、その後の彼らの楽曲として大きく舵を切って独自性が突出してきたように思えます。
例えていうならば2枚目がイギリスの曇り空のようなちょっと暗い音作りでありながらポップで軽快な印象があったのに対して、3枚目以降はその暗さに重さが加わった印象です。

特にこの3枚目と4枚目(Some Great Reward)のアルバムは、「インダストリアル」という新たなジャンルを作り上げた楽曲の印象が強いです。YMOのTECHNODELICでも使われた工場の機械音のサンプリングと同じように、この時代はサンプリングを使った音作りが技術の向上と共にもてはやされたのもあるのでしょう。しかし、彼らのサウンドは、単にサンプリングした音源を使うというだけではなく、DEPECHE MODEという筋の通った音作りの中での活用が彼らを世界的なスターアーティストとして押し上げた原点なのだろうとも思えます。
このアルバム以降は、もはやディスコやクラブで演奏するようなレヴェルではなく英国でもドイツでも北米でも大変な人気アーティストになっていました。

久しぶりにレコードに針を落とすと、つくづく彼らの音作りに惚れていたのだなぁと感慨深い思いに浸りました。私個人はこのアルバムと4枚目のアルバムの2枚は最もよく聞いていたように思います。

Discogs: Depeche Mode ‎– Construction Time Again





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