T24400 DB Kbs 443 + MB O302 / Ep.IV

2007年にメルクリンH0とTRIX H0の２つのブランドで自動車工場を共通テーマ（DAS WERK）にした異なるモデルをリリースする試みは、当ブログでも該当モデルと共に何度か取り上げました。今回はその中でもTRIXからリリースされたメルセデス・ベンツ・バスO302の新車輸送の無蓋貨車モデルKbs 443（T24400）を紹介します。




このモデルは、すでにメルクリンH0の同形モデルを紹介しました。メルクリンモデルとの違いは、車輪が２線式か３線式の違いのほか車体番号の違い、そして積載されているバスの色が違います。車輪については、販売店に事前に連絡しておいたので、TRIXモデルの2線式からメルクリンの３線式車輪に交換してもらっています。
これはメルクリン社の戦略の１つで、同じ形式のモデルを２両以上欲しい場合、車体番号を敢えて変更したTRIXモデルの購入を誘導しています。もちろん２線式ファンには、メルクリンモデルの車輪を２線式用に交換するだけで、２両目の同じ形式のモデルが購入できるという仕組みです。



バスを積載した手ブレーキ側の車端部側面です。手ブレーキ操作用のデッキがあるのがわかります。
また、別添えのステーが車体の左右と前後に立ててあります。紛失しやすいパーツなので注意が必要です。





表記部分です。画像はピントが甘いですが、印刷は精細です。車体番号は「333 3 592-0」です。



車体の隙間から台枠が少し見えています。ここにもしっかり表記が印刷されています。




手ブレーキデッキ側と非手ブレーキ側の正面です。ここにも２本づつステーが立っています。



俯瞰したところです。




積載されているメルセデス・ベンツO302形バスです。これはメルクリン製ではなく、今や同族会社となったSchuco社製のミニカーです。樹脂製ですが、塗装も良く好感の持てるプロポーションを持つ車体です。メルクリンモデルとは塗り分けが同じながらも塗装色が異なり、こちらはアイボリーに赤いラインが入っています。1960年代らしいデザインです。



前面です。バックミラーも忠実に再現されていて良い感じです。



俯瞰したところです。屋根上には小さな明かり取りの窓が付いています。こうした窓は日本のバスでは見たことがありません。

このテーマ（DAS WERK）は、１年限定で生産されました。ドイツを代表する自動車メーカーの工場をテーマにしたとても興味深いアイテムが揃っていました。再びこの同じテーマでさらなるアイテムを出して欲しいと願わずにはいられません。

タグ：TRIX H0 O302 DAS WERK KBS DB Mercedes Benz Ep.IV schuco