T24334 DB Laaes 541 / Ep.IV [Maerklin-Guterwagen]
「DAS WERK」シリーズのメルセデス・ベンツ工場出荷のための車運車Laaes 541(T24334)モデルです。前回紹介したT24333との大きな違いは、積載されているSchuco社製ミニカーの車種です。T24333に積載されているミニカーがSクラスセダンとSLクラスクーペに対して、このモデルは、ミドルクラスセダンとクーペの2種が積載されています。このミニカーの実車は、私の世代では日本でも比較的良く目にした縦目のメルセデスだと思います。
肝心の車両についてですが、2007年に1年限りメルクリンから同じモデルが(47126、46134の)2種、そしてTRIXからも(T24333、T24334の)2種の合計4種のモデルがほぼ同時にリリースされていて、車体番号が全て異なることから、私のように4種とも手元に置いているファンも少なからずいるように思います。もちろんTRIXモデルはデフォルトが2線式のため、販売店で3線式車輪に交換してもらっています。
あくまで私の個人的な感覚..と断っておきますが、メルクリンファンは、TRIX H0などの2線式モデルをメルクリンH0のバリエーション展開の1部として認識していて、車両番号違いのモデルやバージョン違いのモデルを欲しい時にTRIX H0やTRIX EXPRESSのモデルを活用している人が少なからずいると思いますが、逆に2線式モデルを集めているファンは、メルクリンH0モデルを2線式モデルとして活用されていることが少ないのかな...と感じています。(実際はわかりませんが...。)
これは、メルクリンH0が今まで長く交流3線式モデルとしてリリースされているので、同じH0でもメルクリンH0は違う..というイメージがあるため..と感じています。動力車については、TRIX H0でも同じ製品がリリースされていることが多いので、敢えて改造してまでメルクリンH0を購入する必要はないでしょうが、客車や貨車などについては、車輪交換だけで簡単に3線式から2線式になるので、メルクリンH0のアイテムをもう一度見直すのも良いかも知れません。また現在はカプラーポケットもNEM規格準拠のため、他社製カプラーを交換することも問題なくできます。
車端部側面です。他の3種の同形モデルと表記の番号以外は全く同じです。
車体表記のアップです。車体番号は「433 2 732-7」です。このモデルは、この「DAS WERK」シリーズがリリースされた2007年に初めて手にしたモデルですが、既に他の自動車を積載したモデルやちょっと違う形式(Laae 540)などもリリースされています。4種だけでなく、あと4種程度繋げれば16車体の編成となり、十分立派な車運車編成になるでしょう。
このLaaes 541形は2車体で1形式となっています。そのため、2両で1両分として表記されています。このため、右側の車体には中央下部に(左側車体と同じ)車体番号を記しています。
細部の印刷の精細さは他のモデルと同様です。
左右の車体妻部分の正面です。自動車が積載されている状態の方が空車状態より完成された姿に見えます。
反対側(自動車は後ろ姿)から見たところです。側面は逆ですので、手前が車体表記位置になります。
折角なので、メルセデスベンツ・ジンデルフィンゲン工場のKöf IIに牽引させている姿に見立てて撮影しました。私自身、1986年にこの工場見学したのですが、残念ながら鉄道ヤードは見学コースになく、この姿を見ることができませんでした。今は完全密閉車体の貨車に積載されて出発港などに移送していると聞いています。
同梱されている積載自動車(Mercedes Benz W114/W115、C114)を並べて撮影しました。縦目のベンツの威容はミドルクラスであっても、その存在感は小さくなかったです。
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